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戦争と飢餓 単行本 – 2012/12/12

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単行本, 2012/12/12
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商品の説明

内容紹介

第2次世界大戦は食糧をめぐる熾烈な戦いだった! 大戦中の各国は、膨大な軍隊や自国の国民をいかにして養ったのか? 「食糧」というまったく新しい視線で戦争を分析した画期的名著!

【目次】
地図
出典に関する註記

第1章 序----戦争と食糧

●第1部 食糧----戦争の原動力●

第2章 ドイツの帝国への大望
小麦から肉へ/敗北、飢え、第一次世界大戦の遺産/自給自足経済(アウタルキー)と生存圏(レーベンスラウム)/ヘルベルト・バッケと飢餓計画/東部での大量虐殺

第3章 日本の帝国への大望
農村危機の急進的な解決策/満州に100万戸/南京から真珠湾へ

●第2部 食糧をめぐる戦い●

第4章 アメリカの軍需景気

第5章 イギリスを養う
肉からパンとじゃがいもへ/アメリカの粉末卵とアルゼンチンの塩漬け牛肉(コンビーフ)

第6章 大西洋の戦い
最も過酷な冬/アメリカという命綱/冷凍肉か兵士や武器か/大西洋の勝利

第7章 大英帝国を動員する
中東補給センター/東アフリカで暴利をむさぼる/西アフリカとドル不足/ベンガル飢饉

第8章 ドイツを養う
生産戦争/西ヨーロッパの占領/ギリシャ飢饉とベルギーの回復力/同盟国とアーリア人

第9章 飢えを東方に輸出したドイツ
現地の食糧で生活する/飢餓計画の実施/1941年から42年にかけての食糧危機/ポーランドのホロコースト/ウクライナでの食糧徴発

第10章 ソヴィエト体制の崩壊

第11章 日本の飢えへの道
米とさつまいも/帝国領土の混乱と飢餓

第12章 内戦下の中国
国民党の崩壊/生きのびた共産党

●第3部 食糧の政治学●

第13章 天皇のために飢える日本
お国のためとされた健康的な食生活/チャーチル給与/アメリカの海上封鎖/ガダルカナル/ニューギニア/ビルマ/本土の飢え/降伏

第14章 ソヴィエト連邦----空腹での戦い
赤軍を養う/都市部を養う/アメリカという命綱/飢えを克服した忍耐力

第15章 ドイツとイギリス----受給権に対するふたつの取組み
1930年代のイギリス----栄養学的な見解の相違/1930年代のドイツ----「栄養面での自立」政策/配給の政治学/イギリスの労働者階級を養う/ドイツの軍事機構を養う/闇市場/ドイツの都市部----空腹だが飢えてはいなかった

第16章 大英帝国----戦争の福祉的な側面
ドクター・キャロット----イギリス国民の健康を守る/栄養格差の是正/健康と士気----軍の炊事部隊/塩漬けの牛肉とビスケットで戦う/粥、豆、ビタミン/栄養状態の修復----インド軍

第17章 アメリカ----不況から抜け出して豊かな社会へ
「いい戦争」/未来への希望/兵士の快適な生活/オーストラリア----勝利のための食品加工/太平洋諸島の人々を養う

●第4部 戦争の余波●

第18章 腹ぺこの世界

第19章 豊かな世界
自国の豊かさとヨーロッパの救済を秤にかける/戦後食糧世界の形成/あらたな消費者の台頭

内容(「BOOK」データベースより)

第2次大戦中、少なくとも2000万人の人々が、飢餓、栄養失調、およびそれにともなう病気によって、こうした悲惨な死を迎えた。この数字は、軍人の戦死者数1950万人に匹敵する。戦争が食糧の供給におよぼす影響は、軍事行動と同じくらい致死的な結果を世界の人々にもたらすのだ。本書では、戦争の中心的要因として食糧がどんな役割を担ってきたかを探っていく(「序―戦争と食糧」より)。

