基本的にはスタートアップの経営のための環境づくりや人に対する考え方に関して、知識やノウハウを伝える本。しかし内容は小さな企業や経営トップに限らずかなり汎用的だと思う。
特徴的なのは、紹介されている内容にそれぞれエビデンスがあること。たまに日本のビジネス書を読むと自分語りや印象論が多いのに驚くが、本書は(たとえ自説に有利なものを集めているにせよ)根拠があるので納得感を持って読めるし、他の書物と比較して考えられる。こういうスタイルの著作が増えて欲しいものである。
※こういうスタイルが日本のビジネス書に少ないということは、本書が日本の多くの読者に受けない可能性もある。出版社も分かってやっているだろうから。
欠点としては、細かい論拠を詰め込みすぎて読後の印象がぼけること。自分としては珍しく2回目を読み始めたが、それは面白さと同時に消化不良も感じているから。内容的には全3冊くらいで、順に発表しても良かったかもしれない。買う価値に関しては文句なしに星5つ。
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成功する起業家は「居場所」を選ぶ 最速で事業を育てる環境をデザインする方法 単行本 – 2019/4/11
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東大で200以上のプロジェクトを支援してきた
アクセラレーターが明かす!
ビジネスモデルより大切な「経営環境の4要素」
近年は、起業やイノベーションに関する情報にあふれています。
それでも起業でうまくいかない(または起業する前に諦めてしまう)人が絶えないのは、
知識やノウハウ以外の部分に成否を分ける要素があるからではないか?
長年、起業支援を行ってきた著者は、そんな問題意識を持つようになりました。
そこでこの本では、スタートアップを取り巻く「環境」に注目し、
成功を導く(そして失敗をできるだけ防ぐ)要素を分析しています。
それが、以下の「4つのP」です。
●Place:どこでやるか?
●People:誰とつながるか?
●Practice:どう訓練するか?
●Process:どう仕組みを作るか?
豊富な事例とエビデンスを用いて「良い環境の作り方」を解説
スタートアップが新しいアイデアを育み、実行力を高め、
チーム全体で成長していくためにはどんな環境がいいのか?
著者は膨大な数の事例とエビデンス(各種研究で導き出された学術的・科学的な根拠)を
引用しながら考察しています。本書で取り上げている内容の一部を紹介しましょう。
● スティーブ・ジョブズがPixerのオフィス設計でこだわったこと
● Googleも採用している「選択アーキテクチャ」とは
● MITの「ビルディング20」が後の大企業を続々と輩出した理由
● Y Combinatorが食事の際に「9メートルの机」を用意する理由
● 「ガレージ的な場所」を自ら作り、起業することになったWHILL
● バブソン大学流「起業家精神を習得する5つのメソッド」
● GoProやSnapchatの創業期を支えたセーフティネット
著名投資家・鎌田富久氏との対談も収録
さらに、「ビジネスと環境の因果関係」についての知見を深めるべく、
携帯電話向けソフトウェア開発で成功し、現在は投資家として数多くの
スタートアップを支援している鎌田富久氏との対談
●「イノベーションを育む環境」の選び方、作り方
も収録しています。理論と実践の両面から導き出された
「事業運営をエンパワーメントする環境」の特徴を知って、
ぜひあなたもより良い環境を選び、育ててみましょう。
アクセラレーターが明かす!
ビジネスモデルより大切な「経営環境の4要素」
近年は、起業やイノベーションに関する情報にあふれています。
それでも起業でうまくいかない(または起業する前に諦めてしまう)人が絶えないのは、
知識やノウハウ以外の部分に成否を分ける要素があるからではないか?
長年、起業支援を行ってきた著者は、そんな問題意識を持つようになりました。
そこでこの本では、スタートアップを取り巻く「環境」に注目し、
成功を導く(そして失敗をできるだけ防ぐ)要素を分析しています。
それが、以下の「4つのP」です。
●Place:どこでやるか?
●People:誰とつながるか?
●Practice:どう訓練するか?
●Process:どう仕組みを作るか?
豊富な事例とエビデンスを用いて「良い環境の作り方」を解説
スタートアップが新しいアイデアを育み、実行力を高め、
チーム全体で成長していくためにはどんな環境がいいのか?
