昭和の高度経済成長と連広(電通)と言う会社を舞台にした
猛烈政商サラリーマンの物語、という名の実話。
エピソード自体は仕事柄知っているものもあったが
生々しい行動と著者の取材に感服する迫力があった。
しかしこの本で一番良かったのは作者がナビゲーションに採用したキャラクターだ。
物語はとある一人の視点を中心に語られる。
これが女性であり、広告業界にもキャリアにも全く興味がなく
ただひょんな事からこの会社の中枢で働く事になる人なのだ。
視点をこの「企業戦士にも広告業界にも思い入れが無い普通の女性」にした事で
「24時間働けますか」というコピーが当たり前だった時代に
ブラック労働、セクハラ・パワハラはおかしいのでは?という
2019年現在の社会では当たり前となっている視点と自然に重ねられ
そういう意味で物語がとても自然に頭に入ってきた。
こういう見せ方をする、ある意味時代物は個人的には初めてだったので
そこにとても興味を引かれた。
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