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登録情報

  • 単行本: 608ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2012/12/12)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4309225861
  • ISBN-13: 978-4309225869
  • 発売日: 2012/12/12
  • 商品パッケージの寸法: 19.4 x 13.8 x 4.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0 3件のカスタマーレビュー
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戦争と言うと戦争の発端から戦争での戦闘および戦術が主となり、兵站問題(補給問題)はあまり戦争関係での本では触れられてはいないが、この本は食糧事情を主としての戦争について書かれている本です。
第二次世界大戦の戦闘国(ドイツ、アメリカ、イギリス、日本、ソ連)を主としてドイツ、日本の占領国やイギリスの植民地等関係国の食糧事情が記述されており、第2次世界大戦は敗戦国の食糧事情の悪化を解消するため、つまりは飢餓を防ぐために戦争にまで発展ぜざるを得なかったと戦争原因の1つの要素として書かれてる点が興味深かったです。
本文も第2次世界大戦の各戦闘における各国の兵站(食糧の補給問題や事情)が書かれており読む価値はある本だと思います。
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投稿者 Green Room トップ500レビュアー 投稿日 2013/5/6
参考文献も入れて600頁という分厚い本だが、息もつかずに最後まで読んでしまった。著者のリジー・コリンガムは、本書執筆のために日本、オーストラリア、フランス、ドイツを訪れたという大学で歴史を終える女性。戦争というものを食料面から辿っていった視点に、いままで出会ったことがなかった。アメリカが悠々と戦いに臨めたのは、広大な土地を持ち、食料生産に不安がなかったことと、戦争中も各分野で技術革新をし続けるだけの知力を含めた体力を持っていたからだとわかる。これに対してイギリスは日本同様の島国ゆえに食糧不足もまた、日本同様であった。しかし、イギリスの主婦は前線にいる夫への手紙で嘆く、毎日同じ肉。飽き飽きしたわ。質は落ちても飢餓とは無縁の第二次大戦だったわけだ。なぜか。著者は、飢餓を輸出していた、という表現をする。つまり、植民地インドなどから本国へ食料を送り、植民地が飢餓に苦しみ、大量の餓死者を出していたのであった。チャーチルは、インドの飢餓に対して、無情というか完全に意に介していなかったことがわかる。ドイツは、第一次大戦の経験から、食料の重要さを知悉していたために、周到に準備をした。しかし計算通りには行かず、これもロシアなどを悲惨な飢餓に陥れた。ロシア周辺の少数民族は、ドイツに蹂躙され、ロシアからも見捨てられた。本書を読むと、戦争で命を落とした人々は、兵士のみならず一般人がいかに多くを占めていたか...続きを読む ›
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太平洋戦争は食糧だけでなく石油資源など多くの要素が入り混じり、更に日本が攻撃を仕掛けたアメリカは
農業・工業共に国力が豊富な国なので、なかなか戦争が発生したメカニズムを理解するのが難しいと感じています。
それに対してドイツが領土を拡大してイギリスやソ連相手に戦線を拡大していった背景がとてもわかり易く説明
されており、今までは戦線における局地的な事しか考えていなかったからこそ分からなかった事情などが理解でき
とても腑に落ちた気分になっています。
(実を言うと日本の事情もドイツとほぼ同じだという事が本書を読み進めていけば分かるのですが、私の専門は
 ヨーロッパ戦線・大西洋戦争なので、日本の事情はもう少し後で研究しようと思っています)

最近、ロジスティクス戦に関する本も増えてきており、輜重・兵站の研究者には大変に喜ばしい状況なのですが、
それだけでは足らないのですね... 勿論、今の資料だけで駄目という訳ではないのですが、この本が提供して
くれる地政学の概念を新たに取り入れる事で、ロジスティクス戦の理解は益々深くなっていくと保証します。
逆に言うと、この本を読んで興味を感じた方が次に読むべきなのはドイツや日本に連合軍が採用したロジスティクス戦
に関する資料の筈です。潜
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