曹洞宗の大本山・總持寺貫首を務めた高僧、板橋興宗禅師が、「本当のいのちの生かし方」と「息をすることの大切さ」を説きます。海軍兵学校での生活、戦後、肋膜炎を患い長期入院、4年遅れての大学進学、自尊心が傷つきノイローゼになった大学時代、生き返った禅寺での共同生活、曹洞宗に得度、師匠を裏切り8年間放浪修行、禅師となってからの夢など、自身の経験を通して、足るを知ること、グチグチ考えないこと、呼吸の大切さを紹介しました。がんを患って20年、「生きる意味」について悩み続けた禅師からの魂のメッセージ。
板橋興宗(いたばし・こうしゅう)元大本山總持寺貫首。元曹洞宗管長。現在、福井県越前市にある御誕生寺住職。1927年宮城県生まれ。海軍兵学校76期。東北大学卒業。1953年、渡辺玄宗禅師について禅門に入る。主な著書に『坐りませんか。』(PHP研究所)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
板橋/興宗
1927(昭和2)年宮城県生まれ。海軍兵学校76期。東北大学卒業。1953(昭和28)年、渡辺玄宗(わたなべ・げんしゅう)禅師について禅門に入る。その後8年間、井上義衍(いのうえ・ぎえん)老師に参禅し、修行する。福井県武生市・瑞洞院住職、石川県金沢市・大乘寺住職などを歴任し、1998(平成10)年、神奈川県横浜市・大本山總持寺貫首、曹洞宗管長に就任。2002(平成14)年、貫首、管長の公職を辞し、石川県輪島市・總持寺祖院住職を経て、現在、福井県越前市・御誕生寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)