【「外姿力」の高め方を学ぶことができる】
「外姿力(がいしりょく)」とは著者の提唱することばです。
単なる人の外見というわけではなく、外見から読み取れるその人の「魅力」を表したもの。
わかりやすく言うと、「あの人はなんだかエネルギッシュだわ」「あの人って素敵なオーラが出ている感じがする」というような、感覚的に読み取れるものです。
この外姿力は、姿勢矯正、筋力強化、表情の練習など、体全体のバランスを均整化することで高めることができるのだそうです。
【姿勢、表情、食事、呼吸の大きく4つが紹介されている】
本書では「外姿力」を高めるためのノウハウが大きく4つのパートに分けて書かれています。
「姿勢」のパートでは、美しい姿勢をつくるための背骨矯正法や鍛えるべき筋肉について。
「表情」のパートでは、人から見られたときに安心感を与える笑顔をつくる表情筋のトレーニング法について。
「食事」のパートでは、体のハリとツヤを作るもととなる栄養について。
「呼吸」のパートでは、自分の無意識の振る舞いに気づける呼吸法について。
それぞれ学ぶことができます。
【今までにない視点が多く、体に関する知識が増える】
本書ではあまり知られていないマメ知識も数多く紹介されていました。
たとえば、
・肛門の力を強くすることで、ストレス耐性がつく
・相手の瞳を見て、瞳孔が大きくなっていればわたしに興味を持っているサイン
・実は小太りが一番性能がいい
など。今まで知らなかった体に関する数多くの知識を学ぶことができたのは、読んでいてもおもしろかったです。
【漢字や難しい表現、文字数が多めなのでじっくり集中して読める環境づくりを】
あくまで個人の感想ですが、本書は全体的に文字が多め、ストーリー部分が長め、太字などの強調もほとんどないので、著者の言いたいことや結論が少し見つけにくい印象を受けました。
「それで、わたしは具体的に何をすればいいの?」という感じ。
なので、本書を読むときは、じっくり集中して読める環境をつくっていただくことをおすすめします。
【まとめ】
一言でいえば、健康的な心身をつくる方法を学べる一冊です。
特に、著者は手技療法家ということもあり、体の筋肉やバランスについてのノウハウが多く書かれているのが印象的でした。
また、本書は他人から自分がどう思われているのかを考えるきっかけを与えてくれます。
「なぜか周りの人が寄り付いてくれない…」と悩んでいる人は、もしかしたら無意識に表情がかたくなっていたり、体のバランスが崩れて近寄りがたい印象を周りの人に与えていたのかもしれません。
そうした自分を振り返るためのヒントを本書は与えてくれます。
もし体のバランスが悪くて悩んでいるようなら、本書を手に取ってみて、自分をふりかえるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
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