宵物語 (講談社BOX) Kindle版
西尾維新
(著)
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言語:日本語
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出版社講談社
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発売日2018/6/14
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ファイルサイズ6403 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
直江津高校の後輩・日傘星雨がもたらした、小学生女児誘拐事件の『噂』。大学一年生になった阿良々木暦は、八九寺真宵、忍野忍、斧乃木余接とともに調査をはじめるが…!これぞ現代の怪異!怪異!怪異!
--このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西尾/維新
1981年生まれ。第23回メフィスト賞受賞作『クビキリサイクル』(講談社ノベルス)で2002年デビュー。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
1981年生まれ。第23回メフィスト賞受賞作『クビキリサイクル』(講談社ノベルス)で2002年デビュー。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B07D7VHRPK
- 出版社 : 講談社 (2018/6/14)
- 発売日 : 2018/6/14
- 言語: : 日本語
- ファイルサイズ : 6403 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 314ページ
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 17,614位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 1,484位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
65 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年8月25日に日本でレビュー済み
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言葉遊びが気に入らない人は低評価というか、ここまで読み続けている方は 変わらず面白く読めると思います。アニメの声が頭に入っていれば、そのまま読んだ通り素直に動いてくれる。言葉遊び 言霊あそび ことばは力になる そんな作品たと思います。作者自分がクスクスできる作品をなので、趣味で書かれたというキャッチなのかな。いい意味で。普通に面白いし、普通に最高で最強だと思います(笑)。撫子と、余接 つづきがワタシ気になります!!。
ベスト500レビュアーVINEメンバー
Amazonで購入
曲直瀬大学一年生になった暦のところに神原の元チームメート日傘星雨が伝えてきた「友達の先輩の妹の誘拐事件の噂」の解明・解決が『まよいスネイル』で一冊の8割5分を占めています。真宵、忍、余接のロリトリオと暦は単なる家出ではないかと疑いながら、紅口孔雀ちゃんの行方を調べ始めますが、偏執的で残酷な誘拐犯の存在を示唆する証拠品を見つけて慌てます。併せて、事件の背景には、羽川翼や老倉育の過去のような「家族の不全」があり、暦は心を痛めます。最近のニュースにこんな事件が多いから読者としても辛いです。
何とか女の子を救いたいと願う暦ですが、もう怪異に頼らない、正義の味方のつもりで暴走しないと自制しつつ進めていく様子は、化物語の頃の激情と突破力まかせとは違います。
ベースに「不憫な子供を思うお兄ちゃんの優しさ」が感じられる、落ち着いて、温かい解決譚になっています。一番良いところを持っていくのは神さま真宵ですけど。
今巻も前巻同様、駄洒落、言葉遊びは楽しく入っていますが少なめで、話はぐんぐん進むので読みやすい。
ワガママ彼女、戦場ヶ原さんもちょくちょく出てきますよ。
『まよいスネイク』は31頁の掌編で、神さまを降りた千石撫子と神さまを継いだ八九寺真宵の初対面のお話で、めでたしめでたしなのですが、次なる大事件への導入になっています。
何とか女の子を救いたいと願う暦ですが、もう怪異に頼らない、正義の味方のつもりで暴走しないと自制しつつ進めていく様子は、化物語の頃の激情と突破力まかせとは違います。
ベースに「不憫な子供を思うお兄ちゃんの優しさ」が感じられる、落ち着いて、温かい解決譚になっています。一番良いところを持っていくのは神さま真宵ですけど。
今巻も前巻同様、駄洒落、言葉遊びは楽しく入っていますが少なめで、話はぐんぐん進むので読みやすい。
ワガママ彼女、戦場ヶ原さんもちょくちょく出てきますよ。
『まよいスネイク』は31頁の掌編で、神さまを降りた千石撫子と神さまを継いだ八九寺真宵の初対面のお話で、めでたしめでたしなのですが、次なる大事件への導入になっています。
2018年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本作の大半を占め、本作の中心となっているように思われる「まよいスネイル」についてのレビューを書く。
