最近ただ情報を伝達し、受信しているだけの気分になってきていた。
そこに、「感動力」というキーワードが目に飛び込んできたため、手に取った。
読んでみて、この素晴らしいチカラは、その存在に気づき、心のサビを落とす行為を行う、それだけで復元すると思えた。
実際自分が行いたいと思ったポイントは、以下の3点。
1.「戦争用語」ではなく、「演劇用語」を使う。
私は今まで商品企画を行うとき、戦争用語を使っていた。
著者は「戦略」の代わりに「シナリオ」、「戦術」の代わりに「演出」、「顧客満足」の代わりに「顧客幸福」という言葉を使うことを提唱している。そのようにしてみる。
2.150%の気まぐれより、101%の継続。
1回気まぐれにがんばるより、ほんの少しでも毎日継続して成長し、ほんの少しでも気配りをする。
それが信頼と感動を生み出すことを、心底理解できた。
3.「間」と「ハートを響かせる声」により、感動を伝える。
適切な間をとって伝える。
喉ではなく、ハートを反響させるように発声する。
それにより、感動を伝えやすくなる。
情報伝達だけでなく、感動をコミュニケートしたい人に、特にオススメしたい。
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感動力の教科書 人を動かす究極のビジネススキル 単行本(ソフトカバー) – 2017/11/11
- Kindle版 (電子書籍)
¥0 Kindle Unlimited 会員は、このタイトルを追加料金なし(¥0)で読み放題 ¥1,568 Kindle 価格 獲得ポイント: 750pt - 単行本(ソフトカバー)
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21世紀に求められるビジネススキル――それは、感動を生みだす力=「感動力」だ。
日本マイクロソフト、トヨタ、パナソニック、伊勢丹など、
一流企業を中心にこれまで
1000回の講演で20万人の心を震わせてきた
著者の決定版にして最高傑作!
「説明」や「説得」のテクニックで人が簡単に動く時代は終わりました。
上辺のテクニックではすぐに見透かされる今、
人を動かす秘訣とは、カーネギーの言葉を借りれば、
「自ら動きたくなる気持ちを起こさせること」。
そんな現代に求められる究極のビジネススキルとは、
商品や人や企業が持つ本来の価値を伝え、
人が自ら動きだす表現の力――それを著者は「感動力」といいます。
“世の中には今、「感動したい人=多数、感動を生みだす人=少数」という
圧倒的な需要過多供給不足のマーケットが存在しています。
感動する商品はヒットし、感動する接客はファンを増やし、
感動するプレゼンは人を動かし、感動するリーダーには才能が集まります。
心の時代と呼ばれる現在、感動を生みだす人や企業の存在価値は高まる一方です"
(まえがきより)
本書では、「なぜ伝わらないか」という本当の理由を解き明かすところからはじまり、
「心が伝わる世界」の住人になるためのポイントを紹介。
心構えだけでなく、人を動かす具体的な心の技術を、
感動力の3つの構成要素、
表現力(ツタワル)×共感力(ツナガル)×創造力(ツクル)
という切り口からお伝えします。
日本マイクロソフト、トヨタ、パナソニック、伊勢丹など、
一流企業を中心にこれまで
1000回の講演で20万人の心を震わせてきた
著者の決定版にして最高傑作!
