最初はただ無愛想で口下手な攻と気弱な受のよくある平面的なキャラ設定かと思ったが、二人の性格と生い立ちがとても丁寧に考えられて、深みがあってリアルに感じれました。受の湊は特に好きで、泣けない気持ちが痛いほど伝わり、最後は一緒にうるっとなってしまいました。
女性の登場人物を入れたり、恋敵と実際付き合ったり寝たりさせるところにうーんってなる読者もいるかと思いますが、巧みに織り込んだ結果より物語としての完成度が高まったと思います。
ドラマのように歯がゆいすれ違いやドドドンとした展開がテンポよく続き、わたしは一気読みしました。
ただ個人的に終盤の心情の変わりとか、復縁のシーンがなんだか物足りなくて、説得力がない分感動が少し薄れました。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
