投資戦略の発想法〈2008〉 (日本語) 単行本 – 2007/12/1
木村 剛
(著)
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本の長さ394ページ
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言語日本語
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出版社ナレッジフォア
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発売日2007/12/1
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ISBN-104903441075
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ISBN-13978-4903441078
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
シリーズ20万部のベストセラーを全面改訂。「5分割ポートフォリオ」「3段階投資」で生き残れ。「サブプライムローン」「M&A」「外国為替証拠金取引」「ETF」のツボがよくわかる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
木村/剛
株式会社フィナンシャル代表取締役社長&CEO。1962年富山県生まれ。85年東京大学卒業、同年日本銀行に入行。98年金融および企業財務に関する総合コンサルティングを行うKPMGフィナンシャル・サービス・コンサルティング株式会社を設立。2005年7月同社をコンサルティング会社や出版社などを子会社に持つ株式会社フィナンシャルとして再構築し、金融知識を中核とした総合サービスを提供。金融経済月刊誌『フィナンシャルジャパン』の発行人。金融監督庁金融検査マニュアル検討会委員、金融庁金融分野緊急対応戦略PTメンバー、総務省郵政事業公社化に関する研究会委員、内閣府経済動向分析検討チーム委員、通商産業省アジア通商金融研究会委員などを歴任。現在は、経済同友会幹事、日本IFA認証機構副理事長、日本サッカーミュージアム・アドバイザリーボード座長や日本サッカー協会裁定委員会委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
株式会社フィナンシャル代表取締役社長&CEO。1962年富山県生まれ。85年東京大学卒業、同年日本銀行に入行。98年金融および企業財務に関する総合コンサルティングを行うKPMGフィナンシャル・サービス・コンサルティング株式会社を設立。2005年7月同社をコンサルティング会社や出版社などを子会社に持つ株式会社フィナンシャルとして再構築し、金融知識を中核とした総合サービスを提供。金融経済月刊誌『フィナンシャルジャパン』の発行人。金融監督庁金融検査マニュアル検討会委員、金融庁金融分野緊急対応戦略PTメンバー、総務省郵政事業公社化に関する研究会委員、内閣府経済動向分析検討チーム委員、通商産業省アジア通商金融研究会委員などを歴任。現在は、経済同友会幹事、日本IFA認証機構副理事長、日本サッカーミュージアム・アドバイザリーボード座長や日本サッカー協会裁定委員会委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : ナレッジフォア (2007/12/1)
- 発売日 : 2007/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 394ページ
- ISBN-10 : 4903441075
- ISBN-13 : 978-4903441078
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 812,030位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 3,352位株式投資・投資信託
- - 76,693位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年1月31日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
筆者自身が失脚し、2012年版まで出ていると思うが、この2008年版が、よくできていて、他の方も言っているが、投資姿勢の指南書としては、「完成」している。だから、筆者が失脚して、不要と思っていたが、投資姿勢の指南書としては、よくできていて、捨てられない。「生活防衛資金は2年分」、「自分の資産があることを証明できるか」。「安田善次郎より才覚のない人間が家を買うな」、「仕事で十分な収入を得られることが最大の戦略」など、本当に投資論としては、優れていて、実際的。刊行から約12年がたち、こうしたことが、難しく感じられるまで、日本は疲弊し、貧しくなったことを実感する書でもある。やっぱり、まだ捨てられない。(所蔵)
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2013年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いまだに新刊で買えるのでこの版がお勧めです、2010と比べて内容が古いの
ですが、この本は投資の本質を大切にしているので最新版であるとかは大きな問題