「説明」や「説得」のテクニックで人が簡単に動く時代は終わりました。
上辺のテクニックではすぐに見透かされる今、
人を動かす秘訣とは、カーネギーの言葉を借りれば、
「自ら動きたくなる気持ちを起こさせること」。
そんな現代に求められる究極のビジネススキルとは、
商品や人や企業が持つ本来の価値を伝え、
人が自ら動きだす表現の力――それを著者は「感動力」といいます。
“世の中には今、「感動したい人=多数、感動を生みだす人=少数」という
圧倒的な需要過多供給不足のマーケットが存在しています。
感動する商品はヒットし、感動する接客はファンを増やし、
感動するプレゼンは人を動かし、感動するリーダーには才能が集まります。
心の時代と呼ばれる現在、感動を生みだす人や企業の存在価値は高まる一方です"
(まえがきより)
本書では、「なぜ伝わらないか」という本当の理由を解き明かすところからはじまり、
「心が伝わる世界」の住人になるためのポイントを紹介。
心構えだけでなく、人を動かす具体的な心の技術を、
感動力の3つの構成要素、
表現力(ツタワル)×共感力(ツナガル)×創造力(ツクル)
という切り口からお伝えします。
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日2017/11/11
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104799321846
- ISBN-13978-4799321843
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ツタワル×ツナガル×ツクル。プレゼン、ビジネストークから日常の人間関係まで!「説明」や「説得」のテクニックでは、もはや人は動かない。20万人の心を震わせた感動プロデューサーが教える21世紀版「人を動かす」作法。
著者について
平野秀典(ひらの ひでのり)
感動プロデューサー。公演家。作家。ドラマティックステージ代表取締役。
1956年生まれ。立教大学卒。一部上場企業のビジネスマンの傍ら、「演劇」の舞台俳優として10年間活動。
その経験からビジネスと表現力の関連性に気づき、独自の感動創造手法を開発。
独立後は、日本で唯一の感動プロデューサー®として、全国の企業で講演・指導を行っている。
受講体験者は20万人を超え、リピーターとなるファンが多い。
講演・指導先企業は、日本マイクロソフト、トヨタ自動車、パナソニック、武田薬品工業、伊勢丹、成城石井など、一流企業を中心に1000社を数える。
サントリーホールや紀伊國屋劇場でも、生演奏とのコラボでセミナーを行い大きな反響を呼ぶ。
著書に、『ドラマ思考のススメ』『感動のつくり方』など国内15冊、海外翻訳12冊。
感動プロデューサー。公演家。作家。ドラマティックステージ代表取締役。
1956年生まれ。立教大学卒。一部上場企業のビジネスマンの傍ら、「演劇」の舞台俳優として10年間活動。
その経験からビジネスと表現力の関連性に気づき、独自の感動創造手法を開発。
独立後は、日本で唯一の感動プロデューサー®として、全国の企業で講演・指導を行っている。
受講体験者は20万人を超え、リピーターとなるファンが多い。
講演・指導先企業は、日本マイクロソフト、トヨタ自動車、パナソニック、武田薬品工業、伊勢丹、成城石井など、一流企業を中心に1000社を数える。
サントリーホールや紀伊國屋劇場でも、生演奏とのコラボでセミナーを行い大きな反響を呼ぶ。
著書に、『ドラマ思考のススメ』『感動のつくり方』など国内15冊、海外翻訳12冊。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
平野/秀典
感動プロデューサー。公演家。作家。ドラマティックステージ代表取締役。1956年生まれ。立教大学卒。一部上場企業のビジネスマンの傍ら、「演劇」の舞台俳優として10年間活動。独立後は、日本で唯一の感動プロデューサーとして、全国の企業へ講演・指導を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
感動プロデューサー。公演家。作家。ドラマティックステージ代表取締役。1956年生まれ。立教大学卒。一部上場企業のビジネスマンの傍ら、「演劇」の舞台俳優として10年間活動。独立後は、日本で唯一の感動プロデューサーとして、全国の企業へ講演・指導を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2017/11/11)
- 発売日 : 2017/11/11
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 254ページ
- ISBN-10 : 4799321846
- ISBN-13 : 978-4799321843
