幸地 司

2003年、業界に先駆けオフショア開発に特化した研修コンサルティング会社を設立。その後、"オフショア大學"のブランド名で日本国内だけではなく中国・ベトナム・フィリピンの現場に入り込み活躍する。
実践的でわかりやすい事例研究が高い評価を得る。2010-2014年には中国・南京に常駐して、日系企業で働く中国人リーダー層の指導にあたる。
主な著書は「オフオフショアプロジェクトマネジメント」(技術評論社)、「オフショア開発に失敗する方法」(ソフト・リサーチ・センター)。
沖縄県宜野湾市出身。九州大学大学院修了後、1996年に株式会社リコー入社、画像認識技術の研究開発に従事。2003年アイコーチ株式会社を設立し代表取締役に就任、現在に至る。豪州BOND University MBA取得。芝浦工業大学などで学生向けのグローバル人材育成講座も担当する。
実践的でわかりやすい事例研究が高い評価を得る。2010-2014年には中国・南京に常駐して、日系企業で働く中国人リーダー層の指導にあたる。
主な著書は「オフオフショアプロジェクトマネジメント」(技術評論社)、「オフショア開発に失敗する方法」(ソフト・リサーチ・センター)。
沖縄県宜野湾市出身。九州大学大学院修了後、1996年に株式会社リコー入社、画像認識技術の研究開発に従事。2003年アイコーチ株式会社を設立し代表取締役に就任、現在に至る。豪州BOND University MBA取得。芝浦工業大学などで学生向けのグローバル人材育成講座も担当する。
現時点ではこのメニューの読み込みに問題があります。
幸地 司の作品
和書
¥1,350
ポイント:
1%
(14pt)
オフショア開発が失敗する主たる原因の1つがコミュニケーション齟齬です。例えば、仕様の誤解や見切り発車による作業の手戻り、Q&A連絡が爆発しオーバーヘッドに苦しむ、日本側窓口がボトルネックとなり海外の人海戦術チームが無駄に待機、こちらが善意を持って交渉に挑むも海外勢は全く譲歩しない、など。
もしかしたら、これらの問題を生む原因は、曖昧さや謙虚さを美徳とする日本文化の負の側面にあるのかもしれません。イマドキのビジネス用語で換言するなら、オフショア開発の失敗を繰り返す組織では、曖昧さを排除する「可視化」のスキルや仕組みが不足していると思われます。
例えば、普段のドキュメントや言葉遣い、Q&A連絡、交渉のやり方法を少し変えてみるだけで、これまで見えなかった課題の本質や問題発生の根本原因が浮き出てくるようになるかもしれません。ドキュメントや言葉遣いの改善といっても、私たちは慇懃無礼なお役所言葉や文学作品のような「魅せる」表現を使う必要はありません。私たちに必要なのは、あくまでも技術者同士の正確な意思疎通を助ける道具や仕組みです。
同様に、「交渉」といっても、私たちはオリンピック招致活動のような
もしかしたら、これらの問題を生む原因は、曖昧さや謙虚さを美徳とする日本文化の負の側面にあるのかもしれません。イマドキのビジネス用語で換言するなら、オフショア開発の失敗を繰り返す組織では、曖昧さを排除する「可視化」のスキルや仕組みが不足していると思われます。
例えば、普段のドキュメントや言葉遣い、Q&A連絡、交渉のやり方法を少し変えてみるだけで、これまで見えなかった課題の本質や問題発生の根本原因が浮き出てくるようになるかもしれません。ドキュメントや言葉遣いの改善といっても、私たちは慇懃無礼なお役所言葉や文学作品のような「魅せる」表現を使う必要はありません。私たちに必要なのは、あくまでも技術者同士の正確な意思疎通を助ける道具や仕組みです。
同様に、「交渉」といっても、私たちはオリンピック招致活動のような
オフショア開発 英文コミュニケーション編 オフショア開発実践セミナー (オフショア大學)
2017/06/12
¥972
ポイント:
1%
(10pt)
「英語が苦手」という日本人技術者は少なくありません。英語に苦手意識を持つ技術者の話を聞くと、共通していることがあります。「難しい日本語を、難しい英語や完璧な英語に翻訳しようとしている」ことです。こうした姿勢では、英語の苦手意識を克服することは難しいでしょう。
ラジオ講座や通信講座などで「英会話」を学び始めてみたものの、途中で挫折したという方は少なくないのでは。そうした方にお勧めするのが、「英会話」ではなく電子メールなどの「英文」によるコミュニケーション力を高めることです。
システム開発・運用における作業指示や進捗管理、状況確認などの多くは、電子メールや指示書といった文字によるコミュニケーションで事足りるケースが少なくありません。英文によるコミュニケーションは、会話と違って適宜、辞書などで調べながら進めることもできます。発音などに気をつける必要もないので、英会話が苦手な方でも「とっつきやすい」という利点もあります。
しかし、舐めてかかると痛い思いをします。似たような意味を持つ単語であっても、単語の選び方と使い方を誤ると、あらぬ誤解を招いたり、相手を怒らせてしまったりするからでӕ
ラジオ講座や通信講座などで「英会話」を学び始めてみたものの、途中で挫折したという方は少なくないのでは。そうした方にお勧めするのが、「英会話」ではなく電子メールなどの「英文」によるコミュニケーション力を高めることです。
システム開発・運用における作業指示や進捗管理、状況確認などの多くは、電子メールや指示書といった文字によるコミュニケーションで事足りるケースが少なくありません。英文によるコミュニケーションは、会話と違って適宜、辞書などで調べながら進めることもできます。発音などに気をつける必要もないので、英会話が苦手な方でも「とっつきやすい」という利点もあります。
しかし、舐めてかかると痛い思いをします。似たような意味を持つ単語であっても、単語の選び方と使い方を誤ると、あらぬ誤解を招いたり、相手を怒らせてしまったりするからでӕ
詳細
著者ページよくある質問を参照してください
他に何かありますか?このページに関するフィードバックを提供します