著者は膨大な数の事例とエビデンス(各種研究で導き出された学術的・科学的な根拠)を
引用しながら考察しています。本書で取り上げている内容の一部を紹介しましょう。
● スティーブ・ジョブズがPixerのオフィス設計でこだわったこと
● Googleも採用している「選択アーキテクチャ」とは
● MITの「ビルディング20」が後の大企業を続々と輩出した理由
● Y Combinatorが食事の際に「9メートルの机」を用意する理由
● 「ガレージ的な場所」を自ら作り、起業することになったWHILL
● バブソン大学流「起業家精神を習得する5つのメソッド」
● GoProやSnapchatの創業期を支えたセーフティネット
著名投資家・鎌田富久氏との対談も収録
さらに、「ビジネスと環境の因果関係」についての知見を深めるべく、
携帯電話向けソフトウェア開発で成功し、現在は投資家として数多くの
スタートアップを支援している鎌田富久氏との対談
●「イノベーションを育む環境」の選び方、作り方
も収録しています。理論と実践の両面から導き出された
「事業運営をエンパワーメントする環境」の特徴を知って、
ぜひあなたもより良い環境を選び、育ててみましょう。
- 本の長さ424ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2019/4/11
- ISBN-104822289532
- ISBN-13978-4822289539
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
東大で200以上のプロジェクトを支援してきたアクセラレーターが明かす、ビジネスモデルより大切な「経営環境の4要素」。PLACE―どこでやるか?PEOPLE―誰とつながるか?PRACTICE―どう訓練するか?PROCESS―どう仕組みを作るか?
著者について
University of Torontoを卒業後、日本マイクロソフト株式会社に入社。『Microsoft Visual Studio』のプロダクトマネジャーやMicrosoftの最新技術を伝えるテクニカルエバンジェリストなどを務めた後、スタートアップの支援を行う。
2016年6月より東京大学 産学協創推進本部にて学生や研究者のスタートアップ支援活動に従事し、学業以外のサイドプロジェクトを行う『東京大学 本郷テックガレージ』や、卒業生・現役生・研究者向けのスタートアップのインセプション(起点)プログラム『東京大学 FoundX』でディレクターを務めている。
著書に『逆説のスタートアップ思考』(中央公論新社)がある他、スタートアップ関連の情報発信を積極的に行っている。
2016年6月より東京大学 産学協創推進本部にて学生や研究者のスタートアップ支援活動に従事し、学業以外のサイドプロジェクトを行う『東京大学 本郷テックガレージ』や、卒業生・現役生・研究者向けのスタートアップのインセプション(起点)プログラム『東京大学 FoundX』でディレクターを務めている。
著書に『逆説のスタートアップ思考』(中央公論新社)がある他、スタートアップ関連の情報発信を積極的に行っている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
馬田/隆明
University of Torontoを卒業後、日本マイクロソフト株式会社に入社。『Microsoft Visual Studio』のプロダクトマネジャーやMicrosoftの最新技術を伝えるテクニカルエバンジェリストなどを務めた後、スタートアップの支援を行う。2016年6月より東京大学産学協創推進本部にて学生や研究者のスタートアップ支援活動に従事し、学業以外のサイドプロジェクトを行う『東京大学本郷テックガレージ』や、卒業生・現役生・研究者向けのスタートアップのインセプション(起点)プログラム『東京大学FoundX』でディレクターを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
University of Torontoを卒業後、日本マイクロソフト株式会社に入社。『Microsoft Visual Studio』のプロダクトマネジャーやMicrosoftの最新技術を伝えるテクニカルエバンジェリストなどを務めた後、スタートアップの支援を行う。2016年6月より東京大学産学協創推進本部にて学生や研究者のスタートアップ支援活動に従事し、学業以外のサイドプロジェクトを行う『東京大学本郷テックガレージ』や、卒業生・現役生・研究者向けのスタートアップのインセプション(起点)プログラム『東京大学FoundX』でディレクターを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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著者について
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東京大学 FoundX ディレクター。スタートアップ向けのスライド、ブログなどの情報提供を行う。書籍の補足などを行う著者サイト: https://takaumada.com/
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
星5つ中の4.1
27 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年5月19日に日本でレビュー済み
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13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年4月25日に日本でレビュー済み
