"インデックスファンドに投資対象にしましょう。
ただし一度に買わず、ドルコスト平均法でコツコツと。
そして無理しない金額で運用しましょう。"
これがこの本で推奨する投資方法になります。
なぜなのか。
その理由について詳しく説明されています。
そして心構えについても。
ただ詳しいだけでなく、
説明にユーモアがあり、
やさしく読めるところがいい。
この本が最もすごいところは、
初版から30年以上経っていても
使える投資方法が書かれていること。
確定拠出年金の積立投資と、
個人口座の積立投資で
実践してますが下落時のストレスを感じていません。
この本の投資方法の欠点を言うなら、この一言に尽きます。
“退屈だ!"
この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
敗者のゲーム〈原著第6版〉 単行本 – 2015/1/24
購入を強化する
【内容紹介】
全米累計100万部を超えるロングセラーの最新版。
プロ・アマ問わず幅広い投資家に向けたメッセージとして、時代を超えて読み継がれる運用哲学のバイブル。
資産運用に、難しい専門知識はいらない
激しく変動するマーケットに右往左往する。当初立てた投資計画を無視して、高値で買って安値で売ってしまう――投資家ならこういった経験があるはずだ。この先、ITバブルやリーマンショックに遭遇したら、どうすればよいのか? 本書はそのための現実的な対応を教えてくれる。
投資で成功するというのは、難しい証券分析などの専門知識や経験を身につけることではなく、ましてや短期的に市場を出し抜こうとすることでもない。市場平均利回りを上回る(=市場に勝つ)ことがきわめて難しくなった今、最も簡単かつ結果の出る方法は、インデックス・ファンドを活用することである。
「運用機関が市場に勝てないのであれば、市場を忠実に反映する、つまり市場に負けないインデックス・ファンドへの投資を考えてみるべきだ。インデックス・ファンドは、面白くもおかしくもないが、とにかく結果が出る。 (中略) 長期的にはほとんどのポートフォリオ・マネジャーを打ち負かしている」 (本書より)
「投資に成功するということは、値上がり株を見つけることでも、ベンチマーク以上の成績をあげることでもない。自ら取りうるリスクの限界の範囲内で、投資目的達成のため、市場の現実に即した長期的な投資計画、特に資産配分方針を策定し、市場の変動に左右されず、強い自己規律の下で、その方針を守ってゆく、ということだ。そうすれば、長期的な経済成長に見合う各資産の長期リターンを獲得することができる」 (訳者あとがきより)
【目次】
序 文 (デイビッド・スウェンセン)
まえがき
第1部 資産運用でまず押さえるべきこと
第1章 運用は「敗者のゲーム」になった
第2章 運用機関の本当の役割
第3章 それでも市場に勝ちたいなら
第4章 「ミスター・マーケット」と「ミスター・バリュー」
第5章 インデックス・ファンドは投資のドリーム・チーム
第6章 運用につきまとう矛盾
第2部 運用を少し理論的に見てみよう
第7章 「時間」が教える投資の魅力
第8章 収益率の特徴と中身
第9章 リスクが収益を生み出す
第10章 効率的ポートフォリオとは
第11章 なぜ運用基本方針が必要なのか
第12章 成功する運用基本方針策定のポイント
第13章 運用成果測定の狙いは何か
第14章 市場予測の難しさ
第3部 個人投資家への助言
第15章 個人投資家にとっての課題
第16章 投資信託、どう選ぶ
第17章 手数料は高い!
