1960年代に「話の特集」に連載された芸界エピソードをまとめた本です。
芸能界、映画界、俳優、歌手、タレント、落語、歌舞伎、古典芸能の抱腹絶倒のエピソードです。
◆中学時代の成績表に「見込みなし、他の生徒の勉強の邪魔になっている」と書かれたのはジョン・レノン
◆噺家は70才になってからうまくなることもあるんだから死ぬまでが修行ですヨ(桂文楽)
◆伊藤博文の本妻は小梅という下関の芸者、山県有朋の妻は新橋芸者、山本権兵衛も同じく、吉田茂の妻は芸者こりん
◆大東亜戦争中にある浪曲師が「時は昭和の中の頃~」とやり、コッピドク叱られた
◆昭和15年まで俳優鑑札があり、これなしにはなんでも出演できなかった、8等級あり最下位は映画俳優と新劇俳優
◆ことの最中に「指輪が痛い」と女に言われた男は腕時計を外した(フランス小話)
◆イヤだからイヤだ、と言って芸術院会員を拒否したのが内田百閒
◆六代目菊五郎は、そばを食べる時は店を貸し切りにした、食べるのは六代目だけで、静かにそばを喰いたいからという理由
◆詩をやるなら民謡を勉強しなさい、民謡は言葉の宝庫です(坪内逍遥)
◆労働者だったころ最も力づけ、わたしの歌の生命を与えてくれたものは「資本論」だった(イブ・モンタン)
◆パリで初めて能が演じられた時、「自分が裁判官なら、死刑の代わりに能を見ろと命じる」と散々な評判だった
◆大衆はものを書かない批評家だ(ヴォルテール)
◆お客が入った映画がいい映画だ(ジョン・ウェイン)
面白くって為になる、とは大衆の価値観です。
そのものの永六輔さんのエピソード・コレクションです。
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