男系中心の系図が頭にある場合、女系での血統は見逃しがちですが、本書
では丹念に女系での系譜の洗い出しがなされていて、勉強になりました。
また、江戸時代の諸大名家は女系であっても「〇〇の子孫である」ことを
大変重視していることがよくわかります。
豊臣・徳川の出自に関する考察も興味深く読みました。
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戦国武将 敗者の子孫たち (歴史新書) 新書 – 2012/10/6
高澤 等
(著)
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- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社洋泉社
- 発売日2012/10/6
- ISBN-104800300282
- ISBN-13978-4800300287
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
明智光秀、石田三成、武田勝頼―敗者・叛逆者の子孫たちは、なぜ現代の天皇家や近世大名家にも繋がることが出来たのか?異聞・伝説を排した正真正銘の血脈をたどる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高澤/等
1959年埼玉県飯能市生まれ。長年、実父の日本家紋研究会前会長の千鹿野茂とともに全国の家紋蒐集を行う。家紋の使用家や分布などを、統計を用いて研究している。現在、日本家紋研究会会長、家系研究協議会理事、歴史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1959年埼玉県飯能市生まれ。長年、実父の日本家紋研究会前会長の千鹿野茂とともに全国の家紋蒐集を行う。家紋の使用家や分布などを、統計を用いて研究している。現在、日本家紋研究会会長、家系研究協議会理事、歴史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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2012年11月15日に日本でレビュー済み
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「負けて消え去った」はずの有名戦国武将の末裔のその後を、系図から追っかけた一冊です。
著者の高澤等氏は系図研究の専門家で、戦国・安土桃山時代の専門家ではないそうです。
既に他の方のレビューでも書かれていますが、取り上げた武将は
武田勝頼、真田信繁(幸村)、石田三成、豊臣秀勝、明智光秀、今川氏真
いわゆる“3傑”(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)がらみの武将達ばかりです。つまり負け組は負け組でも、ちょっと大河ドラマなどを見た人なら名前ぐらいは聞いたことある有名武将ばかりです。まあ、売り上げのことを考えたらマイナー武将は取り上げられないのは当然なのかも知れませんが、いわゆる「歴ヲタ」「歴女」は知っていることが多い内容で物足りないかも知れません。
内容自体は、郷土資料などにも目を通されたと思われ、綿密にされているように感じました。
但し、石田三成に関しては白川亨氏の主張をそのまま踏襲されているようで、ほぼ白川氏の著作の引用で締められています。
また、豊臣秀勝…というか、この項目は(小吉)秀勝には余り言及されず、実質的には豊臣氏の末裔に関する内容になっているのですが、とりわけ「豊臣秀吉被差別階級出身説」の批判でかなりの部分を占めています。この著書では具体的には言及されていませんが『河原ノ者・非人・秀吉』を批判されているのではないかと感じました。高澤氏の論拠は青木氏(大名/旗本)関連の系図のようですが、この点で、同時代人の日記なども引用している『河原ノ者~』に対して弱いかなと私は感じました(なお、高澤氏は他の項目で系図の史料としての弱点についても少しですが言及されています)。
戦国・安土桃山時代について教科書レベルの知識しかない人が、話のネタを増やすには最適の一冊かと。
著者の高澤等氏は系図研究の専門家で、戦国・安土桃山時代の専門家ではないそうです。
既に他の方のレビューでも書かれていますが、取り上げた武将は
武田勝頼、真田信繁(幸村)、石田三成、豊臣秀勝、明智光秀、今川氏真
いわゆる“3傑”(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)がらみの武将達ばかりです。つまり負け組は負け組でも、ちょっと大河ドラマなどを見た人なら名前ぐらいは聞いたことある有名武将ばかりです。まあ、売り上げのことを考えたらマイナー武将は取り上げられないのは当然なのかも知れませんが、いわゆる「歴ヲタ」「歴女」は知っていることが多い内容で物足りないかも知れません。
内容自体は、郷土資料などにも目を通されたと思われ、綿密にされているように感じました。
但し、石田三成に関しては白川亨氏の主張をそのまま踏襲されているようで、ほぼ白川氏の著作の引用で締められています。
また、豊臣秀勝…というか、この項目は(小吉)秀勝には余り言及されず、実質的には豊臣氏の末裔に関する内容になっているのですが、とりわけ「豊臣秀吉被差別階級出身説」の批判でかなりの部分を占めています。この著書では具体的には言及されていませんが『河原ノ者・非人・秀吉』を批判されているのではないかと感じました。高澤氏の論拠は青木氏(大名/旗本)関連の系図のようですが、この点で、同時代人の日記なども引用している『河原ノ者~』に対して弱いかなと私は感じました(なお、高澤氏は他の項目で系図の史料としての弱点についても少しですが言及されています)。
戦国・安土桃山時代について教科書レベルの知識しかない人が、話のネタを増やすには最適の一冊かと。