新聞の書評で本書を知って、直ぐにKINDLEで購入した。便利な時代である。
本書は楽しく読めたが、むしろアマゾンのレビューの賛否両論が興味深かった。特に否定側の
ご意見に文章を挙げる方が多かった点に考えさせられた。僕自身は結構笑いながら読んだので
文章にはむしろ好感を持っていたからである。
本での文章とWEBでの文章の違いというものがあるのかどうか。大半の方が「ある」と考えると
思うし、僕もそう感じる。
では、その違いに優劣はあるのか。ここからが意見が分かれるところではないか。
「日本語が汚くなってきた」というような話は良く聞くが、言葉というものはそもそも
生き物である。時代の変遷をきちんと反映して変わってきている。そこに良し悪しという判断を
持ち込むことは難しいと僕は思う。文章の美醜を問うということなら分かるが、そこまで行くと
個人の感覚や趣味に近い。趣味の是非を議論することはやや不毛なのだ。
ということで僕は面白く読めたし、面白く読めたこと自体が幸せな事でもある。本書で著者は
ひたすら遊んでいるだけにも見えるし、その通りなのだが、好奇心の有り様には非常に共感
した次第だ。
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