1日100件のテレアポよりも、1分間スピーチを毎朝練習する。
それだけで営業成績が飛躍的に伸びる会社がどれほどあるのだろうと考えさせられた本でした。
ビジネスパーソンでもプレゼンが苦手と感じている人は山ほどいると思います。
それを物語っているのが、就活生を対象とした企業説明会やピッチコンテスト。
ほとんどの登壇者は自分の喋ること、または喋りたいことに精一杯で
聴衆がそのスピーチや話を聴き、どういった感情を得るのか、どういった感情に落とし込みたいのか
そこまでのプロセスを描けていないのだと再認識させられました。
そもそも人の感情を動かすためには相手よりも高い熱量でなければならない、
商談を成立させる、大衆の前でプレゼンする、自分が生半可な気持ちでは動くわけがない。
要はいかにプロ意識を持って努力出来るかなのだと思います。
この本ではその努力方法を、生理学的な姿勢や発声といった視点と
自分の感情、相手の感情の流動に繋がる表現技術の2つの視点でまとめてありました。
プレゼンや商談、はたまた告白、誰かの感情を動かしたいと思う時、
そこには自己のマインドセットを含め、表現すること=舞台への準備がいかに重要かということを
巻末の著者のメソッドを受講したスポーツ選手や投資家が語っています。
また、その準備方法自体を多くのビジネスパーソンが未だ気づいていないとも。
新人営業職から経営者まで、プレゼンやビジネスでの表現力向上を本気で目指している人には
重要な表現スキルの知識、実践方法が盛りだくさんの読んで損はないであろう本です。
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