HPに寄せられた質問から厳選された回答集
ただし回答は現状に合わせて注釈が付いたり大幅に改稿されているものもあり、また基礎的な理解を再確認できるコラムなども収録されているのでHPを見ていた人にもポイント整理のためには一読の価値あり
ただ、本書を諸問題の模範解答集みたいな、数値や典拠の資料集みたいな読み方をしてしまうのは非常にもったいない
大事なのは合理的・客観的・論理的であるとはこういう手順を踏むということを理解・学習すること
異論・反論がある時にどうやって優劣を判断するのか、その手順を学んでおけば大抵の問題は自分で解決できるようになる
そのための練習問題集として活用されるのが本書の最も有意義な使われ方だと思う
「結局ICRP依存か」とかなんとか文句はいろいろ想定されるが、それをただの文句から「論」に昇華する方法は本書で学べるから、そういう感想を抱いた人こそしっかり本書を読み込んでどういう立論をすれば説得力のある異論・反論になるかを学ばれたい
なおソフトカバーながら装丁がしっかりしているしぱっと見では細かそうな数値や計算がズラズラ並んでいて店頭では同類の本に比べてとっつきにくく感じられるかもしれない
でも内容は300ページ少々だし一見小難しそうな計算も単純な掛け算・割り算なので、そういう向きには食わず嫌い・読まず嫌いせずにまずは目次を眺めて気になった項目からのんびり読んでみることをおすすめしておく
専門家が答える 暮らしの放射線Q&A (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2013/7/2
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本の長さ416ページ
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言語日本語
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出版社朝日出版社
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発売日2013/7/2
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ISBN-104255007276
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ISBN-13978-4255007274
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
事故後、1,800余の質問に答えてきた専門家たちの記録、福島第一原発事故「以後」を生きる私たちのガイドブック。全回答から80を厳選、全面改稿。
著者について
日本保健物理学会「暮らしの放射線Q&A 活動委員会」幹事団
─ 委員長・学会理事 伴 信彦(東京医療保健大学)
─ 副委員長・若手研究会幹事 河野恭彦(日本原子力研究開発機構)
─ 副委員長・若手研究会幹事 荻野晴之(電力中央研究所)
─ 相談役 下 道國(元 藤田保健衛生大学)
─ 相談役 早川博信(元 福井県職員)
─ 学会広報担当理事 谷口和史(日本原子力発電株式会社)
(所属は 2013 年 6 月現在)
●伴信彦(ばん・のぶひこ)
1963年東京都生まれ。1986年東京大学医学部保健学科卒業。1988年同大学院修士課程修了。動力炉・核燃料開発事業団、東京大学、大分県立看護科学大学を経て、現在、東京医療保健大学東が丘看護学部教授。専門は放射線影響・防護。博士(医学)。
●河野恭彦(こうの・たかひこ)
1982年茨城県生まれ。2006年茨城大学理学部卒業。現在、日本原子力研究開発機構 核燃料サイクル工学研究所 放射線管理部環境監視課 技術員。専門は、環境放射能、放出放射能、放射線防護。
●荻野晴之(おぎの・はるゆき)
1982年広島県生まれ。2004年東京大学工学部卒業。2006年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。2012年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。現在、電力中央研究所主任研究員。専門は放射線安全学。博士(工学)。
●下道國(しも・みちくに)
1943年大阪市生まれ。1966年名古屋大学工学部卒業。名古屋大学、岐阜医療技術短期大学、放射線医学総合研究所、藤田保健衛生大学にて、教育・研究に従事。現在、藤田保健衛生大学大学院客員教授。専門は環境放射能学。博士(工学)。
●早川博信(はやかわ・ひろのぶ)
1944年福井県生まれ。1967年金沢大学理学部卒業。1969年名古屋大学大学院理学研究科修士課程終了。1969年から2005年まで福井県職員として原子力発電所周辺の放射線監視に携わる。専門は環境放射線。現在、無職。家庭菜園で野菜などを栽培。博士(理学)。