第18章 生涯を通じた投資プランを立てよう
第19章 2008年の大暴落
第20章 401(k)投資家へのアドバイス
第21章 人生の終盤で成功するために
第22章 資産家のためのアドバイス
終 章 敗者のゲームに勝つために
おわりに
付録A 運用機関との上手な付き合い方
付録B オリエント急行の殺人事件
付録C 推薦図書
訳者あとがき
原 注
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社日本経済新聞出版
- 発売日2015/1/24
- ISBN-104532356288
- ISBN-13978-4532356286
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
出版社より
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
---|---|---|---|---|---|
投資で一番大切な20の教え | 市場サイクルを極める | スノーボール(改訂新版)〔上〕 ウォーレン・バフェット伝 | スノーボール(改訂新版)〔中〕 ウォーレン・バフェット伝 | スノーボール(改訂新版)〔下〕 ウォーレン・バフェット伝 | |
形態 | 単行本 | 単行本 | 日経ビジネス人文庫 | 日経ビジネス人文庫 | 日経ビジネス人文庫 |
著者 | ハワード・マークス | ハワード・マークス | アリス・シュローダー | アリス・シュローダー | アリス・シュローダー |
内容紹介 | 難しい投資の世界で市場に40年以上にわたって勝ち続けてきた著者が語る哲学に満ちた本書は、投資の基本書として古典となりうる珠玉の名言に溢れています。市場の見方、リスクの捉え方など、根本的かつ重要な投資哲学が1冊に! | 世界的投資家も大絶賛!投資家はサイクルを認識し、評価し、どうすべきかをそこから読み取り、それが示すとおりに動く術を身につけなければならない。『投資で一番大切な20の教え』の著者が勝率を高める王道の投資哲学を説く。 | バークシャー・ハザウェイの会長兼CEOにして、世界で最も尊敬される投資家ウォーレン・バフェット。その知られざる生活、価値観、投資戦略、そして後継者とは? 唯一執筆を許された著者が5年以上を費やした公認伝記。 | 銘柄選択術は、こうして培われた。新たに2章を追加した改訂新版、原註も完全収録! | 「オハマの賢人」が人生のすべてを語る。新たに2章を追加した改訂新版を文庫化。 |
![]() |
![]() |
|
---|---|---|
ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> | 敗者のゲーム[原著第8版] | |
形態 | 単行本 | 単行本 |
著者 | バートン・マルキール | チャールズ・エリス |
内容紹介 | 全世界で読まれている「投資のバイブル」。 1973年の初版以来、全米累計150万部を超え、「投資の名著」として絶賛されるベスト&ロングセラー、A Random Walk Down Wall Streetの最新版。 | 世界累計100万部を超えるロングセラーの最新版。 プロ・アマ問わず幅広い投資家に向けたメッセージとして、時代を超えて読み継がれる運用哲学のバイブル。 |
商品の説明
出版社からのコメント
個人投資家にとって、なぜインデックス投資が優れているのか、そして時間を味方につける長期投資がどれほど効果的かを明快に解説した世界的名著。 NISAやiDeCoなどで積立投資を始める人はもちろん、すでに投資をしている人にとっても有益な内容です。
内容(「BOOK」データベースより)
投資で成功するというのは、難しい証券分析などの専門知識や経験を身につけることではなく、ましてや短期的に市場を出し抜こうとすることでもない。市場平均利回りを上回る(=市場に勝つ)ことがきわめて難しくなった今、最も簡単かつ結果の出る方法は、インデックス・ファンドを活用することである。全米累計100万部を超えるロングセラーの最新版。プロ・アマ問わず幅広い投資家に向けたメッセージとして、時代を超えて読み継がれる運用哲学のバイブル。
著者について
チャールズ・エリス Charles D. Ellis
1937年生まれ。イェール大学卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールで最優秀のMBA、ニューヨーク大学でPh.D.取得。ロックフェラー基金、ドナルドソン・ラフキン・ジェンレットを経て、1972年グリニッジ・アソシエイツを設立。以後、30年にわたり代表パートナーとして、投資顧問会社や投資銀行などの経営・マーケティング戦略に関する調査、コンサルティングに腕を振るう。2001年6月代表パートナーを退任。現在、ホワイトヘッド財団理事長。この間、イェール大学財団基金投資委員会委員長、米国公認証券アナリスト協会会長、バンガード取締役などを歴任。『キャピタル』『チャールズ・エリスが選ぶ大投資家の名言』『イノベーターは死なず』『ゴールドマン・サックス(上・下)』『投資の大原則』(共著)など多数の著作がある。
