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折り返し点―1997~2008 単行本 – 2008/7/16
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- 本の長さ522ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2008/7/16
- ISBN-104000223941
- ISBN-13978-4000223942
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』から最新作『崖の上のポニョ』まで―企画書、エッセイ、インタビュー、対談、講演、直筆の手紙など60本余を一挙収録。宮崎駿12年間にわたる思想の軌跡。
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2008/7/16)
- 発売日 : 2008/7/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 522ページ
- ISBN-10 : 4000223941
- ISBN-13 : 978-4000223942
- Amazon 売れ筋ランキング: - 49,201位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 444位演劇・舞台 (本)
- - 450位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
38 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年9月23日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
もののけ姫、千と千尋の神隠し、ハウルの動く城、崖の上のポニョまでの12年間に渡る作品作りを企画書、エッセイ、インタビュー、対談、公演などを通してその背景を見ることができます。宮崎駿監督がどういう考えの持ち主かも感じることが出来て面白かったです。ジブリの作品が好きな人で宮崎駿監督がどういう人か知りたいなら読む価値はとても高いです。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
ベスト1000レビュアー
出発点が20年分の話なのに対してこちらは10年ちょっと。
なので密度がすごく薄く感じられる。
そもそもが1987年スタートならともかく1997年スタートの時点で大して面白い話が出て来ないのは明白。
出発点を読んでなくてこの本を買いたいと思った人はまず出発点をお読みください。
それを面白いと思ったらこちらは必ずそれよりはかなり劣るとわかった上で手に取ってください。
なので密度がすごく薄く感じられる。
そもそもが1987年スタートならともかく1997年スタートの時点で大して面白い話が出て来ないのは明白。
出発点を読んでなくてこの本を買いたいと思った人はまず出発点をお読みください。
それを面白いと思ったらこちらは必ずそれよりはかなり劣るとわかった上で手に取ってください。
2008年12月28日に日本でレビュー済み
1997年から2008年までの文章を集めた本書出版は本意ではないと宮崎さんは仰りますが、各章間のダブリ等を差し引いても氏の思想等を深く知れる点でとても貴重な文献です。
私は本書から宮崎さんの「行き過ぎた資本主義社会への憤怒」と「子供達への限りない希望」を深く感じましたが、氏が何に影響を受けて育ったか、生きて(仕事して)きたか、またその思想等がどういったものなのか興味がある方は500ページ強の本書をぜひご一読下さい。
以下、私が印象に残った言葉
・絶望は生命の本質、残忍は生命の本性
・自分の中に人間を罰したいという気持ちがある
・子供の時代に得た何かには決定的な影響力があり、大人の1年間に匹敵するような5分間がある
・アシタカがサンに「生きろ」と言った時に「生きよう」と心に決めたという手紙を子供達からたくさんもらいました
・僕には小さい時から、生まれてきたのは間違いだったんじゃないかという疑念がありました
