映画を観て虜になり、原作も読みました。
映画と原作には共通する部分と全く違う部分があります。
映画でセリフが聞き取り難い部分の補足として購入しました。
映画のインタビューで主演の二人が撮りきれないシーンがあり、映画化されるか心配していたという
話しがあったので、その部分も知りたかったです。
全17巻の漫画を1時間45分に収めるために、映画は原作をそぎ落として必要最低限の描写となっています。
それでも原作を凌ぐ作品になっているのは、菅田将暉の絶対的なオーラと美しさ、監督のこだわり抜いた
ビジュアルと演出の上に成り立っています。
忘れちゃいけないのが坂本秀一さんのピアノ。セリフ無しで絵と音で物語が紡がれる美しさ。
「コウを追いかけて」と「拒絶」の場面、見ているだけで心がざわつきます。
基礎知識無しで、この本だけ読んでも「溺れるナイフ」の良さを全て知るのは難しいと思います。
映画を観て、どはまりした方にはお勧めです。
映画でよく判らなかった部分やカットされた部分を知るためには、非常に役立った本で満足です。
内容紹介
東京で雑誌モデルをしていた美少女・望月夏芽(小松菜奈)は、ある日突然父の故郷である浮雲町に引っ越すことになる。東京から遠く離れた田舎町には刺激がなく、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと落ち込む夏芽だったが、その土地一帯を取り仕切る神主一族の末裔で跡取りであるコウ、長谷川航一朗(菅田将暉)に出会い、強烈に惹かれていく。破裂しそうな十代の恋と衝動を描いた大人気コミックの映画ノベライズ!
内容(「BOOK」データベースより)
東京で雑誌モデルをしていた美少女・望月夏芽は、ある日突然父の故郷である浮雲町に引っ越すことになる。田舎には刺激がなく、夏芽は自分が欲する「なにか」から遠ざかってしまったと落ちこむ。しかし、その土地一帯を取りしきる神主一族の跡取りであるコウこと長谷川航一朗に出会い、強烈に惹かれる。コウもまた、田舎では類を見ない夏芽の美しさに自分と同種の力を感じていく。その矢先、運命を変える出来事が起こる…。夏芽とコウ、特別なふたりの一生分の恋を描いた傑作映画をノベライズ!