糸森さんの作品は好きで見かけたら買わせていただいていますが、レーベルのお陰なのか主人公が非常に恋愛脳です。なぜアガルに対して必要以上にどぎまぎしているのか。初めて与えられた仕事で緊張感を持っているのかと思いきや、身分を隠さなければならない状況で公然と手を繋いで歩いたり。彼をペットのように甘やかしたりかと思えばいきなり男として意識したりで、もうよく分かりません。恋愛脳に展開するのが早すぎて付いていけない。そういうシーンになるとページを捲るスピードが意図せず上がっていました。糸森さんにはその方面意外の魅力を感じていたために、この作品では少し落胆しました。
ストーリーは安定した面白さ、発想の素晴らしさが伺えますが、恋愛描写が非常に足を引っ張っているという印象を受けました。読者層を考えるとこういう展開を望むのが編集者さんとして大事なのでしょうが、流れを無視した恋愛描写は不愉快に思えました。
恋と悪魔と黙示録 身代わり王女と百年の虚無 (一迅社文庫アイリス) (日本語) 文庫 – 2013/5/18
糸森 環
(著)
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本の長さ302ページ
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言語日本語
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出版社一迅社
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発売日2013/5/18
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ISBN-104758044368
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ISBN-13978-4758044363
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「ぼくはあなただけを守る魔物なんですから」神魔を使役し“名もなき悪魔”の名を書に記す朔使。人と獣の姿を持つ美しき神魔アガルと契約したレジナは、朔使となる試験を兼ねた調査のため、雪に閉ざされた小国ユピルスに向かうことに…。悪魔の調査のはずが、宮廷を探索中についた嘘から、王女の身代わりをすることになってしまい―!?一途な魔物とその主となった乙女&未来の幻魔王が織りなす、悪魔召喚ラブファンタジー第二弾。
登録情報
- 出版社 : 一迅社 (2013/5/18)
- 発売日 : 2013/5/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 302ページ
- ISBN-10 : 4758044368
- ISBN-13 : 978-4758044363
- Amazon 売れ筋ランキング: - 641,257位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち3.8
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨年の12月の一巻発売後より大変長らく続編を待っていた作品です。
シリアス要素を含みながらも最初から最後までひたすら甘い、
前作に引き続きおっとり上品な天然乙女系傲慢神魔のアガルとひたすら健気で頑固なレジナの
じれったい恋愛模様、いや恋愛なの?恋愛だよね、でも無自覚にいちゃついてるけど
当事者達の中では一進一退くらいなんだよね、きっと。でもとにかく執着系好きにはたまらない!!
乙女の如きなのに上から目線で割りと大胆なことしちゃうアガルさんを筆頭に
前作に続き登場する陽気なナンパ系朔使ヴィネトの神魔や、朔使の総帥リオ、それに付き従う双子神魔など
新しいキャラクターの登場も盛りだくさん。個性的で魅力的なキャラの多い一冊です
1作目と変わらぬ内容の濃さで期待を裏切らない糸森先生には脱帽しました。
シリアス要素を含みながらも最初から最後までひたすら甘い、
前作に引き続きおっとり上品な天然乙女系傲慢神魔のアガルとひたすら健気で頑固なレジナの
じれったい恋愛模様、いや恋愛なの?恋愛だよね、でも無自覚にいちゃついてるけど
当事者達の中では一進一退くらいなんだよね、きっと。でもとにかく執着系好きにはたまらない!!
乙女の如きなのに上から目線で割りと大胆なことしちゃうアガルさんを筆頭に
前作に続き登場する陽気なナンパ系朔使ヴィネトの神魔や、朔使の総帥リオ、それに付き従う双子神魔など
新しいキャラクターの登場も盛りだくさん。個性的で魅力的なキャラの多い一冊です
1作目と変わらぬ内容の濃さで期待を裏切らない糸森先生には脱帽しました。
2013年6月30日に日本でレビュー済み
朔使総帥に命じられ、小国ユピルスへ赴くレジナ達。
『名もなき悪魔』を戸籍として記す事の出来る朔使になりたいレジナは、これを朔使になるための試練として、王宮にいるかもしれない悪魔を探すべく、身代わり王女として立ち回りながらも懸命に動く。
そして不審な動きを見せるティアティ国のロアス王子も気になるが……――。
恋と悪魔と黙示録シリーズ?の二巻目。
今回は人間と人ならざる者が恋愛するための準備期間みたいな感じでした。
アガルは事ある事に、レジナへの一見熱烈な愛ともいえる執着心で接するけれど、最終的には『魂が欲しい』で落ち着いてしまう。
そんなアガルに壁を嫌が応でも思い知らされるレジナ。
一巻はファンタジーならではの盛り上がりと強烈な個性の登場人物に魅せられましたが、二巻では感情の葛藤が主軸に置かれていると思いました。
もうちょい葛藤欲しいなと思いましたが、それでも伝わってきました。
あと他文庫の作品を考えると、著者の方は、設定作りをしっかり組むのが好きなのか性なのか。それと様々な人物の登場。
一巻では膨大な情報に溢れた世界観と、多くの人物がいましたが、それに比べれば今回は少ないと思いました。
読みやすいととるか、物足りないととるかは読者の自由ですよね。
ちなみに欲張りな私はどちらもです(笑)
しかし、アガルが可愛い過ぎます……。
『おまえは乙女か!』と恥じらうアガルを想像しては、あの赤藻を撫で繰り回したくなります!
