何をラノベとするかは色々とややこしいが、この話はラノベっぽい。
言い回しとか、各章の導入とか。
主人公をハードボイルドなキャラに仕立てようとしているのは分かるが、
そのハードボイルドな設定が空回りしている。
ただ無駄にストーリーを回り道させたあげく、特別の感動も無いまま当然あるべき所に帰ってくる感じ。
主人公のキャラクターの練りこみに対して、他の登場人物への特徴づけが弱いのも、その違和感を強めている。
ミステリに深みを期待するのは間違いかもしれないが、読み終わったあとの感慨とかは皆無。
それでも、エンタメとしては楽しめる範囲だと思うので、星3つ。
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