デビュー作の三国志を題材にしたものが面白かったので、期待して購入したのですが、出来はいまひとつというところ。
設定などは面白かったのですが、展開が少し急展開すぎて、練りが足りないように感じました。
カクヨムで連載していたのをやや加筆修正したもののようです。編集手抜きのつけでしょうか。
劇場版の2時間でむりやりおさめたという感じの作品。
モンスターを食べることでその特殊能力を魔法で発現できる天使と、モンスターの死骸などから「フネ」という乗り物(ロボット)を作り利用する冒涜者がいて、永遠に戦い続けている世界。それは周囲をモンスターに囲まれ、限定されたエリアに閉じ込められているからでもある。
そんな世界で特殊な任務のため合同作戦で出会った、天使の少女ラブラと冒涜者の少年フレドの物語。
名前的に、ラブラ(ラブだ)とフレド(フレンド)かなぁ。恋と友情を期待されてたのかな。
ただ恋愛描写は弱く、好き→だから力業ぽく問題解決で少年漫画みたい。
登場キャラもエキセントリックなのはいいけど、この読み切りみたいな一作はともかく、連載でやるとなると恋愛とか繰り広げるには難しそう。
作者さんは続き書きたそうだし、設定は面白い世界だから期待したいけど、ある意味綺麗にオチがついたこの作品の続きをかくのはかなり難しそうで、読者からのハードルあがると思います。私だったら、同じ世界観で登場人物変えるとかしたほうがいいと考えますね。
天使の強さの秘密とか、SFぽい世界創世の秘密とかありそうな気がするので、少し期待したいのですが、このての壮大な話はわりとベタなので、作者さんの力量に左右されるから、どうなるかわからないのが不安材料。私個人は化けるの期待しますけどね。
モンスターの死体から搭乗ロボを作るというのは、オーラバト⭕ーみたいな感じでしょうか。
民間には古くてボロい機体が作業用に使われる等は、聖刻(ワースブレイド)の狩猟機と従兵機みたいな感じ。
天使がエネルギー源になるというのは、エンゼルギアみたいな感じかな。
このての巨大ロボット乗り回すような作品好きなので、そこのとこも期待したいけど。
- 文庫: 288ページ
- 出版社: KADOKAWA (2019/11/30)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4047358436
- ISBN-13: 978-4047358430
- 発売日: 2019/11/30
- 梱包サイズ: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
- おすすめ度: 2件のカスタマーレビュー
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