幸福に驚く力 (かもがわCブックス) (日本語) 単行本 – 2006/7/1
清水 眞砂子
(著)
-
本の長さ237ページ
-
言語日本語
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出版社かもがわ出版
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発売日2006/7/1
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ISBN-104780300444
-
ISBN-13978-4780300444
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ここにこうして生きていていいの?子どもだけではなく、大人だって答えが欲しい。『ゲド戦記』の翻訳者が語る子どもの本の力、私たちの生き方。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
清水/眞砂子
1941年、北朝鮮生まれ。青山学院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1941年、北朝鮮生まれ。青山学院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : かもがわ出版 (2006/7/1)
- 発売日 : 2006/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 237ページ
- ISBN-10 : 4780300444
- ISBN-13 : 978-4780300444
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 301,049位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 87位児童文学評論
- - 582位図書館情報学
- - 29,412位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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5つ星のうち4.8
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年5月15日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
ゲド戦記を翻訳された方の、公録記をまとめた本です。話し言葉になっているのでその点では読みやすいですが、内容はかなりどっしりと密度があります。読む側の教養を試されるなあと感じながらですが、おっしゃっていることには大変うなずく部分もあり、勉強になります。私からすれば母より年上の方ですが、尊敬すべき女性の方だなと読み進めるごとに感じます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2009年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『ゲド戦記』の翻訳者である著者の講演録。
児童文学翻訳者であり、
児童文学評論家の著者の、
それぞれにまつわる考え方などが、書かれています。
大学の先生でもある著者が、
学生たちとの生活の中で体験し、考えたことも書かれていて、
著者の人柄がうかがえる。
基本的には、
児童文学論と、
翻訳論と、
それぞれ講演の内容でテーマが違っているが、
流れている思想は一貫していて、
“常識”や“メジャー志向”に流されない、
厳しさと優しさを持っている。
興味としておもしろかったのは翻訳論について。
特に、
時間をおいて出版された『ゲド戦記』の4巻・5巻については、
おもしろかった。
日本語にない言葉、考え方を訳すことの難しさ。
なるほど、そこには、
その本が書かれていた国の社会状況が、
どうしても見えてくる。
そこに悩みながら、迷いながら翻訳される言葉は、
簡単ではない、
苦労して紡ぎだされる言葉だな、と思った。
ステキな著者の人柄を知るだけでも、
おもしろい一冊です。
児童文学翻訳者であり、
児童文学評論家の著者の、
それぞれにまつわる考え方などが、書かれています。
大学の先生でもある著者が、
学生たちとの生活の中で体験し、考えたことも書かれていて、
著者の人柄がうかがえる。
基本的には、
児童文学論と、
翻訳論と、
それぞれ講演の内容でテーマが違っているが、
流れている思想は一貫していて、
“常識”や“メジャー志向”に流されない、
厳しさと優しさを持っている。
興味としておもしろかったのは翻訳論について。
特に、
時間をおいて出版された『ゲド戦記』の4巻・5巻については、
おもしろかった。
日本語にない言葉、考え方を訳すことの難しさ。
なるほど、そこには、
その本が書かれていた国の社会状況が、
どうしても見えてくる。
そこに悩みながら、迷いながら翻訳される言葉は、
簡単ではない、
苦労して紡ぎだされる言葉だな、と思った。
ステキな著者の人柄を知るだけでも、
おもしろい一冊です。
2006年11月23日に日本でレビュー済み
この本は作者の過去10年にわたる公演録をおさめたものになっています。
一部話が重複している部分があり、あれ?と思うこともありましたものの、なかなか面白い内容になっていたと思います。
例えば、ゲド戦記の作者のル・グウィンとのやりとりのエピソードがあったり、また、彼女自身が翻訳をしていく中で感じた事、考えた事がのっています。
この本を読み始める前は、一体翻訳家の人とはどのようなことを考えているのだろうか、と思っていましたが、読んでみると、さまざまな本について、歴史や思想について、幅広い知識や見識をもっていて、読んでいてとても興味深かったです。
一部話が重複している部分があり、あれ?と思うこともありましたものの、なかなか面白い内容になっていたと思います。
例えば、ゲド戦記の作者のル・グウィンとのやりとりのエピソードがあったり、また、彼女自身が翻訳をしていく中で感じた事、考えた事がのっています。
この本を読み始める前は、一体翻訳家の人とはどのようなことを考えているのだろうか、と思っていましたが、読んでみると、さまざまな本について、歴史や思想について、幅広い知識や見識をもっていて、読んでいてとても興味深かったです。
2009年12月17日に日本でレビュー済み
著者の人柄があらわれている本、と言えます。
良い面でも、悪い面でも。
文学や映画の引用、文学者とのやりとりなど、幅広い見識を示しておられますが、
途上国援助に関する無知と、作家独特の偽悪的文章に対する誤読はあまりにもお粗末です。
車が使えるような舗装された道が無く、聖職者や警官すら犯罪者に
早代わりする可能性もある途上国では、大統領専用機で援助地域の視察に
向かうことは決して「豪華な旅行」などではないのですよ。
一般的な日本人が国内を観光旅行することのほうが、よほど豪華で安全なのです。
「警察のボロ車を返し専用機を出してくれた」というのは、こうした事情のもと、
元大統領が貧困地域援助者の安全を確保してくれたことへの感謝の言葉ですよ。
偽悪的ユーモアを文字どおりに受け取ってしまうあたり、まじめな方なのでしょう。
しかしそのまじめさは、例えるなら口の悪い男が「うちのバカ息子がよぉ」と
愛情込めて口にしたのを、「自分の息子をバカとはなにごとですか!」と怒り、
批判してしまう、そういう類のまじめさであると思います。
貧しい民衆を蔑視するような人間が、何十年も自腹を切って現地に赴き、
民間援助組織を運営するでしょうか?
