面白い、面白い。有名な天才科学者16名の私生活や人間性、あるいは著者の女性の目で見たイケメン度や男性的魅力などを、楽しい筆致で描いている。筆者は主観を晒すことを恐れず、むしろ積極的に押し出している。16名のなかの多くの名前を記憶の片隅にでも持ち合わせている読者には、有名科学者の人間味がたまらなく面白い。すらすら短時間で読み飛ばせる一服の清涼剤のような本だ。
各科学者を、坊ちゃん育ち−叩き上げ系 の横軸と、浮気性−家庭的の縦軸の2次元表示で、著者の主観的評価をしているのも興味深い。例えばアインシュタインは女癖が悪く、浮気性の典型だそうだ。
16名分の下調べは大変だったと思うが著者はよく調査している。数十点の和書・翻訳書を参考文献に掲げているが、伝言ゲームにならぬよう出来れば原書で調べて欲しかったという不安はあるものの、楽しく読む本ならいいかとも思う。
この本には、世の科学オンチに科学への興味を持って貰いたいとの期待もあったようだが、それは無いだろうと思う。すべからく裏面史というものは、表面史を知っている人が読むから面白いのだ。
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