実はあまり気づいてなかったですが、論じられてみて初めて分かった圧倒的なカープ文化・カープキャラの変遷。
当著を読んでなるほどと納得しました。
確かに昔のカープは言っては言葉は悪いですが、極道の様な凄みがナイン全員にあった。
比較して今はさわやかなイメージが圧倒的に優っています。球場も綺麗になりましたし、全体的に
洗練された雰囲気がどんどん優勢になっています。これで強さが積み重なって行けば、これが新たなカープのキャラクターに育っていくのでしょう。一方、昔の野武士のような怖さも懐かしいことは確か。上手なハイブリッドのカープ、それが誕生してほしいという気持ちが、
当著を読んで理解できたところから新たなモヤモヤになったかな。当著自体は色々な関係者に取材されていて、
多面的にカープの今昔が読み取れ、非常に良く理解できました。
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広島カープ論 単行本(ソフトカバー) – 2014/7/25
赤坂 英一
(著)
購入を強化する
往年のスターや現役選手など10人に取材をして見えてきた広島カープの姿。
なぜこんなにも愛される? そして悲願の優勝はできるのか?
なぜこんなにも愛される? そして悲願の優勝はできるのか?
- 本の長さ269ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2014/7/25
- ISBN-104569819613
- ISBN-13978-4569819617
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
常勝チーム復活へ。現役選手、OB、スカウトの思い。初優勝・日本一のドラマ。低迷の真相。巨人軍から見たカープ。そしていま、23年ぶりのVが近づく!?戦後の被爆地復興の象徴時代を知るファンから社会現象になったカープ女子まで、すべての赤ヘルファンのハートをくすぐる球団論。
著者について
ノンフィクション作家
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
赤坂/英一
1963年広島県生まれ。法政大学文学部卒。日刊現代のスポーツ編集部で長年プロ野球取材を担当し、2006年に独立。スポーツを中心に人物ノンフィクションを執筆する気鋭のライターとして活躍中。新聞、雑誌への執筆をはじめ、単行本も著し、スポーツに携わる「人間ドラマを描く」スタイルには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1963年広島県生まれ。法政大学文学部卒。日刊現代のスポーツ編集部で長年プロ野球取材を担当し、2006年に独立。スポーツを中心に人物ノンフィクションを執筆する気鋭のライターとして活躍中。新聞、雑誌への執筆をはじめ、単行本も著し、スポーツに携わる「人間ドラマを描く」スタイルには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
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トップレビュー
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2014年12月14日に日本でレビュー済み
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2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2017年8月5日に日本でレビュー済み
出版されたのが2014年の夏なので(野村監督の最後の年)、当然、その後のカープの躍進には触れられてません。
野村カープの話題もマエケンくらいで、昔のカープの話題が中心です。
新球場とその後のカープ人気の源流をたどるという建前で、昔の選手や監督の話を聞いてまとめた本です。
著者の持論らしい部分も希薄で、ひたすら広く浅いカープの話題が続きます。
しかしこれが意外な読み応え!
開幕2週間で監督が変わったのに初優勝した話とか、黄金時代と言われる時期に選手と監督に相当な確執があった話とか、かならずしもカープファンでなくとも楽しめる話題が多いです。
登場する監督・指導者に、微妙な見解の相違があるのも面白い(猛練習の功罪とか)。
広く浅くといいましたが、大河小説のような不思議な一貫性のある構成で、ここまで深いカープ論もないです。よい本です。
野村カープの話題もマエケンくらいで、昔のカープの話題が中心です。
新球場とその後のカープ人気の源流をたどるという建前で、昔の選手や監督の話を聞いてまとめた本です。
著者の持論らしい部分も希薄で、ひたすら広く浅いカープの話題が続きます。
しかしこれが意外な読み応え!
