ε-δ方式の微積分を学ぼうとしている人にとって、この本を一度読むことは良い経験だと思う。高校生でも微積分のあいまいさに嫌なものを感じている人なら、この本を読んで得るものは多い。高校の数学Ⅱを終えていたら、3年生の微積分を知らなくても読める。これは私の経験から言える。高校の微積分学のいい加減さが大嫌いで、数学自体を嫌いになりかけていた私に、すばらしい数学の世界の入り口を教えてくれた著者には心から感謝している。
スタイルはやや古いので、絶版になるのではないかとずっと心配してきたが、新しい版で出版されたことはすごく嬉しい。独特の構成からなるこの本に代わる本はまだないと思う。
ただし、一度読んでしまってからは、誰かを教えるという目的以外には読み返す必要はない。しっかりと通過すべき基礎を教える本なので、通過したら戻らずに微積分の専門書に向かえばよい。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。

1分以内にKindleで 微分積分学 Math&Science (ちくま学芸文庫) をお読みいただけます。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。