その活動内容を記した本を読めば、世界の貧困に対する悲しみと優しさが
溢れているのがわかるのですが。
「助けたのは、豪華な旅行をさせてもらったからだ」
なぜ、こんな卑しいものの見方に、嬉々として飛びついてしまったのでしょう。
まだ真相の明らかにならない事件について、マスコミの報道だけで結論を下してしまったのですか。
「これが重信房子だったらどうでしょう。きっとかくまわないんでしょうね。」という決め付けも、
「名付け」には慎重であるべし、という清水先生の姿勢と明らかに矛盾します。
常識的に考えたって、少なからぬ批判が集まり自宅に脅迫電話もかかってきている状況で、
「豪華な旅行をさせてもらった」などという趣旨の文章を書くわけがないですよね。
ましてや、常々途上国援助を主題に本を出版して、援助金も集めている方です。
清水先生が考えたような功利的な人物だったら、軽薄な発言をして読者や援助者を
わざわざ減らすようなことをするはずがないでしょう。
短大で教鞭をとり、児童文学者として評価される著者の読解力、思考はこの程度だったのでしょうか。
清水先生はゲド戦記の訳者として、ほとんど作者と同一視され、熱烈なファンが多いですね。
講演会に参加すると、そうしたファンの方々が実に素直に、「清水先生の言うことに間違いは無い」と
言わんばかりの様子でお話に聞き入っておられます。
人間は一面的な存在ではありません。すぐれた翻訳者としての清水先生は、もちろん真実なのでしょう。
しかし、どのような人物であっても、目が曇ることがあるのだとこの著書は示しているように思います。
良い面でも、悪い面でも。
文学や映画の引用、文学者とのやりとりなど、幅広い見識を示しておられますが、
途上国援助に関する無知と、作家独特の偽悪的文章に対する誤読はあまりにもお粗末です。
車が使えるような舗装された道が無く、聖職者や警官すら犯罪者に
早代わりする可能性もある途上国では、大統領専用機で援助地域の視察に
向かうことは決して「豪華な旅行」などではないのですよ。
一般的な日本人が国内を観光旅行することのほうが、よほど豪華で安全なのです。
「警察のボロ車を返し専用機を出してくれた」というのは、こうした事情のもと、
元大統領が貧困地域援助者の安全を確保してくれたことへの感謝の言葉ですよ。
偽悪的ユーモアを文字どおりに受け取ってしまうあたり、まじめな方なのでしょう。
しかしそのまじめさは、例えるなら口の悪い男が「うちのバカ息子がよぉ」と
愛情込めて口にしたのを、「自分の息子をバカとはなにごとですか!」と怒り、
批判してしまう、そういう類のまじめさであると思います。
貧しい民衆を蔑視するような人間が、何十年も自腹を切って現地に赴き、
民間援助組織を運営するでしょうか?
その活動内容を記した本を読めば、世界の貧困に対する悲しみと優しさが
溢れているのがわかるのですが。
「助けたのは、豪華な旅行をさせてもらったからだ」
なぜ、こんな卑しいものの見方に、嬉々として飛びついてしまったのでしょう。
まだ真相の明らかにならない事件について、マスコミの報道だけで結論を下してしまったのですか。
「これが重信房子だったらどうでしょう。きっとかくまわないんでしょうね。」という決め付けも、
「名付け」には慎重であるべし、という清水先生の姿勢と明らかに矛盾します。
常識的に考えたって、少なからぬ批判が集まり自宅に脅迫電話もかかってきている状況で、
「豪華な旅行をさせてもらった」などという趣旨の文章を書くわけがないですよね。
ましてや、常々途上国援助を主題に本を出版して、援助金も集めている方です。
清水先生が考えたような功利的な人物だったら、軽薄な発言をして読者や援助者を
わざわざ減らすようなことをするはずがないでしょう。
短大で教鞭をとり、児童文学者として評価される著者の読解力、思考はこの程度だったのでしょうか。
清水先生はゲド戦記の訳者として、ほとんど作者と同一視され、熱烈なファンが多いですね。
講演会に参加すると、そうしたファンの方々が実に素直に、「清水先生の言うことに間違いは無い」と
言わんばかりの様子でお話に聞き入っておられます。
人間は一面的な存在ではありません。すぐれた翻訳者としての清水先生は、もちろん真実なのでしょう。
しかし、どのような人物であっても、目が曇ることがあるのだとこの著書は示しているように思います。