恋するソマリア (集英社文庫) (日本語) 文庫 – 2018/6/21
高野 秀行
(著)
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本の長さ352ページ
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言語日本語
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出版社集英社
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発売日2018/6/21
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寸法10.5 x 1.5 x 15.2 cm
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ISBN-104087457516
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ISBN-13978-4087457513
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
内戦が続き無政府状態のソマリア。だがそこには、現代のテクノロジーと伝統的な氏族社会が融合した摩訶不思議な世界が広がっていた。ベテランジャーナリスト・ワイヤッブや22歳にして南部ソマリアの首都で支局長を務める剛腕美女ハムディらに導かれて、著者はソマリ世界に深く足を踏み入れていく―。世界で最も危険なエリアの真実見たり!“片想い”炸裂の過激ノンフィクション。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高野/秀行
1966年東京都生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に執筆した『幻獣ムベンベを追え』でデビュー。2006年『ワセダ三畳青春記』で第1回酒飲み書店員大賞を受賞。13年『謎の独立国家ソマリランド』で第35回講談社ノンフィクション賞、14年同作で第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1966年東京都生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に執筆した『幻獣ムベンベを追え』でデビュー。2006年『ワセダ三畳青春記』で第1回酒飲み書店員大賞を受賞。13年『謎の独立国家ソマリランド』で第35回講談社ノンフィクション賞、14年同作で第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2018/6/21)
- 発売日 : 2018/6/21
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4087457516
- ISBN-13 : 978-4087457513
- 寸法 : 10.5 x 1.5 x 15.2 cm
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- - 171位アジア・アフリカの地理・地域研究
- - 2,294位集英社文庫
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- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年3月10日に日本でレビュー済み
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『謎の独立国家ソマリランド』がとても面白かったので、この続編も読みました。結論から言うと、高野さんが過激派に待ち伏せされて襲撃された、ということが最初のほうに書いてあるので、それが「引き」になって1日で読んでしまいました。本を置くのが難しいくらい先が気になりました。ソマリアを取材して、ますますソマリアにはまり、危険にさらされる高野さんでしたが無事に帰還できて良かったです。この本の中で特に気に入ったのは、前書にも登場しましたが豪腕支局長(二十歳そこそこ)のハムディさんです。危険な状況の中、旅程が遅れた高野さんのチケット変更を手配するなんて冷静にもほどがあります。そして海外へ留学するためノルウェーの親戚を頼って脱出、勉強したら国へ帰ると言う。そして、高野さんに大統領になりたいという夢を話している。うん、この人ならできそう。ソマリアのための政治をしてくれそうだ、と思いました(ソマリランドも承認してください)。周りが男性ばかりのイスラム社会の中で働き、周りをリードしている姿がとても素敵です。次は日本に来て、ハムディの日本見聞録を高野さんに書いてもらいたいですね。写真を見ても美しくて魅力的な女性ですが、中は本当にしっかりしていて凄いと思います。日本の女性が見習えるところがたくさんありそうです。高野さん、書いてくださいね!!
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ベスト1000レビュアー
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高野さんのマイルストーン。話はそんな事以上に異様な(笑)、世界の現実を見せてくれます。
南部ソマリアに行きたくて見たくて熱望していた事が遂に実現。その更にディープな郊外のレーゴという町に、その町に凱旋する知事に半ば騙されて灼熱の装甲車に乗せられて連れて行かれる所が私には秀逸。高野さんは悶絶。翌日にはソマリランドからロンドンへ飛ばなければならないのに、そんな前線に引っ張り込まれてしまう。
戦闘地域とはそんな場所。自分のフライトスケジュールも気持ちも全く通用しない。約束も何もあったもんじゃない。私にもアジアの内戦後の場所で似た経験があって。どんな脂汗も通用しない。さて高野さんはどうなるのか!この難局が夢でしたって事にはならない。こんな下りだけでもどんな架空のサスペンスより強大な力を持っています。高野さんにも感謝、そしてリスペクト。ほんとにご苦労だ!あっぱれです!
