TVシリーズ本編では何かと評判の悪さを聞くことが多かった仮面ライダーゴーストですが、映画やVシネなどの本編外では「面白い!」と言った声が聞かれていました。
それはTV本編では描かれなかった物語の重要なことが描かれていたことが大きいと思うのですが、この小説でもTVシリーズで見たかった設定が目白押しです。
第一章は眼魔の世界の誕生、第二章ではTVシリーズの前日譚とも言える天空時龍の物語、第三章ではVシネマ後の物語となります。
とにかく「これが本来はやりたかった物語なのか!」ということが盛りだくさん書かれています。
ネタバレになるので多くは語れませんがゴーストの命を繋ぐという物語は批判の多かったTVシリーズでもしっかりと語られていたんだということを改めて実感させられます。ただ、そこをわかりやすく受け止めるには背景を知らなさすぎた……とでも言うべきでしょうか?
とにかく、これを読むとTV本編を1話から見返したくなると思います。
ライダー小説の中では個人的に一番楽しめました。
ゴーストの物語は愛で溢れていますね……
小説 仮面ライダーゴースト ~未来への記憶~ (講談社キャラクター文庫) (日本語) 文庫 – 2017/11/19
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本の長さ368ページ
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言語日本語
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出版社講談社
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発売日2017/11/19
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寸法10.6 x 1.6 x 14.8 cm
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ISBN-104063148807
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ISBN-13978-4063148800
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
眼魔世界の創世、アドニスとダントンの確執、そして百年戦争の混乱に乗じて幼いマコトとカノンを連れ出すゴーダイの想いを描く第一章。若き天空寺龍の過酷な運命、眼魔世界から迫る魔の手、最初にして最後の変身をする第二章。ダントンによって改造を施されたクロエを救おうとするタケル、決断の第三章。全三章からなる『仮面ライダーゴースト』の過去と現在、そして未来を描く大巨編。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
福田/卓郎
1961年愛媛県生まれ。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。在学中から映画、演劇活動を開始し、卒業後は東宝演劇演出部に入社。1987年に主宰する劇団疾風DO党(2002年にDotoo!(ドトォ!)に改名)を結成し、東宝を退社。1991年にシナリオライターとしてデビュー。以後、映画・テレビ・ラジオ・舞台等の脚本を多数執筆。監督としても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1961年愛媛県生まれ。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。在学中から映画、演劇活動を開始し、卒業後は東宝演劇演出部に入社。1987年に主宰する劇団疾風DO党(2002年にDotoo!(ドトォ!)に改名)を結成し、東宝を退社。1991年にシナリオライターとしてデビュー。以後、映画・テレビ・ラジオ・舞台等の脚本を多数執筆。監督としても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2017/11/19)
- 発売日 : 2017/11/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 368ページ
- ISBN-10 : 4063148807
- ISBN-13 : 978-4063148800
- 寸法 : 10.6 x 1.6 x 14.8 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 161,151位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 8,584位ライトノベル (本)
- - 12,138位絵本・児童書 (本)
- - 38,283位文庫