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 176,557位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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現在、有限会社ドラマティックステージ代表取締役。立教大学卒。日本で唯一の感動プロデューサーとして年間200本を越えるセミナー・講演・企業指導を行なう(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『世界に一つだけのギフト 人生に幸運と奇跡を呼ぶ15の感動エピソード』(ISBN-10:4408107786)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年12月24日に日本でレビュー済み
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11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2018年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感動プロデューサー?なんだか胡散臭いかも。
読み始めてすぐに持った感想は、それだった。
しかし読了後の今思うことは、肩書の胡散臭さに裏切られた!ということ。
この本に書かれていることは、「潜在的に思っているが皆が明文化出来ていなかった」ことのように思う。
著者はもともと舞台俳優として活躍しており、その時の経験を上手くビジネスに応用できるよう換言してくれている。
例えば「演出」とは演劇用語だと思っていたが、著者に言わせると「一流のリーダーや経営者は演出能力が抜群に高い人が多い」。
命令で人を動かすのではなく、その場を演出して「その気にさせて」自ら動く人を生み出すというのだ。
今会社で部下指導をする立場にあるが、どうしても「その気にさせて動かす」ということが難しい。
「〇〇だから、〇〇しようね」「はい分かりました」
…いざふたを開ければ、「どうして〇〇やっていないの?」「よくやる意味が分かりませんでした」
そんなことが日常的に起きている。
この本を読み、普段の自分の指導方法を顧みた。
確かに、相手が動く演出をしていなかったと思う。
本書では、関わる人すべてを「出演者」だと思い演出しようと語っている。
相手を(そして自分を)演出するという発想がこれまで無かった。
まさしく発想の転換だ。
受け身で時を過ごしていると結果しか見ることが出来ないが、
自分が演出すると思うと、過程から操作し結果を出すことが出来る。
現役営業マンはもちろんだが、頭の凝り固まった経営層にこそ読んでほしい本だと思う。
読み始めてすぐに持った感想は、それだった。
しかし読了後の今思うことは、肩書の胡散臭さに裏切られた!ということ。
この本に書かれていることは、「潜在的に思っているが皆が明文化出来ていなかった」ことのように思う。
著者はもともと舞台俳優として活躍しており、その時の経験を上手くビジネスに応用できるよう換言してくれている。
例えば「演出」とは演劇用語だと思っていたが、著者に言わせると「一流のリーダーや経営者は演出能力が抜群に高い人が多い」。
命令で人を動かすのではなく、その場を演出して「その気にさせて」自ら動く人を生み出すというのだ。
今会社で部下指導をする立場にあるが、どうしても「その気にさせて動かす」ということが難しい。
「〇〇だから、〇〇しようね」「はい分かりました」
…いざふたを開ければ、「どうして〇〇やっていないの?」「よくやる意味が分かりませんでした」
そんなことが日常的に起きている。
この本を読み、普段の自分の指導方法を顧みた。
確かに、相手が動く演出をしていなかったと思う。
本書では、関わる人すべてを「出演者」だと思い演出しようと語っている。
相手を(そして自分を)演出するという発想がこれまで無かった。
まさしく発想の転換だ。
受け身で時を過ごしていると結果しか見ることが出来ないが、
自分が演出すると思うと、過程から操作し結果を出すことが出来る。
現役営業マンはもちろんだが、頭の凝り固まった経営層にこそ読んでほしい本だと思う。
2017年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んで大変に共感できたので、3冊追加購入して職場仲間にも回覧して読ませています。
2017年11月25日に日本でレビュー済み
常連になってしまう飲食店やアパレルショップ、いきつけの理髪店、と並べるとどんな共通点がイメージされますでしょうか?
答は、自分を理解してくれる場所です。
ただ、ここで忘れられがちなことは、最初にその店を選んだのは、なんとなくおいしそうとか、似合いそうとお客様が感じたという事実です。