・子供たちを取り巻く価値観はどんどん数を減らしている。文部省だけじゃなく社会全体が「損得で計算しろ」という一つの価値観に絞り込んだからです
・空気まで取引するのは不遜ですよ。人間が生きて行く為の最も根本の所で「儲かる、儲からない」をやっていては未来はロクなことにならない。儲けだけではない、もっと大切な何かがあるはずです。そうでないと、アニメーションをつくる仕事などは成り立ちません
・(日本人は)誇りも歴史観もない、自分がアメリカという国からどういうふうに思われているかも知らない
・「魂にとって何が大切か」「魂とは何か」それが私達のいつまでも変わらない主題であり、課せられた問いだと思います
・子供たちには三歳まではテレビを見せるなと周りの人に言っている。自分で考える機会を確実に奪ってしまうから
・本当に異常なまでの早さで昭和の軍閥政治は、破局に向かって突き進んでいく。今も世界はそんなふうにたちまちの内に変わっていく可能性がある
・アニメーションの可能性って、商売とか商品化とか、そういうこととは無関係に”志”として存在していたんです
・子供が成長してどうなるかといえば、ただのつまらない大人になるだけです。だけど、子供はいつも希望です。挫折していく、希望の塊なんです
私は本書から宮崎さんの「行き過ぎた資本主義社会への憤怒」と「子供達への限りない希望」を深く感じましたが、氏が何に影響を受けて育ったか、生きて(仕事して)きたか、またその思想等がどういったものなのか興味がある方は500ページ強の本書をぜひご一読下さい。
以下、私が印象に残った言葉
・絶望は生命の本質、残忍は生命の本性
・自分の中に人間を罰したいという気持ちがある
・子供の時代に得た何かには決定的な影響力があり、大人の1年間に匹敵するような5分間がある
・アシタカがサンに「生きろ」と言った時に「生きよう」と心に決めたという手紙を子供達からたくさんもらいました
・僕には小さい時から、生まれてきたのは間違いだったんじゃないかという疑念がありました
・子供たちを取り巻く価値観はどんどん数を減らしている。文部省だけじゃなく社会全体が「損得で計算しろ」という一つの価値観に絞り込んだからです
・空気まで取引するのは不遜ですよ。人間が生きて行く為の最も根本の所で「儲かる、儲からない」をやっていては未来はロクなことにならない。儲けだけではない、もっと大切な何かがあるはずです。そうでないと、アニメーションをつくる仕事などは成り立ちません
・(日本人は)誇りも歴史観もない、自分がアメリカという国からどういうふうに思われているかも知らない
・「魂にとって何が大切か」「魂とは何か」それが私達のいつまでも変わらない主題であり、課せられた問いだと思います
・子供たちには三歳まではテレビを見せるなと周りの人に言っている。自分で考える機会を確実に奪ってしまうから
・本当に異常なまでの早さで昭和の軍閥政治は、破局に向かって突き進んでいく。今も世界はそんなふうにたちまちの内に変わっていく可能性がある
・アニメーションの可能性って、商売とか商品化とか、そういうこととは無関係に”志”として存在していたんです
・子供が成長してどうなるかといえば、ただのつまらない大人になるだけです。だけど、子供はいつも希望です。挫折していく、希望の塊なんです
2009年10月20日に日本でレビュー済み
1997年から2008年の間にかけて宮崎監督が関与した座談会、
インタヴュー、寄稿文などを一冊に編纂したものです。
縄文時代の我々の祖先たちの豊かな営為や
日本中世・室町時代での多様な職種に就く人々の話など、
階級史観や社会進化論といった欧米の思考だけでは捉えらない
複雑だが豊かな日本の歴史を浮き上がらせてくれます。
また、飛行機に関するちょっとマニアックな話が飛び出しかと思うと、
大人が干渉しないという自由主義的な子育て論、
「テロとの戦い」は米国大統領とビンラディンの殴り合いで決めろ(292頁)や
先が見えず答えの見つからない今という時代は「困って生きろ」、
など核心を突く現代社会論が聞けます。
あとがきなどで自分は年取って昔ほど体が動かないと漏らしていますが、
将来つまらない大人になる子供たちには絶対に嘘をつかないという熱い志は
衰えることなく燃えています。
インタヴュー、寄稿文などを一冊に編纂したものです。
縄文時代の我々の祖先たちの豊かな営為や
日本中世・室町時代での多様な職種に就く人々の話など、
