予備校講師として静かに暮らしていた男やもめの俊夫の生活は、急逝した弟の妻・真知子とその娘・美里を引き取ったことで一変する。真知子はかつて自分が横恋慕していた女である。なんとか理性を保とうとする俊夫だったが…。初老に差し掛かった男が体験する久方ぶりの艶めいた日々を描く。俊英による書き下ろし回春エロス。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
霧原/一輝
1953年愛知県生まれ。早稲田大学文学部卒業。エロスを追求しながらさまざまな文筆業を続け、2006年『恋鎖』(双葉社)で霧原一輝としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)