そして巻末に、料理研究家の枝元なほみさんの解説が載ります-〈恋するソマリア〉に恋して-が。それがお茶漬けでさらっと喉まで綺麗に流し込んでくれる様な料理の終わりに似た絶妙な文章で。この解説で、この本が夢のまた夢みたいになって行く。それじゃいけないのに(笑)。
南部ソマリアに行きたくて見たくて熱望していた事が遂に実現。その更にディープな郊外のレーゴという町に、その町に凱旋する知事に半ば騙されて灼熱の装甲車に乗せられて連れて行かれる所が私には秀逸。高野さんは悶絶。翌日にはソマリランドからロンドンへ飛ばなければならないのに、そんな前線に引っ張り込まれてしまう。
戦闘地域とはそんな場所。自分のフライトスケジュールも気持ちも全く通用しない。約束も何もあったもんじゃない。私にもアジアの内戦後の場所で似た経験があって。どんな脂汗も通用しない。さて高野さんはどうなるのか!この難局が夢でしたって事にはならない。こんな下りだけでもどんな架空のサスペンスより強大な力を持っています。高野さんにも感謝、そしてリスペクト。ほんとにご苦労だ!あっぱれです!
そして巻末に、料理研究家の枝元なほみさんの解説が載ります-〈恋するソマリア〉に恋して-が。それがお茶漬けでさらっと喉まで綺麗に流し込んでくれる様な料理の終わりに似た絶妙な文章で。この解説で、この本が夢のまた夢みたいになって行く。それじゃいけないのに(笑)。
2018年12月15日に日本でレビュー済み
ソマリア=ネットもなーんにもなくて、飢餓に苦しんでいて、みんな暗い顔してる。
そんなイメージでした。
でも、ぜんっっぜん違ったんだと。安直な発想だったんだと。この本を読んで痛感しました。
予想外に発展していて、プライドは高いけど茶目っ気があって何だか憎めない人々が暮らしている。
真逆。的外れもいいところでした。
写真を観ていると楽しげな空気が伝わってきて、私も彼らとお話がしたいなと思いました。
政治、経済、土地、料理、音楽、そして人。
ギュッと情報が詰まっていてお得な1冊です。
著者の面白おかしい文章のおかげで堅苦しさ一切なく、クスクス笑いながら読んだページも。
しかしながら、終盤は戦国都市モガディショでの危機一髪な体験談があり、我々日本人からするとゲームの中なんじゃないかと思うくらい現実味がありません。
楽しいだけではない、ソマリアのリアルな日常がこれでもかと伝わってきました。
日本だけでなく、世界的に見てもソマリアについてきちんと理解している人間がどれだけいるでしょうか?
もしかしたら私のようなイメージを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
確かに危険な面もあります。
けれど、この本を読めば「なんて安易な想像だったんだ。」と恥ずかしささえ感じることでしょう。
それと同時に、著者同様「もっと彼らについて知りたい。一員になりたい。」と"恋"してしまうでしょう。
一日も早く魅力溢れるこの地が国際社会に認められるよう祈ります。
そんなイメージでした。
でも、ぜんっっぜん違ったんだと。安直な発想だったんだと。この本を読んで痛感しました。
予想外に発展していて、プライドは高いけど茶目っ気があって何だか憎めない人々が暮らしている。
真逆。的外れもいいところでした。
写真を観ていると楽しげな空気が伝わってきて、私も彼らとお話がしたいなと思いました。
政治、経済、土地、料理、音楽、そして人。
ギュッと情報が詰まっていてお得な1冊です。
著者の面白おかしい文章のおかげで堅苦しさ一切なく、クスクス笑いながら読んだページも。
しかしながら、終盤は戦国都市モガディショでの危機一髪な体験談があり、我々日本人からするとゲームの中なんじゃないかと思うくらい現実味がありません。
楽しいだけではない、ソマリアのリアルな日常がこれでもかと伝わってきました。
日本だけでなく、世界的に見てもソマリアについてきちんと理解している人間がどれだけいるでしょうか?
もしかしたら私のようなイメージを抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
確かに危険な面もあります。
けれど、この本を読めば「なんて安易な想像だったんだ。」と恥ずかしささえ感じることでしょう。
それと同時に、著者同様「もっと彼らについて知りたい。一員になりたい。」と"恋"してしまうでしょう。
一日も早く魅力溢れるこの地が国際社会に認められるよう祈ります。