「三国志」の世界を歴史として知る読者は、中盤から堕ちていく陳宮の思考や行動を「そうじゃないよ」と歯軋りする思いで読み続けることになります。
が、最後の4Pがすべてを清涼な読後感に変えてくれました。
歴史の行間を解釈する醍醐味を存分に味わうことができる作品です。
『戯史三國志 我が糸は誰を操る』は「戯史三國志」シリーズとして既に3作目まで刊行が決まっているようです。
2作目、3作目は誰が主人公なんだろう…2011年秋までの怒涛の刊行ラッシュ、いまから楽しみです!
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