ではないということはこの本を読めばわかると思います。
タイトルが投資戦略となっているが資産形成の本といってもいいかもしれない。
住宅ローンも借金としてバッサリ切り捨てている、借金があるのに株とか言うなと
言い切っている。
株について書かれている類書とは一線を画している、節約の効果を運用価値と捕らえたら
これ以上の運用成績をもたらすものはないと説明して株などの金融商品はさらに余裕資金
でしろとこちらもバッサリ切り捨てている。
その大前提をもとに株などについての議論は展開されているがそこでの見解の相違は瑣末
なことだと思う。
この本の本質は最初の100ページ程度に集約されている。
ここだけでも読む価値がある。
投稿者は、ご自身が投稿したレビューには投票できません。
ですが、この本は投資の本質を大切にしているので最新版であるとかは大きな問題
ではないということはこの本を読めばわかると思います。
タイトルが投資戦略となっているが資産形成の本といってもいいかもしれない。
住宅ローンも借金としてバッサリ切り捨てている、借金があるのに株とか言うなと
言い切っている。
株について書かれている類書とは一線を画している、節約の効果を運用価値と捕らえたら
これ以上の運用成績をもたらすものはないと説明して株などの金融商品はさらに余裕資金
でしろとこちらもバッサリ切り捨てている。
その大前提をもとに株などについての議論は展開されているがそこでの見解の相違は瑣末
なことだと思う。
この本の本質は最初の100ページ程度に集約されている。
ここだけでも読む価値がある。
投稿者は、ご自身が投稿したレビューには投票できません。
2009年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
12か月ぶりに2回目を読みました。
著者の木村さんは、この本を何回も読んでもらいたいと 書かれていましたので、
とりあえず、再度読みました。
・借金があるならば投資するな
・投資する場合は、2年間分の生活資金を貯めろ
・自分への投資が一番の投資=仕事をしっかりやって稼ぐことが一番の財産形成
・投資で財産形成するよりも、無駄な消費を抑えることが簡単な財産形成
・投資するならば、長期投資、外貨投資、20種類程度の株式投資の分散投資
木村さんは 「投資は簡単ではない/気分で投資することはダメ」ということに
かなりのページを割いている。確かに、私のこれまでの投資結果は散々な結果であり、
もっと早くこの本を読んでおけばよかったと思っています。
いろいろな人の投資本を読みましたが、信じてもよい部類に入る本と思います。
現在、
2009年版の投資戦略の発想法が出ているようです。
リーマンショック後の今の経済状況の中、どのような投資スタイルをとればよいか
みなさん迷っていると思います。
今度は09年版を読んでみようかなあと思っています。
著者の木村さんは、この本を何回も読んでもらいたいと 書かれていましたので、
とりあえず、再度読みました。
・借金があるならば投資するな
・投資する場合は、2年間分の生活資金を貯めろ
・自分への投資が一番の投資=仕事をしっかりやって稼ぐことが一番の財産形成
・投資で財産形成するよりも、無駄な消費を抑えることが簡単な財産形成
・投資するならば、長期投資、外貨投資、20種類程度の株式投資の分散投資
木村さんは 「投資は簡単ではない/気分で投資することはダメ」ということに
かなりのページを割いている。確かに、私のこれまでの投資結果は散々な結果であり、
もっと早くこの本を読んでおけばよかったと思っています。
いろいろな人の投資本を読みましたが、信じてもよい部類に入る本と思います。
現在、
2009年版の投資戦略の発想法が出ているようです。
リーマンショック後の今の経済状況の中、どのような投資スタイルをとればよいか
みなさん迷っていると思います。
今度は09年版を読んでみようかなあと思っています。
2012年5月25日に日本でレビュー済み
投資に興味を持った。
なにも知らないのでまず基本的な知識がほしかった。
その手の本のアマゾンのレビューをつらつら眺めて、ちょっと古いけど本書が良さそうだと思った。
読んでみた。
良かったです。自分のような初心者以前の人間に丁寧に基本から論じてくれています。
理屈はシンプルで論理は明快。とにかく分かりやすい。
著者自身、日本人に投資教育の必要を感じてらっしゃるようで、教師を以て自ら任ずるかのようなスタンス。
むろん今の自分には、その論が正しいのかどうかという判断はできないのですが、
とりあえず本書を基準にしてそれから勉強していけばいいだろうと思えました。
基準にしうるだけの強靭さのある本だと思います。
著者によれば、投資とはしっかり者がよりしっかり生きるための手段。
なのでしっかりしてない人は最初から相手にしてくれません。
自分の仕事を一生懸命やりきちんとプロになりきちんと収入を得るのが基本。
なぜなら自己投資こそがもっとも効率のいい投資だから。
いわゆる投資についてはとくに研究する必要なし(百害あって一利なし)。
なぜなら資本主義経済はかならず成長するようにできているので、
短期的に下がることはあっても長期的には必ず上がるから。
なので、自分の得意分野を中心に、保険的な意味を考えて多方面多種類の投資を組み合わせだけして、
あとは長期的に持ちつづければ必ず儲かります、と。
なるほどなー。シンプルでしょ。
ただ、資本主義経済はかならず成長するってのはどうなんですかね。
著者によればその根拠は人間の欲望には際限がないってことにあるようだけど、
人口が減って高齢化社会になれば欲望の絶対量にキリが出てくると思うけど……?
