よく見たらサブタイトルに小さく「…大乱に生きた120人」とあるので、赤松満祐・教康や足利義教の項目がないのは仕方ないのかもしれないが、大乱の遠因である嘉吉の乱の当事者が抜けているのは(記述はあるけど)やっぱり違和感がある。
同様に今参局や日野重子、斯波義郷・義健の項目が無いのも、大乱前に死んでいるから…だろう。
一方で大乱とは直接関係のない一休や宗祇、雪舟 徳大寺公有といった人たちは、省略してコラムなどでまとめてもよかったように思う。
要するにこの本は「応仁の乱の期間に生きていた」という事が重要な要素になっている。
しかし呉座氏が解説するように、応仁の乱は複雑な要因が絡み合って起こった訳で、乱の前に亡くなっていてもその原因にからむ人物は紹介してほしいと思った。イラストも残念。
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