●谷口和史(たにぐち・かずふみ)
1956年和歌山県生まれ。1979年新潟大学理学部化学科卒業。1981年同大学院修士課程修了。日本原子力発電株式会社入社。入社以来、環境放射能、放出放射能等を含む放射線管理業務に一貫して従事、発電管理室室長代理(部長)。2013年6月退職。
─ 委員長・学会理事 伴 信彦(東京医療保健大学)
─ 副委員長・若手研究会幹事 河野恭彦(日本原子力研究開発機構)
─ 副委員長・若手研究会幹事 荻野晴之(電力中央研究所)
─ 相談役 下 道國(元 藤田保健衛生大学)
─ 相談役 早川博信(元 福井県職員)
─ 学会広報担当理事 谷口和史(日本原子力発電株式会社)
(所属は 2013 年 6 月現在)
●伴信彦(ばん・のぶひこ)
1963年東京都生まれ。1986年東京大学医学部保健学科卒業。1988年同大学院修士課程修了。動力炉・核燃料開発事業団、東京大学、大分県立看護科学大学を経て、現在、東京医療保健大学東が丘看護学部教授。専門は放射線影響・防護。博士(医学)。
●河野恭彦(こうの・たかひこ)
1982年茨城県生まれ。2006年茨城大学理学部卒業。現在、日本原子力研究開発機構 核燃料サイクル工学研究所 放射線管理部環境監視課 技術員。専門は、環境放射能、放出放射能、放射線防護。
●荻野晴之(おぎの・はるゆき)
1982年広島県生まれ。2004年東京大学工学部卒業。2006年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。2012年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。現在、電力中央研究所主任研究員。専門は放射線安全学。博士(工学)。
●下道國(しも・みちくに)
1943年大阪市生まれ。1966年名古屋大学工学部卒業。名古屋大学、岐阜医療技術短期大学、放射線医学総合研究所、藤田保健衛生大学にて、教育・研究に従事。現在、藤田保健衛生大学大学院客員教授。専門は環境放射能学。博士(工学)。
●早川博信(はやかわ・ひろのぶ)
1944年福井県生まれ。1967年金沢大学理学部卒業。1969年名古屋大学大学院理学研究科修士課程終了。1969年から2005年まで福井県職員として原子力発電所周辺の放射線監視に携わる。専門は環境放射線。現在、無職。家庭菜園で野菜などを栽培。博士(理学)。
●谷口和史(たにぐち・かずふみ)
1956年和歌山県生まれ。1979年新潟大学理学部化学科卒業。1981年同大学院修士課程修了。日本原子力発電株式会社入社。入社以来、環境放射能、放出放射能等を含む放射線管理業務に一貫して従事、発電管理室室長代理(部長)。2013年6月退職。
登録情報
- 出版社 : 朝日出版社 (2013/7/2)
- 発売日 : 2013/7/2
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 416ページ
- ISBN-10 : 4255007276
- ISBN-13 : 978-4255007274
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 619,469位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 137位放射線医学・核医学 (本)
- - 138位原子力・放射線
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
星5つ中の4.1
3 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原発事故後、手探りが続く中で、物理保健学会のページに助けられた人も多いだろう。科学者、専門家は何が出来るかという実践の証でもあり、市民はこんなことを知りたかったという貴重な記録でもある。本になってみると、その分厚さに圧倒される。
保険物理学会に対してはいろいろな誹謗中傷も続いていて、陰謀論的デマで煽りたい側には不都合なサイトであったことが見て取れる。
出版に際しては全部再編集されたそうで、格段に読みやすくもなっている。心の中の一抹の不安と対峙したい、まあ大丈夫かぐらいの認識だけど、確信を得たい方にはとにかくおすすめ。
専門の書き手はもちろんブロガーなども情報発信者として原発事故について語るときに必携の一冊だろう。
保険物理学会に対してはいろいろな誹謗中傷も続いていて、陰謀論的デマで煽りたい側には不都合なサイトであったことが見て取れる。
出版に際しては全部再編集されたそうで、格段に読みやすくもなっている。心の中の一抹の不安と対峙したい、まあ大丈夫かぐらいの認識だけど、確信を得たい方にはとにかくおすすめ。
専門の書き手はもちろんブロガーなども情報発信者として原発事故について語るときに必携の一冊だろう。