もうコテコテのラブコメです。女の子が恋に目覚めるまで。もちろん、めでたしめでたし。
サムは姉のルーシーほど男の子にもてるわけでもないし、妹のレベッカほど頭が切れるわけでもない、真ん中のめだたない女の子。しかもルーシーの恋人ジャックを好きに成っているから、最悪。ドイツ語の成績が悪かったりしたことで、罰として絵画教室に通うことに。ま、絵はジャックと同じように描くのが好きで、ソウルフレンドなんて思っているし、悪い罰じゃない。が、自信を持って描いた静物画を先生に批判される。あなたは知っている物を描いているだけで、目の前に見えている物を描いていないと。かなりイケ面の男の子のいる前で言われたし、頭にきて、次の時サボッてします。迎えに来る家政婦さんにバレたらこっぴどく叱られるのは間違い無いので、絵画教室の近くで待っていると、なんとそこに大統領が現れる。そして、自分の横にいた男が銃を抜き大統領にねらいを付ける。とっさにサムは男に飛びかかり、大統領を救う。
なんだかもう強引な設定でしょ。
しかも、お礼のパーティで紹介された大統領の息子とは、絵画教室のイケ面の男の子だった・・・。
そこまでやるか?
でしょ。
でも、こうすることで、作者は、先ほどの絵画教室の先生が教えてくれたことや、人を本当に好きになるとはどういうことかに気付いていく様が描かれる。
そんな、こっ恥ずかしいほどマジでストレートなメッセージも、それ以上にとんでもない設定によって、普通に見えてくるわけ。
- 単行本: 317ページ
- 出版社: 河出書房新社 (2004/1/7)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4309203957
- ISBN-13: 978-4309203959
- 発売日: 2004/1/7
- 梱包サイズ: 19 x 13 x 3 cm
- おすすめ度: 8件のカスタマーレビュー
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