将棋の子 (講談社文庫) (日本語) 文庫 – 2003/5/15
大崎 善生
(著)
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本の長さ360ページ
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言語日本語
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出版社講談社
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発売日2003/5/15
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寸法10.8 x 1.4 x 14.8 cm
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ISBN-104062737388
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ISBN-13978-4062737388
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
奨励会…。そこは将棋の天才少年たちがプロ棋士を目指して、しのぎを削る“トラの穴”だ。しかし大多数はわずか一手の差で、青春のすべてをかけた夢が叶わず退会していく。途方もない挫折の先に待ちかまえている厳しく非情な生活を、優しく温かく見守る感動の一冊。第23回講談社ノンフィクション賞受賞作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大崎/善生
1957年札幌市生まれ。日本将棋連盟に入り、「将棋マガジン」編集部を経て「将棋世界」の編集長。連盟を退職後は、作家活動に専念している。『聖の青春』(講談社文庫)で新潮学芸賞、将棋ペンクラブ大賞、『将棋の子』(講談社文庫)で講談社ノンフィクション賞、『パイロットフィッシュ』(角川書店)で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1957年札幌市生まれ。日本将棋連盟に入り、「将棋マガジン」編集部を経て「将棋世界」の編集長。連盟を退職後は、作家活動に専念している。『聖の青春』(講談社文庫)で新潮学芸賞、将棋ペンクラブ大賞、『将棋の子』(講談社文庫)で講談社ノンフィクション賞、『パイロットフィッシュ』(角川書店)で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/5/15)
- 発売日 : 2003/5/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 360ページ
- ISBN-10 : 4062737388
- ISBN-13 : 978-4062737388
- 寸法 : 10.8 x 1.4 x 14.8 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 25,039位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 88位将棋 (本)
- - 361位講談社文庫
- - 1,377位エンターテイメント (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年5月6日に日本でレビュー済み
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ルポルタージュはいつも肩透かしに終わっていたのですが、本作には圧倒されました。プロ棋士を目指す若者および子供たちの話です。プロになれるかなれないかを分かつのは本当に些細な要素なのに。プロになれた者となれなかった者のその後はあまりにも違う。正直ページを繰るのが苦しかったほどです。はたして、子供時代にある特定の分野において能力を認められるのは、その子の将来にとっていいのかどうなのか、分からなくなっていまいました。作者の方のプロ棋士をあきらめた人間たちに対する温かく肯定的な視線がなによりも素晴らしいし、このようなあまり知られていない世界(でも熾烈)にスポットをあててくれたことも感動的です。将棋の子は将棋界にのみ生息するわけではないし、おそらくあらゆるジャンルに生息するはずです。そういった、かつての将棋の子たちがその後をどうやって生きていくべき、いや生きていけるのか等々、思いめぐらさざるを得ませんでした。一人の人間を不幸にするような才能なら、なぜ神(なのか遺伝子か知りませんが)は与えるのか。むしろ、何も与えられなかったなら普通の生活が手に入ったはずですし。とまあ、このような答えの出ない普遍的なテーマを考えさせる本作は、まぎれもない名著です。おすすめです。
50人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2018年8月14日に日本でレビュー済み
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いち将棋ファンとして、何の気なしにこの本を手に取りました。テレビやタイトル戦で見るような華やかなる棋士たちの陰に、無念に引退していった多くの若者がいることを改めて知りました。本作は、そういった、奨励会に入ったもののプロになれずに去っていった若者の人生にスポットを当てたルポです。事実であるだけに、彼らの悩み・苦しみ・悲しみを身にしみて感じました。
私の短くない読書人生の中で唯一号泣してしまった一冊でもあります。
読書感想文にもいいかと思います。
私の短くない読書人生の中で唯一号泣してしまった一冊でもあります。
読書感想文にもいいかと思います。
2018年11月1日に日本でレビュー済み
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将棋ファンの一人です。文章が少し凝りすぎてて読みにくいところもありましたが、奨励会、そしてそれを取り巻く人間模様が、内部にいた著者ならではの視点で描かれており、とても面白かったです。
読んでいて辛くなる話が多いですが、成田が奨励会をやめたあとも、彫り駒を肌身離さず持っていたのが、救いでした。
途中の升田幸三から電話がかかってくるところだったり、元天才?の先崎九段のエピソードなどは吹き出さずにはいられませんでした。聖の青春も楽しみです。
読んでいて辛くなる話が多いですが、成田が奨励会をやめたあとも、彫り駒を肌身離さず持っていたのが、救いでした。
途中の升田幸三から電話がかかってくるところだったり、元天才?の先崎九段のエピソードなどは吹き出さずにはいられませんでした。聖の青春も楽しみです。
2018年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても感動しました。読み物なので多少脚色はあるかもしれませんが彼等の生き様や人生、それは紛れもなく本物でしょう。それだけに読んでて辛い場面も多々ありましたが読後の満足感は素晴らしいものがあります。将棋だけではなく夢とは何か、人生とは何かというものを深く考えさせられます。将棋好きの人だけではなく夢を追いかける人、今人生で悩んでる人達にも読んで欲しいなと思いました。