もちろん、(少なくとも1巻では)ポジティブ転校生の綾、引っ込み思案の美姫、強気な委員長の翠の3人が主人公なのはわかる。
だけど、「その中でも、本当の主人公は誰なのか。誰を中心として話なのか」がハッキリしなくてモヤモヤしてしまう。
翠がゲーム仲間を得ていく漫画なのか、綾がボードゲームの魅力に目覚めていく漫画なのか、美姫がボードゲームを通じて人との交流を拡げる漫画なのか・・・
それぞれの要素はあるにせよ、「軸」は必要なのかな、と思う。
それと、ボードゲームの説明が中途半端。
もうほとんどルールは説明せず、話の展開の面白さで読ませるか、ルールは完全に頭に入るくらい説明してしまうか、どっちかが良い(前者の方が良いと思う。ゲーム解説の頁が別に取られているし、1話でゲームを説明しきるのは無理がありそうだから)。
後先になっちゃったけど、ボードゲームを題材に選んだのは良い。
「いやー、××に女子高生が揃いも揃ってハマるって無理あンだろ」的な題材の漫画も多いけど、ボードゲームなら友達同士、仲良くハマっても自然な流れだから。
ビデオゲーム全盛の今日でも、人生ゲームやUNO等が消えずに残っているのは、アナログゲームならではの楽しさは不変な証拠。
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