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小さいおうち ハードカバー – 2010/5

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商品の説明

受賞歴

第143回(平成22年度上半期) 直木賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

赤い三角屋根の家で美しい奥様と過ごした女中奉公の日々を振り返るタキ。そして60年以上の時を超えて、語られなかった想いは現代によみがえる。

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • ハードカバー: 319ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/05)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4163292306
  • ISBN-13: 978-4163292304
  • 発売日: 2010/05
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4 157件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

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投稿者 Lotus VINE メンバー 投稿日 2010/7/28
形式: ハードカバー
戦前のある中産階級家庭で
住み込みの“女中”として働いていたタキという老女の回想という形で
物語は進んでいく。

再婚の“奥様”とともに、
新しい家に仕えるようになるタキ。

赤い屋根の洋風の新築の家には
小さいけれど、タキだけの部屋もあり、
この家を“終の住処”にするつもりで奉公に励んでいる。

戦前から戦争に向かう頃の東京の生活が、
戦争が激しくなって
タキが郷里へ帰ることになるまで、
テンポよく軽やかに、
心地よい流れで語られていく。

終盤、
「小さいおうち」というタイトルの意味が明かされ、
また、
最後までタキの口からは語られることのなかったある事実を
読者は別の語り手によって知ることになる。

地味な題材にもかかわらず、
読後に強い印象を残す作品。
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形式: ハードカバー
有名な絵本と同じタイトルだが,これは作者一流の仕掛けで,これは昭和5年から19年初めまでの間,東京市西部の坂の上の小さい赤い家の女中奉公の記録と言う体裁をとった歴史小説である.この主人公は小さい家の住人たちであるが,それよりもこの時代の生活感覚の歴史そのものではないか.私はたまたまこの家の恭一君と多分同い年で,やはり東京市西部の小さい家に女中つきで育ったので,一つ一つ思い当たることばかりで,特に 二.二六事件 以後のつるべ落としのような下り坂の不安な感覚は,二度と経験したくない,思い出したくもないものだった.それが殆ど間違いなしに再現されるのを読むのは,辛い仕事である.しかし作者の構想力と筆力は私に読み続けることを強いた.日本の国力は経済封鎖のためもあって,昭和15(1940) 年には既に5年前に比べて取り返す術もなく衰えていた.そこで戦争なのだから,私は子供心にもう駄目だ,と絶望の思いで聞いた.この小説でたった一つの誤りは 1941年12月8日のこの開戦発表の時間で,JOAK は早朝から大本営陸海軍部発表文を流し続けだった.でもここまでの現実感での再現を果すには膨大な史料調査とその整理が必要なはずだが,作者はその方法をプロの歴史家同等に身につけておいでと拝見した.小説は第8章の代わりに最終章が置かれ,これはミステリでの解決編に相当するが,奇想天外の展開に呆然とする.今も呆然としたままだ.愛と死と芸術の織り成す大作,感動した.強く推薦.
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形式: ハードカバー Amazonで購入
淡々とした人物描写、それを含めて時代描写がリアルな物語です。

他の方のレビューで、あまりにも人物が描けていないという指摘がありましたが
私は逆に、あの時代の女性(しかも深窓の令嬢)は、あれが普通だったのではないかと
思います。
(時代がさらにさかのぼりますが「梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 」
などの、超お嬢様のリアルな日記を読むと、やはり時子奥様と似たりよったりの
"大切に育てられたうえの、ふわふわした感じ"は持っているなと感じます)

ネタバレの最終章のネタは、途中の伏線で確かに読めています。しかし、最後に
「小さな秘密」を仕込むという体裁をとっているだけで、「秘密」はたいしてこの本では
重要ではない気がします。

対比の恐怖。それが主題な気がしてなりません。あれほどまでにふわふわと生活していらした
奥様と戦争、また芸術家肌で少年のようだった板倉さんと出征先での人間性すら脅かされる
経験、戦争というものの悲惨さが恐怖です。また、それなりに幸せに生きてきたという
主人公タキさんの晩年の後悔。全てが対比。怖い話です。

この本に感動できるのは、もしかしたら女性かもしれません。男性は今
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形式: Kindle版 Amazonで購入
女中のタキさんに すっかり感情移入してしまって あ~読み終えちゃったのかと 少々寂しくなりました。
奥様とぼっちゃんに対する タキさんの愛情は まさに家族に感じるものです。
戦争さえ なければ 一生この小さなおうちにいられたのに、結局家族は バラバラになりました。

すべてを書いてしまうと これから読む人 映画で見る人の楽しみが 無くなってしまうので
これくらいにしておきますが 読後感は「マディソン郡の橋」に 似ていました。
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