本書の内容紹介に、「忍者の発祥から、生活、考え方などを踏まえつつ、徹底解明」と
「激動の戦国史の裏側で暗躍した忍者の実態にスポットを当て、深く掘り下げる」とあったことから購入しましたが、ガッカリでした。
まず、徳川家康が、豊臣秀吉亡きあとに、いかに権防術数を用いて豊臣家を滅ぼしたのかを紹介します。
家康の策略、謀略、調略、奸計を紹介するものの忍者に関する話は無く、拍子抜けしました。
本書の内容は、第1章で7人の戦国武将の策略等の紹介をし、
第2章で戦国武将配下の忍者集団、戦国武将に敵対した忍者集団と、合戦で活躍した忍者集団の9つの話を紹介。
第3章で軍記物で描かれるような忍者9人を紹介しています。
1つのテーマに6ページ程度しか割いておらず、この程度で深く掘り下げていると紹介して欲しくありません。
忍者がどこで生まれ、普段はどのように生活し、合戦や諜報ではどのような活動をしたのかを知りたい方には
満足できる内容ではありません。
戦国忍者は歴史をどう動かしたのか? (ベスト新書) (日本語) 新書 – 2009/1/9
清水 昇
(著)
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本の長さ192ページ
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言語日本語
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出版社ベストセラーズ
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発売日2009/1/9
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ISBN-104584122148
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ISBN-13978-4584122143
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
TVドラマや歴史小説などで人気の高い「忍者」は、今や海外からも注目を集める存在だが、その実態は謎に満ち溢れている。本書では、忍者の発祥から、生活、考え方などを踏まえつつ、徳川家康や毛利元就、伊達政宗といった名だたる戦国武将が、どのように忍者を使って策謀、策略、謀略を企てたかを徹底解明。さらには、忍者が勝敗の鍵を握った「忍者大決戦」の詳解や、忍者の具体的な戦略、超人的な技を追った「戦国忍者の戦場働き」など、激動の戦国史の裏側で暗躍した「忍者」の実態にスポットを当て、深く掘り下げる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
清水/昇
1944年、群馬県生まれ。歴史作家・日本文藝家協会会員。小説のほか、歴史雑誌に論考や歴史評論を数多く発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1944年、群馬県生まれ。歴史作家・日本文藝家協会会員。小説のほか、歴史雑誌に論考や歴史評論を数多く発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.7
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トップレビュー
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2016年3月3日に日本でレビュー済み
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2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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ベスト500レビュアー
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今、外国人に最も人気があるのは「サムライ」でも「ゲイシャ」でもなく、「ニンジャ」だという話を聞いた事がある。
実際に、私も外国人から「何処に行けば忍者に会えるのか?」等と大真面目に質問された経験があるので、その人気の高さは予てより実感していた。
成程、黒装束に身を包んで闇夜に紛れて屋根から屋根へと飛び移ったり、物陰に潜んで盗み聞きをしたり、はたまた忍法で姿をくらましたり…卓越した能力を持ちながらもあくまでも「影」の存在に徹した彼等は確かに興味を惹かれる存在だ。