階級史観や社会進化論といった欧米の思考だけでは捉えらない
複雑だが豊かな日本の歴史を浮き上がらせてくれます。
また、飛行機に関するちょっとマニアックな話が飛び出しかと思うと、
大人が干渉しないという自由主義的な子育て論、
「テロとの戦い」は米国大統領とビンラディンの殴り合いで決めろ(292頁)や
先が見えず答えの見つからない今という時代は「困って生きろ」、
など核心を突く現代社会論が聞けます。
あとがきなどで自分は年取って昔ほど体が動かないと漏らしていますが、
将来つまらない大人になる子供たちには絶対に嘘をつかないという熱い志は
衰えることなく燃えています。
2009年9月3日に日本でレビュー済み
宮崎駿さんの1979〜1996年までの文章をまとめた前著「出発点」を引き継ぎ
1997〜2008年までの文章、対談、詩編、企画書をまとめた500頁を越える一冊です。
対談相手はロジャー・エバート氏を始めニック・パーク氏、梅原孟氏、網野善彦氏、
中村良夫氏、養老孟司氏、山折哲雄氏、筑紫哲也氏などです。
宮崎さんは、山中貞雄や内田吐夢作品がお好きのようですが
映画の見方一つとっても、軍事史、兵器史を含めた歴史の教養なくしては見落とす事が多い事や
消費者と観客との違いも納得できました。
そしてごく近年に語られたこれらの言葉たちに、宮崎作品に心奪われた過去の思いが甦りました。
みなが前向きに生きる必要なんてない。
誰もが不道徳不健康の極みで生き、死んで行く権利を持ってるはずだ。
特定の教義や教祖を一切信奉せず、しかし日本人として原初から続く宗教心は激しく持っている。
コンテンツ産業や文化交流とは無縁に作る。
名誉と錯覚と思い上がりで自分達の自由を失う訳にはいかない。
破れ続ける傷口を憐れむのではなく、その傷に痛みを感じなくなる事への眼差し。
虐殺されたモーツァルトはいずれ場末の腐った音楽を愛するようになると
サン・テグジュペリは書いた。
自分がすでに穴の空いたそれではないかという懸念は益々強くなるばかりだ。
白蟻の一匹である自分は、虐殺された何者かを抱え
またモーツァルトを虐殺し続けているに違いない。
それでも白蟻は白蟻の言葉で世界の美しさを書くしか無いのだ。
人一倍凶暴で憎悪や憤怒を抱えていると吐露する宮崎さんが、不安と恐怖に満ちていたと云う
幼少の頃からそれらと格闘し、他人を楽しませる事で自身の存在を許されようとした結果
「健全で優しい作品を作る宮崎駿」というイメージが世間に形成されたのかも知れません。
宮崎駿さん及び宮崎作品の理解を深める言葉が収録されている著書だと思います。
1997〜2008年までの文章、対談、詩編、企画書をまとめた500頁を越える一冊です。
対談相手はロジャー・エバート氏を始めニック・パーク氏、梅原孟氏、網野善彦氏、
中村良夫氏、養老孟司氏、山折哲雄氏、筑紫哲也氏などです。
宮崎さんは、山中貞雄や内田吐夢作品がお好きのようですが
映画の見方一つとっても、軍事史、兵器史を含めた歴史の教養なくしては見落とす事が多い事や
消費者と観客との違いも納得できました。
そしてごく近年に語られたこれらの言葉たちに、宮崎作品に心奪われた過去の思いが甦りました。
みなが前向きに生きる必要なんてない。
誰もが不道徳不健康の極みで生き、死んで行く権利を持ってるはずだ。
特定の教義や教祖を一切信奉せず、しかし日本人として原初から続く宗教心は激しく持っている。
コンテンツ産業や文化交流とは無縁に作る。
名誉と錯覚と思い上がりで自分達の自由を失う訳にはいかない。
破れ続ける傷口を憐れむのではなく、その傷に痛みを感じなくなる事への眼差し。
虐殺されたモーツァルトはいずれ場末の腐った音楽を愛するようになると
サン・テグジュペリは書いた。
自分がすでに穴の空いたそれではないかという懸念は益々強くなるばかりだ。
白蟻の一匹である自分は、虐殺された何者かを抱え
またモーツァルトを虐殺し続けているに違いない。
それでも白蟻は白蟻の言葉で世界の美しさを書くしか無いのだ。
人一倍凶暴で憎悪や憤怒を抱えていると吐露する宮崎さんが、不安と恐怖に満ちていたと云う
幼少の頃からそれらと格闘し、他人を楽しませる事で自身の存在を許されようとした結果
「健全で優しい作品を作る宮崎駿」というイメージが世間に形成されたのかも知れません。
宮崎駿さん及び宮崎作品の理解を深める言葉が収録されている著書だと思います。