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.7
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32 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
TVシリーズは正直否定的な目で見ており、1年間見ても正直何も得られなかったというか
キャラに対しての魅力もあまり感じられずハマれませんでした。
ですがその後発売されたVシネマや映画への客演で徐々にゴーストに対しての熱を取り戻し始め、この本を購入しました。
やはり映像で見たかった眼魔世界創生の謎や仙人=イーディスとダントンの過去、タケルの母親についてなど
TV本編で描かれず不満だった部分や設定的な物のみだった部分がしっかりと描かれていたのが良かったです。
現代パートも相変わらずタケルが命を燃やしていて彼自身の成長を感じられ、読後は改めて本編を見返したいと思うようになりました。
このキャラクター文庫シリーズは各シリーズ毎に購入していますが、読後の満足感でいうと
個人的にこれまでで一番満足度が高かったと思います。
キャラに対しての魅力もあまり感じられずハマれませんでした。
ですがその後発売されたVシネマや映画への客演で徐々にゴーストに対しての熱を取り戻し始め、この本を購入しました。
やはり映像で見たかった眼魔世界創生の謎や仙人=イーディスとダントンの過去、タケルの母親についてなど
TV本編で描かれず不満だった部分や設定的な物のみだった部分がしっかりと描かれていたのが良かったです。
現代パートも相変わらずタケルが命を燃やしていて彼自身の成長を感じられ、読後は改めて本編を見返したいと思うようになりました。
このキャラクター文庫シリーズは各シリーズ毎に購入していますが、読後の満足感でいうと
個人的にこれまでで一番満足度が高かったと思います。
2017年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仮面ライダーゴーストのテレビ本編は散りばめられた謎を一年かけてじっくりと、かつ一部しか答えが提示されず、謎と謎の間は視聴者が想像で埋めるしかなく、更には映画やVシネではさらに風呂敷を広げる一方という特異な作品でした。
本作は他の小説版仮面ライダーよりも倍近い分厚さという膨大な文章量をもって劇中で提示された点だらけな情報を線で結び、ゴーストは壮大な一筋の大河ドラマであると言うことを教えてくれる一冊と言えるでしょう。
1章は眼魔世界の誕生から2000年の創世記(ジェネシス)を。
2章は天空寺龍と深見大吾の過去、そして龍の死の真相。
3章はタケルの本編終了後とそれから
を描いています。(更には年表までついています)
特にゴースト(幽霊)というタイトル上「魂やオカルト」的な目線で見てしまいますが、本作を読むとゴーストとは「ディストピアと現代人類を比較したハードSFである」と気付かされるます。
本作はTV本編だけでなく夏の劇場版、Vシネスペクターやハイパーバトルビデオなど、100%楽しもうと思えばその予習は膨大ですが、本編を深く見ている人ほど「推察は正しかった。伝え方の問題で考えてはいたのだな」と思えますし、ライトに本編を見ていた人も「こんな作品だったのか!」と言える一冊になっていると思います。
『ゴーストは最後まで見れなかった』『見てたけど何が起きているのか全然わからなかった』という人、大勢いるとは思います…
本作を読む事で「もう一度ゴースト本編を見たい」と必ず思わせてくれる不思議な作品。ぜひ一読をオススメします。
本作は他の小説版仮面ライダーよりも倍近い分厚さという膨大な文章量をもって劇中で提示された点だらけな情報を線で結び、ゴーストは壮大な一筋の大河ドラマであると言うことを教えてくれる一冊と言えるでしょう。
1章は眼魔世界の誕生から2000年の創世記(ジェネシス)を。
2章は天空寺龍と深見大吾の過去、そして龍の死の真相。
3章はタケルの本編終了後とそれから
を描いています。(更には年表までついています)
特にゴースト(幽霊)というタイトル上「魂やオカルト」的な目線で見てしまいますが、本作を読むとゴーストとは「ディストピアと現代人類を比較したハードSFである」と気付かされるます。
本作はTV本編だけでなく夏の劇場版、Vシネスペクターやハイパーバトルビデオなど、100%楽しもうと思えばその予習は膨大ですが、本編を深く見ている人ほど「推察は正しかった。伝え方の問題で考えてはいたのだな」と思えますし、ライトに本編を見ていた人も「こんな作品だったのか!」と言える一冊になっていると思います。
『ゴーストは最後まで見れなかった』『見てたけど何が起きているのか全然わからなかった』という人、大勢いるとは思います…
本作を読む事で「もう一度ゴースト本編を見たい」と必ず思わせてくれる不思議な作品。ぜひ一読をオススメします。
2017年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全3章からなる本著。
