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工学部ヒラノ教授 単行本 – 2011/1

5つ星のうち 4.2 24件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

朝令暮改の文科省に翻弄され、会議と書類の山に埋もれながらも研究、講義に勤しむ工学部平教授。安給料で身体を酷使する「女工哀史」さながらの毎日。累々たる屍を踏み越えつつ頂上を目指す大学出世スゴロク。そして技術立国日本の屋台骨を支える「納期厳守」「頼まれたことは断らない」等エンジニア七つの鉄則。理系裏話がユーモアたっぷりに語られる、前代未聞の工学部実録秘話。 --このテキストは、文庫版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

大学設置基準大綱、大学院重点化、独立法人への道―朝令暮改の文科省に翻弄され、会議と書類の山に埋もれながらも、講義という決闘に挑み、研究費と優秀な学生獲得に腐心する日々。大学出世スゴロクを上がるべく、平社員ならぬ平教授は今日も奮闘す。筑波大、東工大、中央大の教壇から見た、工学部実録秘話。

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登録情報

  • 単行本: 204ページ
  • 出版社: 新潮社 (2011/01)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4103147628
  • ISBN-13: 978-4103147626
  • 発売日: 2011/01
  • 商品パッケージの寸法: 19.4 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2 24件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

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トップカスタマーレビュー

形式: 文庫
沖大幹著「東大教授」に紹介されているので読んでみました。こんなこと言っていいのか、と思うような皮肉たっぷりに大学内の教授職や組織や研究費を巡る暗闘や文科省の政策の誤りを述べています。それらにはやや怨嗟をこめたものもなくはありません。ゴシップ週刊誌的でとてもおもしろい。ご自分に対して客観的に書いていらっしゃっていて、それは立派なほどです。

しかし、本書のメッセージは、もちろん最終章の、工学研究者へのエールと、高等教育への投資不足への注意喚起です。さらに、沖大幹先生同様に、さほど高くはないけれど固定給のある、しかしながら自由業さながらに何をしてもいい、大学教授という職のユニークさと価値を訴えています。

また、随所に工学部の研究者と、文科系、物理や数学の研究者とは考え方が異なることを面白おかしく説明しています。ふーん、そう言えばそうかな。それにしても工学部の教授というのはまじめに長時間コツコツと働き続けるものだな、生産性の高い人たちだな、と感心します。

すべての研究者同様、今野浩先生は、これまで誰も知らなかった新しい知識や理論を世界で一番早く見つけて証明するために、血眼になって研究を続けています。そういう生き方がある、ということが文系サラリーマンには新鮮。そして、工学という性質上、その知識が相対的に狭い範囲のものであり、1
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投稿者 USC VINE メンバー 投稿日 2011/1/27
形式: 単行本
 自身が電力系の研究所から国立大学に助教授(今では准教授)に赴任して、東工大に教授として赴任し、そこで繰り広げられる人事など色々な出来事がユーモラス溢れる文章で綴られています。著者自身、筑波大学、東工大そして中央大学と教鞭を執られていて、そこで様々な役職という名の雑務などを書き綴っています。本書ではあくまでも平(ヒラ)教授として書かれて言いますが、登場人物はほぼ実名で登場しています。東工大の統計学を教える傍らに金融工学(理財工学)を研究し、東工大に理財工学のセンターまで立ち上げて、中央大学に赴任したらその研究所が種々の影響で潰されてしまった忸怩たる思いも文章から読み取れます。最近は著者の過去の人物交友録ものが出版されていますが、その中でも自分自身を書いたものとして評価できます。読み終えるまでそんなに時間がかかるものではありません。
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形式: 文庫
これは面白い。ユーモアを交えながらも、応用物理を専攻したある意味では数学の天才でもある著者がなぜ金融工学という俗にまみれた異端の領域に足を踏み入れることになったかの背景が伺われる作品でもあります。それは日本の一流大学と工学部という独特の社会の競争原理が生み出した副産物だったのです。ある程度の国際的に名の通った専門雑誌に論文を載せないと生きていけないこの狭い社会のルールの下で、自分の専門領域での行き詰まりに直面した数学ができる元天才にとっては,数学を没文化的に道具として使える金融工学ほど転身しやすい領域はなかったというわけです。
これは金銭という欲への執着の欠如という意味では特異な日本的な現象です。ここにはアメリカに見られるような大きな毒はありません。せいぜい見受けられるのは、狭い社会での見栄とプライドだけなのです。
でもこれほど優秀な人たちにこれほどの雑務を強いる日本の一流大学っていったいどうなっているんでしょう。これじゃあまりもの無駄遣いです。一流の大学教員って本当に大変なんですね。よほどの万能の頭脳と体力がなければこれほどの多様な職務をこなしていけませんわ。逆説的な意味で、さすがに日本を代表する知性の持ち主たちだからできる職業なのです。著者がいう一流の才能を持つ若者との接触の喜びだけが彼らを支えているのかもしれません。
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形式: 単行本
上位私大文学部教授の「生態」なら、著者が今回の本を書く動機にもなった筒井康隆の『文学部唯野教授』(1990)を読めばよくわかる。旧帝大医学部教授の実態は、もっと古い本だが山崎豊子の『白い巨塔』(1965)を読めばこれもよくわかる。前者は筒井らしいドタバタ小説(長老教授たちの利権闘争、取り巻き連中の誹謗中傷合戦)であるにもかかわらず、大学人たちが「これ、お宅の大学で起こった実話が元ネタだよね?」などと探りを入れ合うくらい真に迫っていたのに対し、徹底的な取材にもとづく後者のほうは、教授への階段を昇るためには手段を選ばない主人公と、研究者・医者として高い倫理観を持つライバルとの魂のぶつかり合いを描いた上質のエンターティンメントとして、何度も映像化(韓国でもドラマ化)された。どちらもそれなりに大学の姿をよく捉えていたということだろう。
その一方で、上位国立大学<工学部>教授の生態・実態は、一般人にはあまり知ることができなかった世界なのではないだろうか。
本書はまさに、その間隙を突いてきた作品だと思う。

過去には、元名古屋大学工学部助(准)教授で売れっ子作家・森博嗣の『大学の話をしましょうか』(2005)という本もあった。しかし、森氏は作家として大成功しているために、大学世界にどっぷりとは浸かっておらず、大学に対する見方も覚めていた(結局、これを出版
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