両頬を手で押さえる姿が、いつまでも私の中のグッジョブ場面(笑)
レジナは基本大人しいけれど、変に女々しくなく私は好きです。
意地を張り損ねた素直な感じで、この子も頭撫で撫でしたい……。
今回出番少ないヴィネト、次はいっぱい自由に動いてほしい(笑)
あと章タイが次はどうなるかがささやかな楽しみ♪
『名もなき悪魔』を戸籍として記す事の出来る朔使になりたいレジナは、これを朔使になるための試練として、王宮にいるかもしれない悪魔を探すべく、身代わり王女として立ち回りながらも懸命に動く。
そして不審な動きを見せるティアティ国のロアス王子も気になるが……――。
恋と悪魔と黙示録シリーズ?の二巻目。
今回は人間と人ならざる者が恋愛するための準備期間みたいな感じでした。
アガルは事ある事に、レジナへの一見熱烈な愛ともいえる執着心で接するけれど、最終的には『魂が欲しい』で落ち着いてしまう。
そんなアガルに壁を嫌が応でも思い知らされるレジナ。
一巻はファンタジーならではの盛り上がりと強烈な個性の登場人物に魅せられましたが、二巻では感情の葛藤が主軸に置かれていると思いました。
もうちょい葛藤欲しいなと思いましたが、それでも伝わってきました。
あと他文庫の作品を考えると、著者の方は、設定作りをしっかり組むのが好きなのか性なのか。それと様々な人物の登場。
一巻では膨大な情報に溢れた世界観と、多くの人物がいましたが、それに比べれば今回は少ないと思いました。
読みやすいととるか、物足りないととるかは読者の自由ですよね。
ちなみに欲張りな私はどちらもです(笑)
しかし、アガルが可愛い過ぎます……。
『おまえは乙女か!』と恥じらうアガルを想像しては、あの赤藻を撫で繰り回したくなります!
両頬を手で押さえる姿が、いつまでも私の中のグッジョブ場面(笑)
レジナは基本大人しいけれど、変に女々しくなく私は好きです。
意地を張り損ねた素直な感じで、この子も頭撫で撫でしたい……。
今回出番少ないヴィネト、次はいっぱい自由に動いてほしい(笑)
あと章タイが次はどうなるかがささやかな楽しみ♪
2013年5月20日に日本でレビュー済み
面白いことは面白いのですが、ぐいぐい引きつけるような強烈な個性を放つのがヒロインというよりはヒーロー達だという点と、謎解きとコミカル、ロマンスの割合が今ひとつで読後読み返したいほどの思い入れを持ちづらいのが難点でしょうか。
一番ニヤリとさせられたシーンが、図書部の稀覯本にレジナがうっとりして本を条件にプロポーズに即答する場面(ヴィネトのぼやき場面)で、これはキャラ達の性格が生き生きと表れていて良かったです。
でもこのすごい前半の出だしシーンのほかは、残る部分にコミカルシーン or 強烈な印象を残すシーンが乏しく、獣とヴィネトのかけ合いだけではマンネリ気味になってしまいます。
面白い!と唸ったり、( ̄ー ̄)ニヤリとさせられるほどではありません。
個人的には、“乙女な悪魔(男)”をテーマに描いた本では、他の作家さんになりますが「王女様と教育係」(花衣沙久羅)がピカイチです。
人物の背景、経緯に裏打ちされた「恋」の名場面が数カ所あれば、なんども乙女描写をするよりもずっとパンチがあり心に響く作品になるということがわかる作品なので、少々エロティックな場面もありますがヒストリカルの純愛系の良本が読みたい方にはオススメです。
一番ニヤリとさせられたシーンが、図書部の稀覯本にレジナがうっとりして本を条件にプロポーズに即答する場面(ヴィネトのぼやき場面)で、これはキャラ達の性格が生き生きと表れていて良かったです。
でもこのすごい前半の出だしシーンのほかは、残る部分にコミカルシーン or 強烈な印象を残すシーンが乏しく、獣とヴィネトのかけ合いだけではマンネリ気味になってしまいます。
面白い!と唸ったり、( ̄ー ̄)ニヤリとさせられるほどではありません。
個人的には、“乙女な悪魔(男)”をテーマに描いた本では、他の作家さんになりますが「王女様と教育係」(花衣沙久羅)がピカイチです。
人物の背景、経緯に裏打ちされた「恋」の名場面が数カ所あれば、なんども乙女描写をするよりもずっとパンチがあり心に響く作品になるということがわかる作品なので、少々エロティックな場面もありますがヒストリカルの純愛系の良本が読みたい方にはオススメです。