お客様にそう感じさせることを、この本は「共鳴」と呼んでいます。その意味で、好きになるかもしれないという「共鳴」をお客様に感じてもらうためには、商品やサービスへ込めた思いを提供者が伝えないといけません。その思いが明確であればあるほど、お客様に伝わります。
そして、表現されたその思いに単なる情報ではなく、情緒も含まれていれば、お客様の心に届くドラマになり、記憶に残る。
この一冊は、そのことをさまざまな角度から伝えてくれます。
親から子、PTA会長から小学校一年生、職場の同期から退職する同期、組織のリーダーが自分の親へ。
要所要所に織り込まれた手紙は、人生に対する応援にもなっています。
応援する人、される人が、「共演者」という形で関係が続いていけば、豊かな人生が生まれていきます。
応援してくれる商品提供者、サービス提供者が見えてくればお客様はリピーターやファンという共演者になってくれます。
商売を繁盛させるために、お客様の「心」とどう向き合えば良いか、その方法を応用しやすい形で提供してくれる貴重な一冊です。
答は、自分を理解してくれる場所です。
ただ、ここで忘れられがちなことは、最初にその店を選んだのは、なんとなくおいしそうとか、似合いそうとお客様が感じたという事実です。
お客様にそう感じさせることを、この本は「共鳴」と呼んでいます。その意味で、好きになるかもしれないという「共鳴」をお客様に感じてもらうためには、商品やサービスへ込めた思いを提供者が伝えないといけません。その思いが明確であればあるほど、お客様に伝わります。
そして、表現されたその思いに単なる情報ではなく、情緒も含まれていれば、お客様の心に届くドラマになり、記憶に残る。
この一冊は、そのことをさまざまな角度から伝えてくれます。
親から子、PTA会長から小学校一年生、職場の同期から退職する同期、組織のリーダーが自分の親へ。
要所要所に織り込まれた手紙は、人生に対する応援にもなっています。
応援する人、される人が、「共演者」という形で関係が続いていけば、豊かな人生が生まれていきます。
応援してくれる商品提供者、サービス提供者が見えてくればお客様はリピーターやファンという共演者になってくれます。
商売を繁盛させるために、お客様の「心」とどう向き合えば良いか、その方法を応用しやすい形で提供してくれる貴重な一冊です。
2017年11月20日に日本でレビュー済み
まるで1つの映画や芝居を観終わった後のような読後感。
たくさんの情報がインプットされつつも、心の中で色々な気づきの化学反応が起き、新しいアイディアが止めどもなく浮かぶ状態。
帯の「ツタワル×ツナガル×ツクル」のシンプルなキーワードが、ジワリと残ります。
珠玉のフレーズがたくさんある中で、自分の心に最も響いた一文はこちら。
------ドラマメソッドのストーリーテリングの技術でいえば、もらった恩は「伏線」になり、恩贈りは「回収」となります。------
頭ではなく、心の深いところに響いてきました。
「人生はドラマ」という『ドラマ思考』に立った上で、起きるすべての出来事を「恩」という視点で切り取らないと出てこない表現。
そんな風に“もらった恩”と“恩贈り”にフォーカスして人生を送れたら、どんなに素敵であるか。
そこから始まる世界観のみずみずしさに、視界がパッと開ける感覚を覚えました。
自分が仕事にしている“音楽”の世界には、『ドミナントコード』というものがあります。
『ドミナント』とは「支配的なもの」ということで、最も次へと進むエネルギーを持ち、新たな展開を生み出す力を持ったコード。
そして、そのコードは基本的には安定・調和を表す『トニック』に帰結するという性質があります。
もらった恩を、そのまま受け流せば、何も生まれない。
でも、もらった恩を大切に受け取った時、それは『ドミナントコード』のように最も展開が生まれるエネルギーとなる。
「支配」という言葉を使うと違和感があるけれど、「恩を最も大事にする生き方」と捉えると、まさにそれが王道かも知れない。
その意味で、『ドミナントコード』は言い換えるならば「最もドラマチックなコード」。
そして、そこから帰結する『トニック』は、言うなれば「ハッピーエンド」。
“恩”というドラマは、“恩贈り”というハッピーエンドに帰結し、また次の展開を生んでいくのだと思います。
著者の言葉に「人生は一筆書きのドラマ」というのがありますが、自分の表現に置き換えるならば「人生は1曲の即興作曲」。
予定外のミスタッチさえもドラマに変えて、すべての伏線をハッピーエンドへ解決させるのが、自分の人生という音楽を演出するコンダクターの役割であり、責任でもある。
そんな風に、自分の持ち場になぞらえてたくさんのインスピレーションを与えてくれる本だと思います。
世の中にたくさんの本があっても、知識や情報のインプットで終わる本が多い気がします。
ひょっとしたら、その最たるものが学生時代に触れてきた『教科書』かも知れません。
でも、この『感動力の教科書』は、知識や情報のインプットだけにとどまらず、インスピレーションやインスパイアを与えてくれるバイブルのような存在。
