普段キャラクターイラストを描いているので参考として購入いたしました。
まずこの本はデッサンや美術解剖学的な部分をメインとした技術書ではありません。
重心の取り方や服のシワの描き方などにも触れてはいますが、基本的には「どういうポーズや表情を付ければキャラクターが魅力的に見えるのか」というポイントの説明が本書のメインテーマです。
ある程度描けるようになってきたけれど棒立ちの絵ばかり描いてしまう、動きのない絵しか描けない、キャラクターの性格が伝わるような絵が描けない…そういった人にオススメの内容だと思います。
本文の作例には表紙にも描かれている大勢の個性溢れるキャラクターが登場します。
しかし出でくるキャラクター達はセリフを一切しゃべりません。それなのに絵を見ているだけでそのキャラクターの性格やほかのキャラとの関係性が伝わってくる!
セリフなんてものに頼らなくてもキャラに演技をつけてあげるだけでこんなにもキャラクター性というのは伝わるものなのかと驚かされました。
作例はすべて一枚絵で漫画形式の絵は全く出てきませんが、一枚絵だけでなく漫画を描くうえでもセリフ以外の絵の部分でいかにキャラクターを魅せるかという部分で参考になりますし、ポーズや表情への考え方やアプローチは女性キャラを描くうえでも通用すると思います。オススメです。
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