鹿毛 雄二 (かげ・ゆうじ)
ユージン・パシフィック代表。1964年、東京大学経済学部卒業。同年、日本長期信用銀行入行。長銀インターナショナル(ロンドン)副社長、長銀ニューヨーク信託社長、日本長期信用銀行証券運用企画部長などを経て、1993年長銀投資顧問社長。2000年UBSアセットマネジメント会長兼社長。2003年しんきんアセットマネジメント投信社長。2005年4月より2009年3月まで企業年金連合会常務理事。
1937年生まれ。イェール大学卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールで最優秀のMBA、ニューヨーク大学でPh.D.取得。ロックフェラー基金、ドナルドソン・ラフキン・ジェンレットを経て、1972年グリニッジ・アソシエイツを設立。以後、30年にわたり代表パートナーとして、投資顧問会社や投資銀行などの経営・マーケティング戦略に関する調査、コンサルティングに腕を振るう。2001年6月代表パートナーを退任。現在、ホワイトヘッド財団理事長。この間、イェール大学財団基金投資委員会委員長、米国公認証券アナリスト協会会長、バンガード取締役などを歴任。『キャピタル』『チャールズ・エリスが選ぶ大投資家の名言』『イノベーターは死なず』『ゴールドマン・サックス(上・下)』『投資の大原則』(共著)など多数の著作がある。
鹿毛 雄二 (かげ・ゆうじ)
ユージン・パシフィック代表。1964年、東京大学経済学部卒業。同年、日本長期信用銀行入行。長銀インターナショナル(ロンドン)副社長、長銀ニューヨーク信託社長、日本長期信用銀行証券運用企画部長などを経て、1993年長銀投資顧問社長。2000年UBSアセットマネジメント会長兼社長。2003年しんきんアセットマネジメント投信社長。2005年4月より2009年3月まで企業年金連合会常務理事。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
エリス,チャールズ
1937年生まれ。イェール大学卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールで最優秀のMBA、ニューヨーク大学でPh.D.取得。ロックフェラー基金、ドナルドソン・ラフキン・ジェンレットを経て、1972年グリニッジ・アソシエイツを設立。以後、30年にわたり代表パートナーとして、投資顧問会社や投資銀行などの経営・マーケティング戦略に関する調査、コンサルティングに腕を振るう。2001年6月代表パートナーを退任。現在、ホワイトヘッド財団理事長
鹿毛/雄二
ユージン・パシフィック代表。1964年、東京大学経済学部卒業。同年、日本長期信用銀行入行。長銀インターナショナル(ロンドン)副社長、長銀ニューヨーク信託社長、日本長期信用銀行証券運用企画部長などを経て、1993年長銀投資顧問社長。2000年UBSアセットマネジメント会長兼社長。2003年しんきんアセットマネジメント投信社長。2005年4月より2009年3月まで企業年金連合会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1937年生まれ。イェール大学卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールで最優秀のMBA、ニューヨーク大学でPh.D.取得。ロックフェラー基金、ドナルドソン・ラフキン・ジェンレットを経て、1972年グリニッジ・アソシエイツを設立。以後、30年にわたり代表パートナーとして、投資顧問会社や投資銀行などの経営・マーケティング戦略に関する調査、コンサルティングに腕を振るう。2001年6月代表パートナーを退任。現在、ホワイトヘッド財団理事長
鹿毛/雄二
ユージン・パシフィック代表。1964年、東京大学経済学部卒業。同年、日本長期信用銀行入行。長銀インターナショナル(ロンドン)副社長、長銀ニューヨーク信託社長、日本長期信用銀行証券運用企画部長などを経て、1993年長銀投資顧問社長。2000年UBSアセットマネジメント会長兼社長。2003年しんきんアセットマネジメント投信社長。2005年4月より2009年3月まで企業年金連合会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
登録情報
- 出版社 : 日本経済新聞出版; 原著第6版 (2015/1/24)
- 発売日 : 2015/1/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 264ページ
