ソフトバンク創業者、孫正義は3つの顔を持っている。
1つ目が、発明家としての顔。孫は10代の時に毎日5分間発明を考える時間を自身に設けていた。10代に身に付けた発明の思考法が、その後の事業開発を支えている。
2つ目が、未来を見ることができる予言者の顔。20代で初めて会社を興した時から、時代の潮流を的確に読んでいた。孫の先見性は、10代は1日5分間以外は全て勉学に時間を使っていたことに代表される、常識では考えられないインプット量に支えられている。
3つ目はハードネゴシエーターの顔。孫は、常識ではありえない要求を初対面の交渉相手に行い、何度も交渉相手を驚愕させている。驚くのは、その大半で交渉を成立させていることだ。孫の交渉の特徴は、最重要人物に対して提案を挨拶直後に単刀直入に伝えていることである。根回しは決して行わない。孫は義を貫き、高い志を持っている。そのため、交渉相手は孫に対して「この人間は只者ではない。この人間にかけてみたい。」という印象を与える。結果、前例のないような交渉を何度も成立させている。
ここからは私の主観だが、孫正義は日本のスティーブジョブスだと考える。上記3つの顔は、アップル創業者スティーブジョブスの特徴とかぶる。孫が敬愛する坂本龍馬の言葉を借りれば、上記3つの特徴は「事を為す」人間の共通項なのかもしれない。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
