読みやすさは最後までちゃんと続きました。
つまらなくもないです。
でも、残念ながら、
期待した盛り上がりは、ありませんでした。
難しいお題を選ばれたのだなぁと、
読んでいくうちに、
同情のような気持ちがわきました。
エンディングの後に、
サービスのような章が二つほどついています。
これは、本当にサービスなのか、
それとも、何かのフォローなのか。
物語を終え、離れがたいほどの自信を感じ、
勢いのまま、オマケをつけてくれたのか。
それとも最後に少しサービスでもしないと、
自信を持って出せない作品だったのか。
解説で映画監督のかたが、
ヒーローとして主人公をたたえています。
悪のヒーローとして。
善を破壊する、
修羅神のようなヒーローという意味だと思うのですが、
ただの狂人として描きたくないという、
著者の主人公に対する狙い(なのかな?)が、
逆に、物語から、
怖さも悲しさも滑稽さも奪ってしまい、
誰でも予想できる当たり前の物語よりも、
新しさはあるのだろうに魅力がない、
強さも弱さも、何もかも、
中途半端になってしまったといいますか。
アクション(格闘技)要素のあった前半のほうが、
まだ興味深く、怖い場面が多かったです。
後半は、能力なのか運なのか、
優れているのか偶然なのか、
起きていることの因果が、
主人公の能力と噛み合っていないように見えてしまいました。
じゃあ、どうなれば納得したのかというと、
それはそれで、
うーむと悩んでしまいます。
やはり、
かなり難しいお題に挑戦してしまったのが、
この中途半端な印象の原因でしょうか。
読む人にもよるのかなぁ?
結局、こいつはなんだったの?
という登場人物ばかりなのも原因か?
繰り返しますが、
本当に、つまらなくはなかったです。
読まなきゃよかったとか、
嫌いとかでもないですし。
普通……とはいいたくないくらい、
個性的なテーマではあるのですが、
どうしても、感想は『普通』となってしまう。
読者が感情移入できてしまうサイコパス。
という、人間としての悪者の描きかたは、
成功していると思います。
物語の舞台が悪かったのかなぁ。
生徒対先生になっちゃうと、なんとなく、
怪獣対人間みたいになるといいますか。
ものすごーく生意気な言いかたをさせていただくならば、
……うーん、言いたくないな。
……すごく、すごく失礼なのですが、
……貴志先生はすごいと思っていますが、
……うーん、
……うーん、
……あ、
……あ、
……アイデア不足?
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言語日本語
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出版社文藝春秋
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発売日2012/8/10
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ファイルサイズ754 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか?
晨光学院町田高校の英語教師、ハスミンこと蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAから信頼され彼らを虜にしていた。そんな〝どこから見ても良い教師〟は、実は邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。
蓮実聖司は問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ねていた。三人の生徒が蓮実の真の貌に気づくが時すでに遅く、学園祭の準備に集まったクラスを襲う、血塗られた恐怖の一夜。蓮実による狂気の殺戮が始まった!ミステリー界の話題を攫った超弩級エンターテインメント。
デビュー以来、著者のテーマである〝心を持たない人間〟を中心に据えたピカレスクロマン。「悪の教典」を現在とするならば、その過去にあたる「秘密」、未来にあたる「アクノキョウテン」の小話も併録。解説は三池崇史(映画監督) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
晨光学院町田高校の英語教師、ハスミンこと蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAから信頼され彼らを虜にしていた。そんな〝どこから見ても良い教師〟は、実は邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。
蓮実聖司は問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ねていた。三人の生徒が蓮実の真の貌に気づくが時すでに遅く、学園祭の準備に集まったクラスを襲う、血塗られた恐怖の一夜。蓮実による狂気の殺戮が始まった!ミステリー界の話題を攫った超弩級エンターテインメント。
デビュー以来、著者のテーマである〝心を持たない人間〟を中心に据えたピカレスクロマン。「悪の教典」を現在とするならば、その過去にあたる「秘密」、未来にあたる「アクノキョウテン」の小話も併録。解説は三池崇史(映画監督) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
貴志/祐介