- ISBN-10 : 4532356288
- ISBN-13 : 978-4532356286
- Amazon 売れ筋ランキング: - 76,029位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 264位MBA(経営学修士)
- - 379位株式投資・投資信託
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
615 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年2月14日に日本でレビュー済み
違反を報告する
Amazonで購入
149人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初心者にも分かりやすく書かれています。
『ウォール街のランダム・ウォーカー』と迷っている方には、是非ランダムウォーカーの方をおすすめします。
そちらのほうが内容的には充実しています。
少々文量は多いですが、ランダムウォーカーを読めば、この本の内容もだいたい網羅できます。
『ウォール街のランダム・ウォーカー』と迷っている方には、是非ランダムウォーカーの方をおすすめします。
そちらのほうが内容的には充実しています。
少々文量は多いですが、ランダムウォーカーを読めば、この本の内容もだいたい網羅できます。
2018年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コストの安いファンドをひたすら持ち続けること、アクティブファンド(プロが投資者に代わって差配して投資利益を目指すもの)はインデックスファンド(日経平均株価などの経済指標に連動した運用を目指すもの)に勝てないことを軸にして論じられています。
ハウツー本ではありません。アメリカ人が書いたものですし、どの銘柄がいいかといったことも書かれていません。
投資の根っこの考え方はこの本だけでも足りるのではないかと思います。
ウォール街のランダム・ウォーカーも有名で、この本の著者も推薦しています。内容がわたしには難しく、どちらかというと投資ブロガーのような専門的な方向けのように感じました。
わたしはインデックス投資をしていますので、いまインデックス投資は勝者のゲームを読んでいます。
今後もこの敗者のゲームを読み返すことになると思います。
ハウツー本ではありません。アメリカ人が書いたものですし、どの銘柄がいいかといったことも書かれていません。
投資の根っこの考え方はこの本だけでも足りるのではないかと思います。
ウォール街のランダム・ウォーカーも有名で、この本の著者も推薦しています。内容がわたしには難しく、どちらかというと投資ブロガーのような専門的な方向けのように感じました。
わたしはインデックス投資をしていますので、いまインデックス投資は勝者のゲームを読んでいます。
今後もこの敗者のゲームを読み返すことになると思います。
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
本書の要旨を極荒っぽくまとめるならば、『個別株投資(投信)はやめときなさい、負けるから』ということです。加えて『故に投資するならインデックス投資(市場平均)への投資がベスト』という結論です。
なんなれば機関投資家(要はプロ)が市場参加者の95%をも占める昨今、世界のベスト&ブライテストが鎬を削る世界で(しかも彼らの多くが残業をも厭わない熱心なプレーヤー)、素人が勝てる見込みは極めて少ないということです。もちろんラッキーパンチはあり得ますが継続して勝ち続けることは不可能でしょう。機関投資家自身すら、割合の95%を占めるに至った自らに挑戦しても勝てないのです。自分自身に勝つべく挑戦している姿を筆者は揶揄して表現しています。
となれば、市場平均に連動するインデックス投資こそが手数料も安く、リーズナブルな投資という事になります。
もちろん、ウォーレン・バフェットはどうだとか言う人はあるでしょう。筆者もそうしたいわゆる『カリスマ投資家』を否定はしません。ただバフェットも不死身ではないし後継者が同じような『カリスマ』である可能性低かろうと思います。同様に他のカリスマを探すにしてもその手間たるや膨大。時間という貴重なリソースを割いてもそれでも見つかるかどうかはわかりません。そうした機会コストを考えればインデックス投資が最良との結論です。
あれ筆者はヴァンガードに居た方でしょ?したらめっちゃポジショントーク(自社商品の売り込み)なんじゃない?という無粋は突っ込みはやめときます。
「いや~絶対もうかりますよ、たぶん」などと支離滅裂なドブ板営業をしていた自らの証券マン時代を鑑みれば、筆者の主張は極々まともであると心から思います。
その他幾つか興味を引くトピックがありました。
