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平家物語 (岩波新書) 新書 – 1957/11/18

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

すぐれた古典文学のひとつである平家物語は何故に長くかつ深く日本人の心をとらえてきたのか。その力は一体どこにあるのか。歴史家でかつ古典文学を深く愛好する著者が、時代についての学問的造詣と清新な感覚によって、平家物語の文学としての本質を追究し、登場人物とその運命を生きいきと描く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

石母田/正
1912‐1986年。1937年東京大学文学部国史学科卒業。専攻は日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


登録情報

  • 新書: 227ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1957/11/18)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4004140285
  • ISBN-13: 978-4004140283
  • 発売日: 1957/11/18
  • 梱包サイズ: 17.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2 10件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

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『中世的世界の形成』で知られる史家による『平家物語』論。1951年の刊行以来、私の手にしているのが2010年の第51刷だから、これほど版を重ねた名著も少ないだろう。国文学者の研究とは大いに違って、こちらの方がはるかに面白い。平氏の台頭と没落、源氏政権の樹立、貴族政治の終焉に至る過程は、日本人が天皇制国家の樹立以降に初めて経験する大内乱であり、その経験を記録するために源氏物語や今昔物語とは異なる新しい物語形式が創作された。それが平家物語であり、その主題は、「祇園精舎の鐘の声・・・」の部分から錯覚される無常観などではなく、人間が運命に激しく逆らって、もがき、格闘し、逃げ、そして死んでいく過程を、生き生きと、そして肯定的に描いているのが『平家物語』なのである。それは同時代の『方丈記』とはまったく違って、「平家物語の作者は、人間が面白くてたまらない、・・・現世の人間が汚辱と醜悪にみちておれば、なおさらそれを面白いと思う人間である。日本の古代の歴史の中で、これほど人間の種々層が豊富に展開されたことはないといえるこの内乱期に、面白い人間と事件と話が毎日のように見たり聞いたりできた」のだ(p47)。平家物語の作者は、「人間の営みを無意味なものと考える思想とたたかっている」のだ(p50)。とりわけ、平清盛の描写は素晴らしい。「清盛は、自分の生涯に満足しており、現世を厭うべきだという考えは、死にのぞ...続きを読む ›
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タイトルを繰り返すが本書の著者は歴史学者です。
にも関わらず、本書は一流の文学評論たり得ている。読み進めながら、「著者は小林秀雄か」と思うことしばしば。
反対に著者が歴史学者だから源平争乱期の歴史的背景を知るために本書を手にとった方は期待はずれと思うかも知れない。
昭和30年前後に「国民文学」論争というのがあって、敗戦により地に墜ちた古典文学や古代神話を現代に蘇らせようと敗戦後礼賛された欧米的価値観とは異なる中国革命の成功を受け竹内好の「どうしたら魯迅のような文学を日本に輩出させることができるだろうか。それは西洋文学の接木のような移入でなく伝統や文化に立脚したものでなければならない」とする提唱に始まり、国文学者や国史学者らが近代文学者と論戦を戦わせたと記憶している。論戦自体に大きな意義は生まれなかったが、その後、西郷信綱氏は万葉集、上田正昭氏は記紀神話の研究へと進むきっかけを果たした。本書もそれに負うところがあるように思える。
他のレビュアーにもあるように、平家滅亡と大日本帝国の滅亡を重ね合わせたのは明白である。国民的規模で戦争体験を記録することの大切さを、専門外の著者はもどかしくも痛感していたのではないか。もちろん第二次大戦を「運命」という言葉で集約してはならないということは、『中世的世界の形成』の冷徹な歴史分析を行なった著者は十分すぎるほ
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投稿者 蘭丸 トップ50レビュアー 投稿日 2013/4/4
日本古代〜中世史の大家、故・石母田正氏に依る『平家物語』論。
一つの文学作品として『平家物語』を捉え、作品に込められた意味や時代背景という大きな主題、或いは人物描写や文章表現といった細かい点に至るまでを多角的に分析・考察している。
入門書としては勿論の事、学術論文としても非常に価値のある一冊。

本書は先ず『平家物語』の中で「運命」というものが如何に重視されているかという事を説く。
著者の指摘する通り、確かに『平家物語』ほど「運命」を取り上げた古典は他に例がなく、本書を読むと改めて『平家物語』という作品の持つ意味を考えさせられるように思う。

更に、登場人物の描き方や物語の形式等についても詳細な解説を行なっているが、こうした中で、著者が敢えて『平家物語』の文学作品としての稚拙さを多数指摘している点は非常に読み応えがあった。
私達はつい『平家物語』を優れた古典作品として諸手を挙げて絶賛してしまいがちである。
だが、それでは一体この作品の何処が優れているのか…と問われると言葉に窮してしまう人も多いのではなかろうか。
案外「有名だから」とか「学校でも取り上げる重要な作品だから」とか、突然に消極的な返答をしてしまう人もいるかもしれない。
著者はこうした傾向に丁寧に楔を打ち込みつつ、
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『中世的世界の形成』等で知られる日本史学泰斗の一人、故・石母田正による平家物語の解説である。
しばし無常観や諦念のみが強調されがちな平家物語にあって、著者はそのような見方に疑問を呈する。「平家」は無常や諦念を賛美するだけではなく「同時にこの物語ほど人間の生への執念の強さを語った文学も少な」い。例えば「平家」の思想的核心が平知盛という「教経や重衡等のはなばなしい活躍に眼をうばわれていると、見うしなってしまいそうな」「平凡な武将」(p10)に現れていると言うのである。直感的に運命を洞察しつつも同時に「積極的、戦闘的な武将」でもあった知盛。彼の人物的特徴に「平家」の思想が象徴されていると石母田は主張する。「平家」は「あきらめ」のみならず、生の面白さをも伝えている、と。
ところで、石母田は「平家物語」の成立過程を捉え、「平家」の源平合戦は、当時の人々にとって保元・平治の乱とは違う、特別な意味を持った戦争であったと推測している(p153前後)。穿った見方になるかもしれないが、第二次世界大戦が現代日本にとって特別な意味を持つ戦争であること、本書の執筆時期から鑑みるに、石母田は平家滅亡の物語を、戦前日本の滅亡に重ね合わせていたのではないだろうか。言い換えれば、平家滅亡を通じて軍国日本の滅亡を語り、そして「戦後」という新時代の到来を、石母田は暗に宣言したと言えるのではないだろうか?と私は邪推している。
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