ぼくは著者の理論の、そのところにだけ懐疑的です(そこが根本なんだけど)。
これは。次は人口と経済の関係を論じた本を読まなきゃと思いました。
なにも知らないのでまず基本的な知識がほしかった。
その手の本のアマゾンのレビューをつらつら眺めて、ちょっと古いけど本書が良さそうだと思った。
読んでみた。
良かったです。自分のような初心者以前の人間に丁寧に基本から論じてくれています。
理屈はシンプルで論理は明快。とにかく分かりやすい。
著者自身、日本人に投資教育の必要を感じてらっしゃるようで、教師を以て自ら任ずるかのようなスタンス。
むろん今の自分には、その論が正しいのかどうかという判断はできないのですが、
とりあえず本書を基準にしてそれから勉強していけばいいだろうと思えました。
基準にしうるだけの強靭さのある本だと思います。
著者によれば、投資とはしっかり者がよりしっかり生きるための手段。
なのでしっかりしてない人は最初から相手にしてくれません。
自分の仕事を一生懸命やりきちんとプロになりきちんと収入を得るのが基本。
なぜなら自己投資こそがもっとも効率のいい投資だから。
いわゆる投資についてはとくに研究する必要なし(百害あって一利なし)。
なぜなら資本主義経済はかならず成長するようにできているので、
短期的に下がることはあっても長期的には必ず上がるから。
なので、自分の得意分野を中心に、保険的な意味を考えて多方面多種類の投資を組み合わせだけして、
あとは長期的に持ちつづければ必ず儲かります、と。
なるほどなー。シンプルでしょ。
ただ、資本主義経済はかならず成長するってのはどうなんですかね。
著者によればその根拠は人間の欲望には際限がないってことにあるようだけど、
人口が減って高齢化社会になれば欲望の絶対量にキリが出てくると思うけど……?
ぼくは著者の理論の、そのところにだけ懐疑的です(そこが根本なんだけど)。
これは。次は人口と経済の関係を論じた本を読まなきゃと思いました。
2008年3月9日に日本でレビュー済み
木村剛氏が一般人向けに記した投資本の第3版。株式投資や不動産投資よりも広い視点や基本に忠実な視点から述べられてるという意味では稀有な本と言える。投資に関する知識がほとんどない人が真っ先に読むべき投資本として自信を持って推薦できる。僕は前の版を母に、本書を妻にプレゼントした。とくに素晴らしいのは、日本国における政府や裁判所やマスコミが資本主義を標榜している国家らしからぬ行動をとっていることとに触れられていること。節約という行為の強力な影響がきちんと強調されていること。このあたりは義務教育で扱ってもよい内容だと思う。もう一つの基礎中の基礎である複利の効果もきちんと抑えられている。極度の無知や妙な勘違いを矯正するには本書は極めて有用である。
一方で、ある程度の投資経験や知識があって、フィナンシャルプランナーやテレビに出ているエコノミストを軽く見ることのできる人にとっては得るものはあまり無い。投資以前のことは詳しく述べられていても投資そのものに関しては初歩的なことしにか触れていないし、文章や著者が推薦している本を見る限り、著者は投資やバリュエーションに関しては詳しくない。相場低迷を大歓迎して目をつけていた銘柄のオーナーになろうという人は本書の対象読者ではない。節約などの基礎ができた後での投資行動に関するアドバイスとしては「ドルコスト平均でETFを買え」以上のものはない。
最後に本書の悪いところだが、一つは記述が無駄に冗長だということ。もう一つは「仕事(雇われの勤め)で一流になれ」と強調していること。前者は単なる執筆技術の問題だが、後者は読むときに注意する必要あり。「仕事(雇われの勤め)で一流になれ」という教えを実践してきた人と著者に老害とか保身とか職権の濫用とかいう言葉で批判されている人のかなりの部分は重なっているのである。雇われる側として一流であることが賞賛に値するのは、雇う側がマトモな場合である。