例えば「過去の新聞を読め」というもの。1987年ブラックマンデー、2000年ITバブル、2008年リーマンショック等々(大恐慌以前にさかのぼっています)、崩壊前のバブルのユーフォリアは非常に似通っているそうです。
それ以外に年一回の運用状況の見直しのススメ、債券(および債券ファンド)はインフレを回避できない、持株会は買うべきでない等々、よく言われる話ではありますが面白く読めました。
・・・
投資に関する非常に面白い本でした。
ヴァンガードのボーグル氏や本書のエリス氏の著作が相応に売れているにも関わらず、それでもなおレッド・オーシャンたる株式市場に飛び込む猛者が多く居るのはちょっと不思議なことです。人が不合理という事なのか、さもなくばマーケットというロマンに時間と金をつぎ込んでいるのか。よくわかりません・・・。ただ一種のゲーム?として個別株投資は面白いと個人的には感じており、わからなくはありません。
本作、米国での経験をもとに書かれており、どれくらい日本の証券市場に当てはまるのかはわかりませんが、考え方については非常に有用でためになると思いました。
なんなれば機関投資家(要はプロ)が市場参加者の95%をも占める昨今、世界のベスト&ブライテストが鎬を削る世界で(しかも彼らの多くが残業をも厭わない熱心なプレーヤー)、素人が勝てる見込みは極めて少ないということです。もちろんラッキーパンチはあり得ますが継続して勝ち続けることは不可能でしょう。機関投資家自身すら、割合の95%を占めるに至った自らに挑戦しても勝てないのです。自分自身に勝つべく挑戦している姿を筆者は揶揄して表現しています。
となれば、市場平均に連動するインデックス投資こそが手数料も安く、リーズナブルな投資という事になります。
もちろん、ウォーレン・バフェットはどうだとか言う人はあるでしょう。筆者もそうしたいわゆる『カリスマ投資家』を否定はしません。ただバフェットも不死身ではないし後継者が同じような『カリスマ』である可能性低かろうと思います。同様に他のカリスマを探すにしてもその手間たるや膨大。時間という貴重なリソースを割いてもそれでも見つかるかどうかはわかりません。そうした機会コストを考えればインデックス投資が最良との結論です。
あれ筆者はヴァンガードに居た方でしょ?したらめっちゃポジショントーク(自社商品の売り込み)なんじゃない?という無粋は突っ込みはやめときます。
「いや~絶対もうかりますよ、たぶん」などと支離滅裂なドブ板営業をしていた自らの証券マン時代を鑑みれば、筆者の主張は極々まともであると心から思います。
その他幾つか興味を引くトピックがありました。
例えば「過去の新聞を読め」というもの。1987年ブラックマンデー、2000年ITバブル、2008年リーマンショック等々(大恐慌以前にさかのぼっています)、崩壊前のバブルのユーフォリアは非常に似通っているそうです。
それ以外に年一回の運用状況の見直しのススメ、債券(および債券ファンド)はインフレを回避できない、持株会は買うべきでない等々、よく言われる話ではありますが面白く読めました。
・・・
投資に関する非常に面白い本でした。
ヴァンガードのボーグル氏や本書のエリス氏の著作が相応に売れているにも関わらず、それでもなおレッド・オーシャンたる株式市場に飛び込む猛者が多く居るのはちょっと不思議なことです。人が不合理という事なのか、さもなくばマーケットというロマンに時間と金をつぎ込んでいるのか。よくわかりません・・・。ただ一種のゲーム?として個別株投資は面白いと個人的には感じており、わからなくはありません。
本作、米国での経験をもとに書かれており、どれくらい日本の証券市場に当てはまるのかはわかりませんが、考え方については非常に有用でためになると思いました。
2021年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
投資関係で数度痛い目に遭った末にこれで行こうと決めたスタイルが、この著書に収められた内容そのままのものであった。それを再確認することには役に立った。
しかし海外の実用書によくある、特定の要素を説明するうえで具体的な事例・データを大量に並べるような構成。しかもその特定要素というのはそれほど多くある訳でもなく、極論すればこの本の伝えたい内容は1文で済んでしまう。故に、この本のポイントを抑えたと思えたのであれば、残りは全く読まなくても良いぐらい。
紙面は250ページ以上あるが、正直100ページ程度でコンパクトにまとめたものを造り直すべきではないかと思う。
しかし海外の実用書によくある、特定の要素を説明するうえで具体的な事例・データを大量に並べるような構成。しかもその特定要素というのはそれほど多くある訳でもなく、極論すればこの本の伝えたい内容は1文で済んでしまう。故に、この本のポイントを抑えたと思えたのであれば、残りは全く読まなくても良いぐらい。
紙面は250ページ以上あるが、正直100ページ程度でコンパクトにまとめたものを造り直すべきではないかと思う。