多くの方のレビューを拝見して、なるほどと思いました。
この映画は私が10代の多感な頃にバイト仲間で観に行ったのを覚えています(男女混合)。
私は幼少時から父の仕事の関係でアメリカで育ったせいか、アメリカの徹底した愛国教育を受けていました。
それ故、この映画の邦題「愛と青春の旅立ち」には若干違和感を感じておりました。
女性的な観点からすると邦題は惹かれるタイトルではあり、リチャード・ギアとデブラ・ウィンガーとの愛の行方を強調しており「恋愛映画」の部類に入るかとは思いますが。原題の「An Officer and A Gentleman」は直訳すると「一人の(ホワイトカラーの)事務員と一人の紳士」となります。ネイティブ的には「一人の士官と一人の軍曹」が正しい日本語訳です。
タイトルからも物語の中心は士官候補生のザック(ギア)と軍曹のフォーリー(ルイス・ゴゼット・Jr)の物語であり恋愛や友人関係は興行上の演出感が強い印象があります。
しかし、物語のテーマは過酷な士官訓練、いじめに近いしごき、容赦ない候補生のドロップアウトなどなど・・
勝ち残った者は士官教育課程を卒業と同時に尉官(キャリア組)になり、しごきあげた軍曹は下士官になります。
立場の逆転。上官にはなれない下士官(軍曹)が、卒業生一人一人に敬礼をし送り出すシーンには感動を覚えました。
ちなみに女性候補のシーガーが軍曹に対し上官であることを意味する「Thankyou”SIR”」と言ったとき、フォーリー軍曹が「SIRはやめてください」(字幕では)となっておりますが「私は下士官であります」の方が正しい訳となり、観る側には伝わりやすいと思います。
決して、男性目線・女性目線と差別しているわけではありませんが「恋愛映画」との見方については疑問?も感じます。
決定的にそう思ったのは「TJのお店」のシーンでダイア・ストレイツの「トンネル・オブ・ラブ」が流れていたせいかもしれません。
長々と書きましたが、ちょっと見方を変えるとレビユーに多い「恋愛映画」とはまた違った映画にも見えます。
多くの方に観てもらえると良いなと思います。
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