干物・干物・干物…。本当に始めから終わりまで、干物が並んでいる写真ばかりです。壮観です。
昔 海辺の町を通った時、イカが大量に並べて干物にされているのを初めて見た時から、その機能美というか様式美というか、そういった仕事としての美しさと なんともいえないユーモラスさが同居している様に、自分は魅了されました。
それ以来、干物の並んだ風景は大変気になっていました。好きでした。
そうしたら、こんな本があったとは。 こんな写真集がある事がうれしくて仕方がないです。 こう軽く言っては失礼かもしれませんが、同じ趣味のヒトがいるんだなあという気持ちでした。
たかが干物の写真でしょ・それを写真集?とあなどってはいけません。
見ているとかなり楽しい。タコの干物の写真なんて、つい顔がほころんでしまいますよ。
「干物作りが機械乾燥主流になり、写真におさめられた姿が見られなくなくなるのでは」と書かれていましたが、そんな寂しい心配が現実にならない事を心から祈りたいです。
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