著者のデビュー作『影≒光』の3作目です。
対魔の一族の紀詠家は長男・時雨と次男・狭霧が家督を争って対決。勝負に敗れた時雨は狭霧に対する復讐を始める。
星之宮家の長女・御影は狭霧からの依頼を受けて共に復讐の鬼と化した時雨を追うことになる。
というのが今回のお話で、御影と狭霧が中心のお話です。一応、光輝とルーシーもちょこっと出ます。
言葉使いにちょっと疑問を感じる部分はありましたが、全体の出来ばえはしっかりとしていて前の二冊より確実に小説としての完成度は高いです。
若葉マークの小説家としては中々よく書けている方ですが、三人称で物語を書いているのですから物語のすべてを作品中で説明し尽くすのではなくて、ある程度の「含み」を持たせたり。直接的に表現するのではなく、間接的に匂わせる「ほのめかし」などの技巧がもっと上手くなると、単に面白い小説ではなく味わい深いエンターテイメント作品が書けて作家としての幅が広がると思います。
面白くないわけではないのですが、この本を他の人にも是非読んで欲しいと強く思わないのも事実ですので星三つの評価です。
でも実際には3.5くらいかな?あくまでも私の個人的な見解ですけど……
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