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我々は生命を創れるのか 合成生物学が生みだしつつあるもの (ブルーバックス) 新書 – 2019/8/22
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この「究極の謎」に、人類はいまだに答えられていない。
だが近年、「生命の起源」をさがす研究は大きな動きをみせている。
たとえば、生命誕生の地は従来、「海」が最有力とされてきたが、
最近では「陸」が、さらには「宇宙」が支持を集めつつあり、
「宇宙生物学」といわれる分野で活発な研究が進められている。
その一方では、「生命の起源がわからないなら、つくってしまおう」
という考え方が現れた。時計の仕組みを知るためにまず時計をつくってみて、
そこから仕組みを考えるように、まず「生命の起源」をつくろうという発想だ。
これが、現在の生命科学で最も注目されている「合成生物学」である。
その発展は目ざましく、「5年以内」に人工生命の実現をめざす研究者もいる。
そのとき我々は、その「生命」を「生命」と認めることができるのだろうか?
研究室で「生」と「死」の試作を続ける最先端の科学者たちは、
「生命」をどのように考えているのだろうか?
科学だけでは割り切れない「究極の謎」に、気鋭の作家が挑む渾身作!
(本書の主な内容)
●「がらくた生命」は存在するのか?
●キッチンでつくれる「人工細胞のレシピ」
●光合成をして「成長」する人工細胞の登場
●フランケンシュタインの大腸菌
●人工細胞・人工生命の「慰霊碑」
●生命に刻まれた宇宙の非対称性 ほか
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2019/8/22
- 寸法11.3 x 1.5 x 17.3 cm
- ISBN-104065167787
- ISBN-13978-4065167786
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
ふじさき・しんご 1962年、東京都生まれ。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌『ニュートン』編集室に約10年間在籍。英科学誌『ニューサイエンティスト』に寄稿していたこともある。1999年に『クリスタルサイレンス』(朝日ソノラマ)で作家デビュー。早川書房「ベストSF1999」国内篇1位となる。現在はフリーランス。ノンフィクション作品には生命の起源に関連した『辺境生物探訪記』(共著・光文社新書)のほか『深海のパイロット』(同前)、『日本列島は沈没するか?』(共著・早川書房)がある。小説には『ハイドゥナン』(早川書房)、『鯨の王』(文藝春秋)など多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1962年、東京都生まれ。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌『ニュートン』編集室に約一〇年間在籍。1999年に『クリスタルサイレンス』(朝日ソノラマ)で作家デビュー。早川書房「ベストSF1999」国内篇1位となる。現在はフリーランス。ノンフィクション作品、小説など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2019/8/22)
- 発売日 : 2019/8/22
- 言語 : 日本語
- 新書 : 320ページ
- ISBN-10 : 4065167787
- ISBN-13 : 978-4065167786
- 寸法 : 11.3 x 1.5 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 353,007位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
著者について

1962年、東京都生まれ。埼玉県在住。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌の編集者や記者、映像ソフトのプロデューサー などをするかたわら小説を書き、1999年に『クリスタルサイレンス』(朝日ソノラマ)でデビュー。早川書房「ベストSF1999」国内篇1位となる。現 在はフリーランスの立場で小説のほか科学関係の記事やノンフィクションなどを執筆している。家族は妻と息子およびリクガメ1匹。
スキュー バダイビングを始めたことがきっかけで海にのめりこみ、会社を休職して3年間もアメリカの大学院に留学。東海岸のチェサピーク湾で大学の研究船や漁船に乗 り、網やドレッジで魚や蟹、貝などを獲る日々を送った。それらの獲物はもちろん研究材料だったが、貧乏な留学生の貴重な食糧源にもなった。修論はブルーク ラブという蟹(ガザミの一種)の生態に関する研究である。ブルークラブは「ソフトシェルクラブ」として、日本でも食べられるところは多い。
結 局、研究者の道へは進まずに復職し、真面目な勤め人生活を10年近く続けた後で脱サラした。金はなくなったが時間はできたので、機会をとらえては海洋研究 開発機構の様々な研究船に乗せていただいた。このうち海洋地球研究船「みらい」では1カ月近くも南極海を航海し、また有人潜水調査船「しんかい6500」 では水深1,500mの海底カルデラに潜航した。また広島大学の練習・調査船「豊潮丸」にも何度か同乗させていただいた。これらの体験は『深海のパイロッ ト』『ハイドゥナン』『鯨の王』『深海大戦』『辺境生物探訪記』といった作品に生かされている。今後も海を舞台にしたSFや冒険小説、歴史小説、ノンフィ クションなどを書いていきたいと考えている。
海以外では宇宙や生命科学、脳科学、民俗学などに強い興味を持っている。
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本書は全体として、非常に悪い意味で(学者ではなく)ジャーナリストらしい文体で書かれており、主題そのものの科学的・正確な理解のために有益な記述に重きを置くのではなく、筆者の個人的な体験や感慨、どうでもいい比喩や上から目線のお説教調の文章がダラダラととりとめもなく書き連ねられており、他のブルーバックスを読んだときのような満足感がまるで得られなかった。読後感としては、ただただひたすらに時間の無駄であったとしか感じなかった。
科学的知識を一般読者にもわかるように書かれた本を求めているだけで、筆者個人のファンでもなんでもない私からすれば、「本書の起源」が「極端な話、僕が生まれたとき」にまで遡る「と言っても、かまわないだろう」とか、インタビューイーの東京薬科大学名誉教授の山岸明彦氏が「研究室を訪れた私を柔和な笑顔で迎えてくれた」とか、潜水調査船に乗り込んだ筆者が、熱水噴出域で「あろうことか『温泉卵』をつくろうと」したこととか、「システインができないと、タンパク質は立体構造をつくれない」等、このアミノ酸(=システイン)は生物にとって欠くべからざる有益な機能を持っているのだから、くせ毛の人もうんざりする必要はないとか・・・・・まったくもって何の役にも立たずまたユーモラスとも思えない記述が連発し、ブルーバックスを読んでいることを何度も忘れてしまいそうになったほどである。
久々に読んで大失敗したと思った本。
本書は合成生物学者が書いた論文・解説書ではなく、新たな視点から取り組んでいる学者の最新の研究の現場に作者自らが飛び込み、その体験談を素人にも分かりやすく紹介してくれるルポルタージュだと感じました。
科学に造詣が深いと思われるがSF作家である著者のフィルターを通してくれたことでナビゲートされて生物学の一端を覗けた。
素人の僕は、作者の幼少の頃の体験などの章がとても面白く、また共感を持ち、学者の難しい理論・実験の章も何とか読み進めることができた。
著者と一緒に生命の神秘を感じる旅に出たようなワクワク感を感じたのは、著者のストーリーテラーとしての手法であろうか。
この本は、合成生物学の最先端を学術的に研究したい人よりも、深海艇・宇宙船・タイムマシンに乗って生命の神秘への旅にでたいと思う人向けのオススメの一冊だと思う。