レビューを書くにあたって、『少女不十分』を読み返した。この物語のテーマのエッセンスとも言えるものがそこに書かれていると思ったからである。物語シリーズでは、崩壊した家庭に置き去りにされて壊れかかった少女が、曲がりなりにもそれぞれの成長をしていくという話が繰り返し描かれてきた。羽川翼しかり、戦場ヶ原ひたぎしかり、老倉育しかり。『少女不十分』とは違い、エンターテインメントの要素が強いために、ギャグをふんだんに交えて軽妙な語り口で語られるがために、その重さが緩和され、あるいは昇華されているようにも思われるが、物語シリーズの根底に流れるのはかけがえのない成長期に歪まされてしまった少女たちが、それでもなお、前を向いて生きて自分を獲得するというテーマだったと思う。そういう意味で、本作は自分が知る限り一番ストレートにそのテーマが示された話だと思うのである。紅口孔雀が選んだ願いは、痛切である。そして、それを受容したのが、成長出来なくなってしまった少女である八九寺真宵だというのは感動的である。物語の展開に若干無理があり、安易に過ぎるハッピーエンドだと感じる部分もある。しかし、西尾維新が本作で伝えたかったことは、かつて彼が『少女不十分』で語ったことに重なるように思えるのである。紅口孔雀という少女が心に負った深い傷は決してすぐには癒えないだろう。これからも成長期の痛みと立ち向かっていかねばならないだろう。しかし、どうか前を向いて自分なりに自分を獲得していって欲しいと私は願う。
では、主人公である阿良々木暦はどうか。彼はかつて自分から歪もうとした。高校時代の彼は自分で語る通り、歪んでいた。しかしこの物語では、成長することに積極的になろうとしている。そして、かつてのような無駄な力みがない。一種の諦念を持ちつつ、それでも世の中を良くしたいと願っている。そんな彼のこれからを見守りたいと思う。
レビューを書くにあたって、『少女不十分』を読み返した。この物語のテーマのエッセンスとも言えるものがそこに書かれていると思ったからである。物語シリーズでは、崩壊した家庭に置き去りにされて壊れかかった少女が、曲がりなりにもそれぞれの成長をしていくという話が繰り返し描かれてきた。羽川翼しかり、戦場ヶ原ひたぎしかり、老倉育しかり。『少女不十分』とは違い、エンターテインメントの要素が強いために、ギャグをふんだんに交えて軽妙な語り口で語られるがために、その重さが緩和され、あるいは昇華されているようにも思われるが、物語シリーズの根底に流れるのはかけがえのない成長期に歪まされてしまった少女たちが、それでもなお、前を向いて生きて自分を獲得するというテーマだったと思う。そういう意味で、本作は自分が知る限り一番ストレートにそのテーマが示された話だと思うのである。紅口孔雀が選んだ願いは、痛切である。そして、それを受容したのが、成長出来なくなってしまった少女である八九寺真宵だというのは感動的である。物語の展開に若干無理があり、安易に過ぎるハッピーエンドだと感じる部分もある。しかし、西尾維新が本作で伝えたかったことは、かつて彼が『少女不十分』で語ったことに重なるように思えるのである。紅口孔雀という少女が心に負った深い傷は決してすぐには癒えないだろう。これからも成長期の痛みと立ち向かっていかねばならないだろう。しかし、どうか前を向いて自分なりに自分を獲得していって欲しいと私は願う。
では、主人公である阿良々木暦はどうか。彼はかつて自分から歪もうとした。高校時代の彼は自分で語る通り、歪んでいた。しかしこの物語では、成長することに積極的になろうとしている。そして、かつてのような無駄な力みがない。一種の諦念を持ちつつ、それでも世の中を良くしたいと願っている。そんな彼のこれからを見守りたいと思う。
2018年9月1日に日本でレビュー済み
家庭に何らかの不和を抱えた人間。
物語シリーズでは何人か登場していることは、西尾ファンの方ならばご存知かと思います。
否、人生においても………私を含め人間というものは完璧な家庭など持っていないのでしょう。
さんざんロリで名声(?)を得た彼ですが、それでも笑える話と、笑えない話があります。
阿良々木暦は、今回も人助けはしません。
「かわいそうなヒロインを助けるヒーロー」という描き方をなかなかしないのが、シリーズの魅力だと感じます。
「人は勝手に助かるだけ」
それは、決して無責任な台詞ではなく、阿良々木は少し手伝うか、相談には乗ってあげるという立場です。
私はスーパーヒーローではない彼のことを、語り手として好きです。
さて、表紙は八九寺ですね。
怪異に縛られていたころからはずいぶん変わった八九寺真宵。
彼女もいい役目を果たしてくれて、新しい一面を感じます。ちゃん付けはとてもできません。
物語シリーズでは何人か登場していることは、西尾ファンの方ならばご存知かと思います。
否、人生においても………私を含め人間というものは完璧な家庭など持っていないのでしょう。
さんざんロリで名声(?)を得た彼ですが、それでも笑える話と、笑えない話があります。
阿良々木暦は、今回も人助けはしません。
「かわいそうなヒロインを助けるヒーロー」という描き方をなかなかしないのが、シリーズの魅力だと感じます。
「人は勝手に助かるだけ」
それは、決して無責任な台詞ではなく、阿良々木は少し手伝うか、相談には乗ってあげるという立場です。
私はスーパーヒーローではない彼のことを、語り手として好きです。
さて、表紙は八九寺ですね。
怪異に縛られていたころからはずいぶん変わった八九寺真宵。
彼女もいい役目を果たしてくれて、新しい一面を感じます。ちゃん付けはとてもできません。
2018年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「まよいスネイル」、「まよいスネイク」から成る一冊です。それぞれの話に今の所繋がりは見えませんが、どちらも登場人物の成長を描いたお話です。登場人物に愛着がある方なら楽しんで読めるのではないかと思います。過去に色々失敗をしてきた彼ら彼女らが、各々の体験を通して得た友人に手を借りられるようになっています。そこには同じ失敗を繰り返さないようにしたいという意思が見られ、登場人物の成長を感じる事ができます。シリーズ通して読んでいて良かったと思います。また、事件が最も絶望的に見えた瞬間にすかっと解決させる西尾先生の手法に拍手。
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