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タイトルだけ見ると「起業ノウハウ本」のようにも見えますが、本書は「知識やノウハウの提供だけでは起業はうまくいかない」という問題意識をきっかけに、「環境を変える」→「自分が変わる」→「より良い環境(社会)を創っていく」という著者の信念・想いを多角的に掘り下げた本です。起業・スタートアップに関係する人が直接的な想定読者ではありますが、自分⇔環境の相互作用というテーマは誰もが人生において意識すべき観点ですし、実際のところ本書の多くのトピックは、どんな会社・チーム・人にも関係するものです。「日本の起業環境を盛り上げていきたい」、「誰もが環境を変えられるわけではないが、その余力のある人が環境・社会を良くしていってほしい」、「環境を良くしていくことで、社会全体の運を良くしていきたい」、そういう著者の真摯な想いが反映された良書です。起業を学ぶという観点では、このようなリサーチベースの客観的な本と、起業家本人が自分の経験を主観的に語る本、両方を組み合わせると良いのではと思いました。
2019年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は「成功する起業家は居場所を選ぶ」というタイトルで、イノベーティブな取り組みを加速するために必要な環境のデザイン方法を指摘しています。
ビジネス書にありがちな無責任な持論の展開ではなく、論文や研究を中心とした科学的なファクトに基づいた議論が展開されている点で、安心感を持って読み進められました。
スタートアップを経営されている方や企業で新規事業を担当されている方々の日常は大変忙しく、落ち着いた時間をインプットに充てることは難しいかもしれませんが、読了した私の個人的感想としては、本書はまとまった時間をとるに足る、実践的な学びの多い(成長が加速する)ものと強く確信しています。
ビジネス書にありがちな無責任な持論の展開ではなく、論文や研究を中心とした科学的なファクトに基づいた議論が展開されている点で、安心感を持って読み進められました。
スタートアップを経営されている方や企業で新規事業を担当されている方々の日常は大変忙しく、落ち着いた時間をインプットに充てることは難しいかもしれませんが、読了した私の個人的感想としては、本書はまとまった時間をとるに足る、実践的な学びの多い(成長が加速する)ものと強く確信しています。
2021年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
起業家が成功するために、付き合う人や働く場所、繋がりの作り方などのハウツーがちりばめられていて、
これは役立たないなーと思うものと、なるほど!と思うものが、混在している本でした。
中でも一番なるほど!と思えたのは、大前研一氏(著者じゃないんかい)の
「自分を変えるなら、時間配分を変えること、済む場所を変えること、付き合う人を変えるといい」
という言葉でした。
【この本で学べること】
・起業家と呼ばれる人たちがどういった考えを持っているのかを知ることができる
・起業家がどんなことをしているのかを知ることができる
・効率アップや創造性を発揮できるオフィス環境など学べる
・成功や失敗に対して、個人の資質だけに焦点が当たりがちだけど、
実際は周りの環境の方が重要なんだということ
・その他
ハウツー本のクオリティとしては、日経のネームだけで売ろうとしている張りぼての本。
ハウツーを読者に提供するなら、一つのことに対して
「●●は●●をするうえで大事だから、●●をまず学ぼう。●●を学ぶ方法は…」
という感じでプロセスを踏むことで学べるのだけど、
この本は、「緑色って落ち着くよね。薄い緑は若草のイメージを伝えるのにいいよ。そうそう、ある研究では…」
という感じで、道草するような文章構成なので、著者が本当に言いたいことが理解し辛い。あるいは断片的にしか理解できない。
しかも、この調子で本編が400ページも続くので、苦痛以外の何物でもない。
分厚くすれば良い本だとでも思っているのだろうか?
一番初めの読者になる編集者は、この本を「良い本だ!」と思ったのだろうか?
と、編集者の情熱を感じることができない本でした。
悪口しか出てこないのでこのへんで失礼します。
これは役立たないなーと思うものと、なるほど!と思うものが、混在している本でした。
中でも一番なるほど!と思えたのは、大前研一氏(著者じゃないんかい)の
「自分を変えるなら、時間配分を変えること、済む場所を変えること、付き合う人を変えるといい」
という言葉でした。
【この本で学べること】
・起業家と呼ばれる人たちがどういった考えを持っているのかを知ることができる
・起業家がどんなことをしているのかを知ることができる
・効率アップや創造性を発揮できるオフィス環境など学べる
・成功や失敗に対して、個人の資質だけに焦点が当たりがちだけど、
実際は周りの環境の方が重要なんだということ
・その他
ハウツー本のクオリティとしては、日経のネームだけで売ろうとしている張りぼての本。
ハウツーを読者に提供するなら、一つのことに対して
「●●は●●をするうえで大事だから、●●をまず学ぼう。●●を学ぶ方法は…」
という感じでプロセスを踏むことで学べるのだけど、
この本は、「緑色って落ち着くよね。薄い緑は若草のイメージを伝えるのにいいよ。そうそう、ある研究では…」
という感じで、道草するような文章構成なので、著者が本当に言いたいことが理解し辛い。あるいは断片的にしか理解できない。
しかも、この調子で本編が400ページも続くので、苦痛以外の何物でもない。
分厚くすれば良い本だとでも思っているのだろうか?
一番初めの読者になる編集者は、この本を「良い本だ!」と思ったのだろうか?
と、編集者の情熱を感じることができない本でした。
悪口しか出てこないのでこのへんで失礼します。
2021年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
資料・データが豊富。研究者らしく、根拠をもって語られている。
個別の事例だけではなく、起業家を取り巻く環境の傾向からビジネスについて書いてある。
多くのビジネス本は、「その人だから成功しただけで自分に当て嵌めるのは難しい」と感じる部分が多いが、この本は多くの起業家に共通する事項を書いてあるので非常に参考になる。
個別の事例だけではなく、起業家を取り巻く環境の傾向からビジネスについて書いてある。
多くのビジネス本は、「その人だから成功しただけで自分に当て嵌めるのは難しい」と感じる部分が多いが、この本は多くの起業家に共通する事項を書いてあるので非常に参考になる。