最初は暇つぶしのアニメにしようと思っていた。
1話まではその通りだった。夕方にお酒を飲みながら、
何も考えずにまったりと視聴する。そんな感じ。でも、少しずつ印象が変わってくる。
大体まとめると、
1.ストーリー
毎回の流れは、ほかの方がレビューされているとおり。
手品先輩が後輩と絡んでいるうちに色々と失敗し、エッチな目に遭ってしまう。
でも、そんなに単純な脚本というわけでもない。ボーっとしていると、登場人物の本意や、漫才的な掛け合いの意味を理解できずに話が終わってしまう。特に2話。
考えて作っていることがわかる。ひとつひとつの台詞に意味とこだわりを感じる。
2.人間関係
手品先輩は後輩に構いたがる。部員が欲しいからだ。
でも、後輩は嫌がっている。しかしエロいものには興味はあるので、性欲に負けてしまうこともある。
そんな2人の人間関係が段々と繋がっていくのがわかる。
ネタバレはしない主義なので控えるが、4話まで見てもらうと、私が言っていることがわかっていただけると思う。
3.作画
手品先輩は15分枠だ。こういうアニメは、えてして作画がよくないことが多い。1話を見た限りだと、私もそう思っていた。
こんなことを述べるのは、それが間違いだからだ。
予算が少ないのは伝わってくるが、製作陣はおそらく本気で作っている。これも何話か見ていないと気が付きにくい。
ただし、下着の描写は素人目にみても良くない。一応、エロで売っている作品なのだが、そういうシーンはあまり魅力的とはいえない。
人間関係の進み具合に興味がある人の方が楽しめると思う。
正直、最初は期待してなかったが、今ではアタリを引くことができたと感じている。
3ヶ月に一度、大量にアニメを観ないといけないのはツライが、
こういう作品に出会う度に、面倒がらずに観ておいてよかったと思える。
「ご冗談を」と思われた方は、試しに視聴してほしい。心の琴線に響いた方がおられたなら幸いです。

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