1章は眼魔の世界がどうやってできたかのか。アドニスを主役に置くことで国を作ったプロセスが非常にわかりやすく書かれていた。ダントンがいい味を出しており、建国からの崩壊がとてもスムーズに納得できる書き方がされており、本編やVシネマでは、断片的にしかわからなかったことが時系列で書かれておりこれまでの整理にもなったと思います。
いやー、やはりイーディスが本編に続き面白いことになっていました。
2章はタケルがゴーストになる前の地球サイドのお話でした。龍を主軸におき、ゴーダイやイーディスとの出会い、タケルやマコトの子供の頃も書かれています。
この章でも母親が強く書かれており、タケル、マコトの母からの愛情が強調されていました。愛情をもつキャラが多くても相手に伝わらないのは、いつものゴーストらしいパターンとも言えますが……
3章はゴーストでは時系列が1番最後の話になりVシネマ後ですね。この話では愛情が相手に伝わるシーンが多く、ゴーストの終盤らしい展開でした。でも御成の下りや看病の下りなど、ゴーストらしい展開もありました。みんなが回想するシーンはこれまでの仮面ライダーゴーストを見てきた自分とも重なり感動しました。
この本をもって仮面ライダーゴーストは完結なのでしょう。それほど、今までの全てをまとめていたように思います。
テレビ本編ではストレートすぎて受け止めきれなかったメッセージもvシネマや、この小説をもって受け止められました。
非常に良い作品でした。
1章は眼魔の世界がどうやってできたかのか。アドニスを主役に置くことで国を作ったプロセスが非常にわかりやすく書かれていた。ダントンがいい味を出しており、建国からの崩壊がとてもスムーズに納得できる書き方がされており、本編やVシネマでは、断片的にしかわからなかったことが時系列で書かれておりこれまでの整理にもなったと思います。
いやー、やはりイーディスが本編に続き面白いことになっていました。
2章はタケルがゴーストになる前の地球サイドのお話でした。龍を主軸におき、ゴーダイやイーディスとの出会い、タケルやマコトの子供の頃も書かれています。
この章でも母親が強く書かれており、タケル、マコトの母からの愛情が強調されていました。愛情をもつキャラが多くても相手に伝わらないのは、いつものゴーストらしいパターンとも言えますが……
3章はゴーストでは時系列が1番最後の話になりVシネマ後ですね。この話では愛情が相手に伝わるシーンが多く、ゴーストの終盤らしい展開でした。でも御成の下りや看病の下りなど、ゴーストらしい展開もありました。みんなが回想するシーンはこれまでの仮面ライダーゴーストを見てきた自分とも重なり感動しました。
この本をもって仮面ライダーゴーストは完結なのでしょう。それほど、今までの全てをまとめていたように思います。
テレビ本編ではストレートすぎて受け止めきれなかったメッセージもvシネマや、この小説をもって受け止められました。
非常に良い作品でした。
2017年11月26日に日本でレビュー済み
2015年10月の放映開始から2年以上経ってようやくゴーストの物語が完結しました。
アラン英雄伝、夏映画、ファイナルステージ、西園寺のDVD、Vシネとすべてが一続きだった訳ですが、この小説もゴーストの過去と未来をつなぐまさに正史です。テレビシリーズはライダー作品のなかでもとりわけ年少向けだったために表現上の枷がありましたが、それだけではなく物語すべてを描くには圧倒的に時間が足りなかったことがこれらが出そろってみてわかりました。
とにかく、意図不明だった点(伏線?)や時系列の齟齬がほとんど解消され、無関係だと思われていたものが複雑に絡み合っていることが分かるのでテレビシリーズを見た方にはぜひ読んでほしい小説です。『火の鳥』、『百億の昼と千億の夜』のような古典的で雄大なSFテイスト、一貫したテーマである生きる意味の問いかけ(まさに氣志團の主題歌であり、Vシネでマコトがつぶやく「我思う、故に我あり」)。皆さん同じことをおっしゃってますが、テレビシリーズのゴーストが一変する内容です。
アラン英雄伝、夏映画、ファイナルステージ、西園寺のDVD、Vシネとすべてが一続きだった訳ですが、この小説もゴーストの過去と未来をつなぐまさに正史です。テレビシリーズはライダー作品のなかでもとりわけ年少向けだったために表現上の枷がありましたが、それだけではなく物語すべてを描くには圧倒的に時間が足りなかったことがこれらが出そろってみてわかりました。
とにかく、意図不明だった点(伏線?)や時系列の齟齬がほとんど解消され、無関係だと思われていたものが複雑に絡み合っていることが分かるのでテレビシリーズを見た方にはぜひ読んでほしい小説です。『火の鳥』、『百億の昼と千億の夜』のような古典的で雄大なSFテイスト、一貫したテーマである生きる意味の問いかけ(まさに氣志團の主題歌であり、Vシネでマコトがつぶやく「我思う、故に我あり」)。皆さん同じことをおっしゃってますが、テレビシリーズのゴーストが一変する内容です。