私は卒業生ですが、もともと第一志望で進学したわけではないので、在学中も卒業後もいわゆる愛校心というのは皆無でした。しかし周囲には異様に「慶応が好きでたまらない」という人がいるのは事実です。ちょっと他校では考えられないほどの熱心さです。
本書にはその実態の一部が紹介され、宗教になぞらえていますが確かにそういう面は感じます。実際に入ってみるとごく普通の人もたくさんいるのですが、慶応大好き人間が目立ってしまうんですね。私立だしどんな校風の学校があってもいいと思いますが、この学校の卒業生が極端に影響力を持ちすぎる世の中は、それ以外の人にとっては居心地が良くないような気がします。
本書を読んでそんな感想をもちました。
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