良かったと思った点は千鶴さんの祖母の言葉。遺言となるかもしれない言葉はこの作品の中でも最も重みがある言葉だったのかもしれません。そこだけを見れば、この漫画の中で最も良かったと思えたシーンだったかもしれません。
評価が難しい点はこの話の新しい定番になりつつある?達也君が千鶴さんのことで悩んで墨ちゃんを頼る話。この話を評価すれば、この巻の評価は☆5かもしれません。しかし、私には話を伸ばすための手法にしか思えず、この話を出すのなら、早く募金に協力してくれた人達への映画上映の話を入れて欲しかったというのが正直な感想です。作者はこの先もこの手法を用い続けて、100巻まで連載することを考えているのか?と勘ぐってしまいます。もし仮にそうなのであれば、このまま購入し続けるかどうかを真剣に悩むところです。
残念に感じた点は話の進捗がこの巻もゆっくり過ぎる点です。良かった点以外の中身がとても薄く、通常回ならまだ100歩譲って目をつむりましたが、この巻がもし話の分岐点となりそうな勝負の巻と位置づけるのであれば、もう少し何とかならなかったのでしょうか?良いところはあっても、最後決めきれないサッカーの日本代表の決定力不足を露出した試合みたいなもどかしさを感じました。この巻の評価は☆4にしましたが、勝負の巻としての評価なら、☆3の評価が順当だと思いました。
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