開幕2週間で監督が変わったのに初優勝した話とか、黄金時代と言われる時期に選手と監督に相当な確執があった話とか、かならずしもカープファンでなくとも楽しめる話題が多いです。
登場する監督・指導者に、微妙な見解の相違があるのも面白い(猛練習の功罪とか)。
広く浅くといいましたが、大河小説のような不思議な一貫性のある構成で、ここまで深いカープ論もないです。よい本です。
2014年9月8日に日本でレビュー済み
近年カープ関連の書籍が増えて嬉しい一方、粗製乱造とも言えるような薄っぺらいものが非常に増えてきて、カープファンとしてはついつい買ってしまうものの「なんじゃこりゃ、買って損したな」という事が残念ながら多い。
最初はこの本もそんな感じなのかな?と思いながらペラペラと読み始めるとそこにあったのは、筆者のオッサンカープ愛。
カープ女子的な報道に辟易している僕ら(30歳)昔からのカープファンには「うんうん、そうそう、そうなんよ」と思わす相槌打ちたくなる、そんなカープの魅力が詰まった一冊。
カープ女子の皆さんもこれを読んで、もっとカープの魅力を知って下さいね。
せっかくカープに触れたなら、一過性のブームで終わらせないでほしいです。
最初はこの本もそんな感じなのかな?と思いながらペラペラと読み始めるとそこにあったのは、筆者のオッサンカープ愛。
カープ女子的な報道に辟易している僕ら(30歳)昔からのカープファンには「うんうん、そうそう、そうなんよ」と思わす相槌打ちたくなる、そんなカープの魅力が詰まった一冊。
カープ女子の皆さんもこれを読んで、もっとカープの魅力を知って下さいね。
せっかくカープに触れたなら、一過性のブームで終わらせないでほしいです。
2014年9月27日に日本でレビュー済み
近年人気・実力ともに上昇中の広島カープ。イメージも従来(低迷期とも、またかつての黄金期とも)とはかなり変わってきているのは多くの人の一致する印象ではないでしょうか。
本書は、様々な球団関係者への取材を通して、カープの変わった点、そして変わらない点を探るといった内容です。
選手でいえば前田健太、OBでいえば古葉竹識氏や山本浩二氏、大野豊氏など、おなじみのメンバーだけでなく、先日引退を表明した横山竜士や田村恵スカウト、果ては巨人の川相昌弘氏など、多様な面々が登場します。
読んでいると、チームとしての変化だけでなく、ジェネレーションギャップのようなものも随所に感じられ、思わずクスッとしてしまうようなところも。
著者自身は、ベテラン・OBの意見vs若手選手の意見、ブラウン前監督が導入した米国流vs伝統の練習法など、様々な意見に対して中立の立場を保って書かれているように感じます。
個人的には、第2章(横山)が非常に面白く、購入に踏み切りました。ブラウンの前の山本浩二監督時代から合理化が始まったというのはイメージと違って驚きましたが、考えてみれば山本氏はブラウン流に好意的な、数少ないOBだった印象があります。
全体的に面白い本書ですが、2点だけ残念な点が。
①記述の誤りが多い
第10章で、津田が脳腫瘍で戦列を離れたのが90年と書かれていたり(実際には91年。90年の離脱は故障)、第5章で達川の現役時代にカープが優勝したのは4度と書かれていたり(実際は5度、86年が欠落)、ところどころに事実に誤りがあります。
②2010年について
本書は、2010年を契機にカープの風向きが変わったという捉え方をしていますが、この点、私個人は非常に懐疑的です。確かにこの年に前田健太はスターダムにのし上がり、その後のカープ人気上昇に大きく貢献したとは思います。
しかし、2010年は投壊に次ぐ投壊、采配に不可思議な面も多く、近年では最悪に近いシーズンだった印象があります。カープの人気に火が付き始めたのには、2008年の市民球場ラストイヤー、そして翌年の新球場開場、そして両年とも(特に08年)いずれも終盤まで熾烈なCS争いをしたことが無視できないと思いますが、そういった点への言及がほとんどないのは残念でした。これは「野村カープ」躍進中の今に出た本書の限界かな、と思いました。
本書は、様々な球団関係者への取材を通して、カープの変わった点、そして変わらない点を探るといった内容です。
選手でいえば前田健太、OBでいえば古葉竹識氏や山本浩二氏、大野豊氏など、おなじみのメンバーだけでなく、先日引退を表明した横山竜士や田村恵スカウト、果ては巨人の川相昌弘氏など、多様な面々が登場します。
読んでいると、チームとしての変化だけでなく、ジェネレーションギャップのようなものも随所に感じられ、思わずクスッとしてしまうようなところも。
著者自身は、ベテラン・OBの意見vs若手選手の意見、ブラウン前監督が導入した米国流vs伝統の練習法など、様々な意見に対して中立の立場を保って書かれているように感じます。
個人的には、第2章(横山)が非常に面白く、購入に踏み切りました。ブラウンの前の山本浩二監督時代から合理化が始まったというのはイメージと違って驚きましたが、考えてみれば山本氏はブラウン流に好意的な、数少ないOBだった印象があります。
全体的に面白い本書ですが、2点だけ残念な点が。
①記述の誤りが多い
第10章で、津田が脳腫瘍で戦列を離れたのが90年と書かれていたり(実際には91年。90年の離脱は故障)、第5章で達川の現役時代にカープが優勝したのは4度と書かれていたり(実際は5度、86年が欠落)、ところどころに事実に誤りがあります。
②2010年について
本書は、2010年を契機にカープの風向きが変わったという捉え方をしていますが、この点、私個人は非常に懐疑的です。確かにこの年に前田健太はスターダムにのし上がり、その後のカープ人気上昇に大きく貢献したとは思います。
しかし、2010年は投壊に次ぐ投壊、采配に不可思議な面も多く、近年では最悪に近いシーズンだった印象があります。カープの人気に火が付き始めたのには、2008年の市民球場ラストイヤー、そして翌年の新球場開場、そして両年とも(特に08年)いずれも終盤まで熾烈なCS争いをしたことが無視できないと思いますが、そういった点への言及がほとんどないのは残念でした。これは「野村カープ」躍進中の今に出た本書の限界かな、と思いました。
2014年9月15日に日本でレビュー済み
とてもよかったです。広島カープを愛する人にはオススメです。かくいう私も、何十年という強者のファンの方には敵いませんが、それでも四半世紀はたっているカープファンです。昨年からカープの成長が目に見えてわかり、毎日楽しく過ごさせてもらっています。この本は、ここまで試行錯誤してきたカープの変遷が分かって、とてもよい本だと思いました。にわかファンにも、長年のファンにも楽しめる一冊となっています。こういう気合の入った、質の高いカープ本にまた出てきてほしいと思います。