1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり『十三番目の人格‐ISOLA‐』と改題して刊行される。97年『黒い家』で日本ホラー小説大賞、2005年『硝子のハンマー』で日推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、11年『ダークゾーン』で将棋ペンクラブ大賞特別賞を受賞する。10年刊行の『悪の教典』は山田風太郎賞を受賞し、同年、宝島社「このミステリーがすごい!2011」国内編第1位、週刊文春「2010年ミステリーベスト10」国内部門第1位に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり『十三番目の人格‐ISOLA‐』と改題して刊行される。97年『黒い家』で日本ホラー小説大賞、2005年『硝子のハンマー』で日推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、11年『ダークゾーン』で将棋ペンクラブ大賞特別賞を受賞する。10年刊行の『悪の教典』は山田風太郎賞を受賞し、同年、宝島社「このミステリーがすごい!2011」国内編第1位、週刊文春「2010年ミステリーベスト10」国内部門第1位に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B0099O0EHC
- 出版社 : 文藝春秋 (2012/8/10)
- 発売日 : 2012/8/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 754 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 459ページ
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 21,643位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 130位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (Kindleストア)
- - 256位文春文庫
- - 1,866位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
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ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
下巻では生徒たちがそれぞれの得意分野を生かし蓮見に立ち向かっていく様が描かれます。
部活だとか得意科目だとか、キャラクターも書き分けられていて、どれもハラハラさせられる対決になっています。
どんでん返し的な部分はさほど強力ではありませんが、映画よりはうまいストーリーテリングで違和感もなく一気に読ませます。
このストーリーには続きを心から期待したいと思います。サイコパスな生徒との出会いが描かれるとかでもいいんじゃないでしょうか。
あっという間に読み終えるほどのテンポの良さでした。
部活だとか得意科目だとか、キャラクターも書き分けられていて、どれもハラハラさせられる対決になっています。
どんでん返し的な部分はさほど強力ではありませんが、映画よりはうまいストーリーテリングで違和感もなく一気に読ませます。
このストーリーには続きを心から期待したいと思います。サイコパスな生徒との出会いが描かれるとかでもいいんじゃないでしょうか。
あっという間に読み終えるほどのテンポの良さでした。
2012年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一夜の出来事。
校舎という隔離された場所での数時間。実際には僅かであっても
永遠に続くと感じる恐怖の体験。
限定されているからこそ、濃密であり、必死の攻防の過程を
一気に読み通すことをお勧めする。
立ち止まると、殺害の理由や生徒の特徴がいまいち思い出せない
ことに気が付くけれど、細かい点は気にせずに、戻らず、先へ先へと
読み進めることで、臨場感が増すと思う。
スピード感がある点は、読み応えがあったが、殺人鬼のキャラクター
としての続編を期待するか、には、否、と思う面も。
本作は、結局のところ大量殺人、すなわち同じような場面の連続で
中だるみした部分もあり、次回作も同様であれば、繰り返しが続くだけ、
という心配は、杞憂でしょうか。
カラスの存在、最後の短編2話、等、意義がいまいち分からないことも
含めて、総合的な感想は、☆3つ。
校舎という隔離された場所での数時間。実際には僅かであっても
永遠に続くと感じる恐怖の体験。
限定されているからこそ、濃密であり、必死の攻防の過程を
一気に読み通すことをお勧めする。
立ち止まると、殺害の理由や生徒の特徴がいまいち思い出せない
ことに気が付くけれど、細かい点は気にせずに、戻らず、先へ先へと
読み進めることで、臨場感が増すと思う。
スピード感がある点は、読み応えがあったが、殺人鬼のキャラクター
としての続編を期待するか、には、否、と思う面も。
本作は、結局のところ大量殺人、すなわち同じような場面の連続で
中だるみした部分もあり、次回作も同様であれば、繰り返しが続くだけ、
という心配は、杞憂でしょうか。
カラスの存在、最後の短編2話、等、意義がいまいち分からないことも
含めて、総合的な感想は、☆3つ。
2019年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上巻とはかなり温度差があります。本当に同じ作品なの?と思うレベルの。
でもストーリーは面白いです。
蓮実先生の狂気と色香がたまらん。
でもストーリーは面白いです。
蓮実先生の狂気と色香がたまらん。