一読目は冒頭に紹介した一文が心に響きましたが、おそらく二読目以降は別の一文に目が留まることと思います。
内容をすべて理解していても、何度も繰り返し読んでみたくなる。
『教科書』というものの概念も変えてくれるような1冊だと思います。
たくさんの情報がインプットされつつも、心の中で色々な気づきの化学反応が起き、新しいアイディアが止めどもなく浮かぶ状態。
帯の「ツタワル×ツナガル×ツクル」のシンプルなキーワードが、ジワリと残ります。
珠玉のフレーズがたくさんある中で、自分の心に最も響いた一文はこちら。
------ドラマメソッドのストーリーテリングの技術でいえば、もらった恩は「伏線」になり、恩贈りは「回収」となります。------
頭ではなく、心の深いところに響いてきました。
「人生はドラマ」という『ドラマ思考』に立った上で、起きるすべての出来事を「恩」という視点で切り取らないと出てこない表現。
そんな風に“もらった恩”と“恩贈り”にフォーカスして人生を送れたら、どんなに素敵であるか。
そこから始まる世界観のみずみずしさに、視界がパッと開ける感覚を覚えました。
自分が仕事にしている“音楽”の世界には、『ドミナントコード』というものがあります。
『ドミナント』とは「支配的なもの」ということで、最も次へと進むエネルギーを持ち、新たな展開を生み出す力を持ったコード。
そして、そのコードは基本的には安定・調和を表す『トニック』に帰結するという性質があります。
もらった恩を、そのまま受け流せば、何も生まれない。
でも、もらった恩を大切に受け取った時、それは『ドミナントコード』のように最も展開が生まれるエネルギーとなる。
「支配」という言葉を使うと違和感があるけれど、「恩を最も大事にする生き方」と捉えると、まさにそれが王道かも知れない。
その意味で、『ドミナントコード』は言い換えるならば「最もドラマチックなコード」。
そして、そこから帰結する『トニック』は、言うなれば「ハッピーエンド」。
“恩”というドラマは、“恩贈り”というハッピーエンドに帰結し、また次の展開を生んでいくのだと思います。
著者の言葉に「人生は一筆書きのドラマ」というのがありますが、自分の表現に置き換えるならば「人生は1曲の即興作曲」。
予定外のミスタッチさえもドラマに変えて、すべての伏線をハッピーエンドへ解決させるのが、自分の人生という音楽を演出するコンダクターの役割であり、責任でもある。
そんな風に、自分の持ち場になぞらえてたくさんのインスピレーションを与えてくれる本だと思います。
世の中にたくさんの本があっても、知識や情報のインプットで終わる本が多い気がします。
ひょっとしたら、その最たるものが学生時代に触れてきた『教科書』かも知れません。
でも、この『感動力の教科書』は、知識や情報のインプットだけにとどまらず、インスピレーションやインスパイアを与えてくれるバイブルのような存在。
一読目は冒頭に紹介した一文が心に響きましたが、おそらく二読目以降は別の一文に目が留まることと思います。
内容をすべて理解していても、何度も繰り返し読んでみたくなる。
『教科書』というものの概念も変えてくれるような1冊だと思います。
2017年11月12日に日本でレビュー済み
人を動かすビジネススキルの本といえば、人の説得の方法を羅列するものをイメージします。
しかし、読んでみて心に残ったことは、価値観を軸にして自分自身の生き方に感動するとその心が相手の心に伝わっていくということです。
周りから与えられた感動は数日で冷めてしまいますが、自分の心から湧き出た感動は余韻が続きます。
日常を人生の物語の一幕ととらえると、相手に伝えたいことや振る舞いたいこと、そして、自分の生き方が周りの人にどのように記憶されたいかが見えて、日々に感動が生まれます。
この本は相手の心に残る伝え方が入り口なのですが、自分自身の生き方のコアを見つめ直すきっかけにもなります。
最初に読み終わった後にふと浮かんだ言葉。
「あなたは人生に集中していますか?」
そして、二度目の読後に浮かんだ言葉に驚愕しています。
自分自身に伝えたいことや人に伝えたいことが明らかになってきたことに感謝します。
しかし、読んでみて心に残ったことは、価値観を軸にして自分自身の生き方に感動するとその心が相手の心に伝わっていくということです。
周りから与えられた感動は数日で冷めてしまいますが、自分の心から湧き出た感動は余韻が続きます。
日常を人生の物語の一幕ととらえると、相手に伝えたいことや振る舞いたいこと、そして、自分の生き方が周りの人にどのように記憶されたいかが見えて、日々に感動が生まれます。
この本は相手の心に残る伝え方が入り口なのですが、自分自身の生き方のコアを見つめ直すきっかけにもなります。
最初に読み終わった後にふと浮かんだ言葉。
「あなたは人生に集中していますか?」
そして、二度目の読後に浮かんだ言葉に驚愕しています。
自分自身に伝えたいことや人に伝えたいことが明らかになってきたことに感謝します。