ロングセラーのひみつ
『思考の整理学』は1983年「ちくまセミナー」というシリーズの1冊として刊行された本で、その後1986年に文庫化しました。もともと2007年までの21年間で16万部のロングセラーとなっていましたが、2007年に岩手県盛岡市のさわや書店で、店員だった松本大介さんが記した「もっと若いときに読んでいれば……」 という書店店頭のPOPをきっかけに再び注目を集め、2008年の東大(本郷書籍部)・京大生協の書籍販売ランキングで1位を獲得したことから、“東大・京大で1番読まれた本”のフレーズが生まれました。
2009年には累計発行部数が100万部を突破。2016年には30年目にして200万部を突破し、まさに時代を超えて読み継がれる異例のベスト&ロングセラーとなっています。大学生協文庫年間ランキングでは2018年、2019年、2020年と3年連続での1位を獲得しています。(大学生協事業連合調べ)