一方で、ある程度の投資経験や知識があって、フィナンシャルプランナーやテレビに出ているエコノミストを軽く見ることのできる人にとっては得るものはあまり無い。投資以前のことは詳しく述べられていても投資そのものに関しては初歩的なことしにか触れていないし、文章や著者が推薦している本を見る限り、著者は投資やバリュエーションに関しては詳しくない。相場低迷を大歓迎して目をつけていた銘柄のオーナーになろうという人は本書の対象読者ではない。節約などの基礎ができた後での投資行動に関するアドバイスとしては「ドルコスト平均でETFを買え」以上のものはない。
最後に本書の悪いところだが、一つは記述が無駄に冗長だということ。もう一つは「仕事(雇われの勤め)で一流になれ」と強調していること。前者は単なる執筆技術の問題だが、後者は読むときに注意する必要あり。「仕事(雇われの勤め)で一流になれ」という教えを実践してきた人と著者に老害とか保身とか職権の濫用とかいう言葉で批判されている人のかなりの部分は重なっているのである。雇われる側として一流であることが賞賛に値するのは、雇う側がマトモな場合である。
2008年1月27日に日本でレビュー済み
ず最初から辛辣です。自分の資産と負債を根拠とともに書き出せないようなら、
そもそも投資をする資格はない。
リストラや倒産などの最悪の事を考えて2年分の生活資金(安全な流動資産)
をまず貯めろ、それさえ出来ないなら、投資なんてする資格がない。
住宅を借金して買っている(=負債)くせに投資するのも愚の骨頂、
先に借金を返せ。最大の投資は節約だ、などなど・・・。
こういう実も蓋もない話題が最初は続くが、非常に最もなことです。
要は金利、利回りを含め、お金に敏感になる必要があるということ。
もちろん時間にも。
以上をクリアした上で、資産を国内株式と国債、外貨預金の三分割ポートフォリオ
で組めと説きます。
株は再就職するとしたときに自分が入りたい会社の株を買え、
その会社に再就職するリスクよりはその会社の株を買うリスクはずっと小さい、
というの指摘にはハッとする。
逆に考えれば、日本にはストックオプションなどはないが、
自分を高め、自分の会社の企業価値を高めることが最も重要な投資であると
自ずと気付くというわけだ。
キャッシュフローに関する記述が少なかったり、実践が弱い点もあるが
一読する価値は大いにある。
そもそも投資をする資格はない。
リストラや倒産などの最悪の事を考えて2年分の生活資金(安全な流動資産)
をまず貯めろ、それさえ出来ないなら、投資なんてする資格がない。
住宅を借金して買っている(=負債)くせに投資するのも愚の骨頂、
先に借金を返せ。最大の投資は節約だ、などなど・・・。
こういう実も蓋もない話題が最初は続くが、非常に最もなことです。
要は金利、利回りを含め、お金に敏感になる必要があるということ。
もちろん時間にも。
以上をクリアした上で、資産を国内株式と国債、外貨預金の三分割ポートフォリオ
で組めと説きます。
株は再就職するとしたときに自分が入りたい会社の株を買え、
その会社に再就職するリスクよりはその会社の株を買うリスクはずっと小さい、
というの指摘にはハッとする。
逆に考えれば、日本にはストックオプションなどはないが、
自分を高め、自分の会社の企業価値を高めることが最も重要な投資であると
自ずと気付くというわけだ。
キャッシュフローに関する記述が少なかったり、実践が弱い点もあるが
一読する価値は大いにある。
2008年4月13日に日本でレビュー済み
木村剛氏が一般人向けに記した投資本の第3版。株式投資や不動産投資よりも広い視点や基本に忠実な視点から述べられてるという意味では稀有な本と言える。投資に関する知識がほとんどない人が真っ先に読むべき投資本として自信を持って推薦できる。僕は前の版を母に、本書を妻にプレゼントした。とくに素晴らしいのは、日本国における政府や裁判所やマスコミが資本主義を標榜している国家らしからぬ行動をとっていることとに触れられていること。節約という行為の強力な影響がきちんと強調されていること。このあたりは義務教育で扱ってもよい内容だと思う。もう一つの基礎中の基礎である複利の効果もきちんと抑えられている。極度の無知や妙な勘違いを矯正するには本書は極めて有用である。