そこで、忍者の全貌を知りたいと思って本書を手にした訳だが、書かれている内容はやや予想には反するものであった。
本書で扱われているのはどちらかと言えば「影」の存在ではなく戦国時代に前面で活躍した忍者達である。
時には鉄砲隊の頭領として、ゲリラ攻撃の先鋭隊として、或いは有力武士の家臣として、組織力と情報収集能力を活かして歴史を動かした彼等の真相を追っているのだ。
これこそが忍者本来の姿であったか…と新鮮な驚きがあったと同時に、「これは忍者なのか武将なのか?」という線引きが難しく、恥ずかしながら私自身が映像や小説に惑わされてイメージ先行で捉えてしまっていた事を実感した次第である。
本書は下記の三章から成っている。
第一章…忍者を巧みに使った武将達
第二章…忍者が勝敗の鍵を握った戦国の大決戦
第三章…戦国忍者の「戦場働き」列伝
最も読み応えがあるのは第二章であり、ここに全てが凝縮されているように思う。
第一章は武将が主役なので残念ながら忍者の魅力が余り伝わって来ない。
また、第三章は戦国時代を終えて安定した時代での忍者の生き残り等にも言及していて非常に面白い反面、忍者説があるとは言え一般には盗賊として知られている石川五右衛門、或いは忍者ではなく明らかに妖術使いであった果心居士を取り上げている部分にはやや違和感を覚えなくもなかった。
既に忍者について最低限の知識をお持ちの方であれば大いに納得するのであろうが、私のように全く無知の立場からしてみれば戸惑う所が無きにしも非ず…という印象である。
いずれにしても、戦国時代の合戦や事件と忍者との関りを豊富に取り上げているので、戦国時代の歴史に詳しい方にとっては非常に面白く感じられるであろうし、大きな合戦の背景で、実はこんな所で忍者が活躍していたのか…という裏事情も解って大いに参考になるであろう。
その一方で、忍者よりも戦国武将を中心に描いてある部分が多いので、「忍者の概要」全体を知りたいという初心者の方(私自身も含めて)には不向きかも知れず、そういう方には忍者のみに項目を絞った著作を探す事をお勧めしたいと思う。
実際に、私も外国人から「何処に行けば忍者に会えるのか?」等と大真面目に質問された経験があるので、その人気の高さは予てより実感していた。
成程、黒装束に身を包んで闇夜に紛れて屋根から屋根へと飛び移ったり、物陰に潜んで盗み聞きをしたり、はたまた忍法で姿をくらましたり…卓越した能力を持ちながらもあくまでも「影」の存在に徹した彼等は確かに興味を惹かれる存在だ。
そこで、忍者の全貌を知りたいと思って本書を手にした訳だが、書かれている内容はやや予想には反するものであった。
本書で扱われているのはどちらかと言えば「影」の存在ではなく戦国時代に前面で活躍した忍者達である。
時には鉄砲隊の頭領として、ゲリラ攻撃の先鋭隊として、或いは有力武士の家臣として、組織力と情報収集能力を活かして歴史を動かした彼等の真相を追っているのだ。
これこそが忍者本来の姿であったか…と新鮮な驚きがあったと同時に、「これは忍者なのか武将なのか?」という線引きが難しく、恥ずかしながら私自身が映像や小説に惑わされてイメージ先行で捉えてしまっていた事を実感した次第である。
本書は下記の三章から成っている。
第一章…忍者を巧みに使った武将達
第二章…忍者が勝敗の鍵を握った戦国の大決戦
第三章…戦国忍者の「戦場働き」列伝
最も読み応えがあるのは第二章であり、ここに全てが凝縮されているように思う。
第一章は武将が主役なので残念ながら忍者の魅力が余り伝わって来ない。
また、第三章は戦国時代を終えて安定した時代での忍者の生き残り等にも言及していて非常に面白い反面、忍者説があるとは言え一般には盗賊として知られている石川五右衛門、或いは忍者ではなく明らかに妖術使いであった果心居士を取り上げている部分にはやや違和感を覚えなくもなかった。
既に忍者について最低限の知識をお持ちの方であれば大いに納得するのであろうが、私のように全く無知の立場からしてみれば戸惑う所が無きにしも非ず…という印象である。
いずれにしても、戦国時代の合戦や事件と忍者との関りを豊富に取り上げているので、戦国時代の歴史に詳しい方にとっては非常に面白く感じられるであろうし、大きな合戦の背景で、実はこんな所で忍者が活躍していたのか…という裏事情も解って大いに参考になるであろう。
その一方で、忍者よりも戦国武将を中心に描いてある部分が多いので、「忍者の概要」全体を知りたいという初心者の方(私自身も含めて)には不向きかも知れず、そういう方には忍者のみに項目を絞った著作を探す事をお勧めしたいと思う。
2016年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
忍者の興味がある人が読む本として、これは抑えておきたい本。過去の口伝本の内容とそれ以外の情報が入っているところも評価できる。