本書は、エイズという死に至る病と闘い、それをコントロール可能な疾患にする道をつけたオランダ人医師・研究者、ユップ・ランゲ博士の生涯の物語である。同時に、地上からエイズを一掃するために、この偉人と共闘した医師・研究者たちのHIV病原菌および社会的軋轢との闘いの物語である。
ランゲ博士は国際エイズ学会会長も務めた。国際エイズ学会参加のため乗っていた旅客機がウクライナ上空で撃墜され非業の死を遂げたため、日本版書籍の表題が「撃ち落とされたエイズの巨星」と一見不思議なものになっている。
HIVエイズ感染が始まってから約40年後の今、新型コロナウイルス感染が広まった。世界中の医師・研究者の闘いが始まった。この書がその闘いの一助になるのではないか。
翻訳が素晴らしく、翻訳とは全く感じさせない読みやすい日本語になっている。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