一方で、ある程度の投資経験や知識があって、フィナンシャルプランナーやテレビに出ているエコノミストを軽く見ることのできる人にとっては得るものはあまり無い。投資以前のことは詳しく述べられていても投資そのものに関しては初歩的なことしにか触れていないし、文章や著者が推薦している本を見る限り、著者は投資やバリュエーションに関しては詳しくない。相場低迷を大歓迎して目をつけていた銘柄のオーナーになろうという人は本書の対象読者ではない。節約などの基礎ができた後での投資行動に関するアドバイスとしては「ドルコスト平均でETFを買え」以上の価値ものはない。
最後に本書の悪いところだが、一つは記述が無駄に冗長だということ。もう一つは「仕事(雇われの勤め)で一流になれ」と強調していること。前者は単なる執筆技術の問題だが、後者は読むときに注意する必要あり。「仕事(雇われの勤め)で一流になれ」という教えを実践してきた人と著者に老害とか保身とか職権の濫用とかいう言葉で批判されている人のかなりの部分は重なっているのである。雇われる側として一流であることが賞賛に値するのは、雇う側がマトモな場合である。
一方で、ある程度の投資経験や知識があって、フィナンシャルプランナーやテレビに出ているエコノミストを軽く見ることのできる人にとっては得るものはあまり無い。投資以前のことは詳しく述べられていても投資そのものに関しては初歩的なことしにか触れていないし、文章や著者が推薦している本を見る限り、著者は投資やバリュエーションに関しては詳しくない。相場低迷を大歓迎して目をつけていた銘柄のオーナーになろうという人は本書の対象読者ではない。節約などの基礎ができた後での投資行動に関するアドバイスとしては「ドルコスト平均でETFを買え」以上の価値ものはない。
最後に本書の悪いところだが、一つは記述が無駄に冗長だということ。もう一つは「仕事(雇われの勤め)で一流になれ」と強調していること。前者は単なる執筆技術の問題だが、後者は読むときに注意する必要あり。「仕事(雇われの勤め)で一流になれ」という教えを実践してきた人と著者に老害とか保身とか職権の濫用とかいう言葉で批判されている人のかなりの部分は重なっているのである。雇われる側として一流であることが賞賛に値するのは、雇う側がマトモな場合である。
2008年1月18日に日本でレビュー済み
日本の役人、裁判官、政治家が、資本主義経済に関して基本的な知識
を持っていないため、日本経済が間違った方向へミスリードされてい
る、日本の先行きはとても不安、日本人はそもそも、資産運用のまと
もな教育を受けていない、そのため、今後は私たち自身がしっかりと
正しい資産運用の知識を付け、長期的な視点で資産を増やし、経済的
余裕を獲得して幸せな人生を送ろう、という趣旨の本。
資産運用に興味がある初心者に対して、資産運用に必要な心構えと、
資産運用に必要な基礎知識を分かりやすく説明しており、資産運用の
入門本として良いと思う。しかし、05年に発売された前作を読んで
いる人にとっては、重複する内容も多く、言っていることが新しさに
欠ける。あと、「投資セミナーなんかの勧誘を載せているような本は
怪しい」と言っておきながら、著者本人のセミナーの参加応募はがき
を挟んでいることには、矛盾を感じる。真摯な内容だと思って読み進
めていたのに、このハガキを見て少し興ざめ。
を持っていないため、日本経済が間違った方向へミスリードされてい
る、日本の先行きはとても不安、日本人はそもそも、資産運用のまと
もな教育を受けていない、そのため、今後は私たち自身がしっかりと
正しい資産運用の知識を付け、長期的な視点で資産を増やし、経済的
余裕を獲得して幸せな人生を送ろう、という趣旨の本。
資産運用に興味がある初心者に対して、資産運用に必要な心構えと、
資産運用に必要な基礎知識を分かりやすく説明しており、資産運用の
入門本として良いと思う。しかし、05年に発売された前作を読んで
いる人にとっては、重複する内容も多く、言っていることが新しさに
欠ける。あと、「投資セミナーなんかの勧誘を載せているような本は
怪しい」と言っておきながら、著者本人のセミナーの参加応募はがき
を挟んでいることには、矛盾を感じる。真摯な内容だと思って読み進
めていたのに、このハガキを見て少し興ざめ。