実践 eコラボレーションについて 過去のビジネスの歴史を紐解くと新たなテクノロジーの出現により、大きくビジネスが変革してしまう事があります。PCは個人の生産性を飛躍的に高めました。インターネットはビジネスモデルそのものを変革に導きました。新たなテクノロジーの出現により、ビジネスのやり方が大きく変わろうとしています。それがXMLテクノロジーです。
XMLテクノロジーは今までのeコマースが企業間のデータ交換にしか過ぎなかったものから、企業間のシステムとプロセスの統合という新しい段階へ導こうとしています。それが『eコラボレーョン』です。
当然の事ながら、多くの大手テクノロジーベンダーもこの可能性に注目し、様々なプロジェクトに取り組んでいます。そのサービスの総称が『Webサービス』であり代表的な企業例がマイクロソフトの『.net戦略』です。
この『実践 eコラボレーション』では、XML関連書というと、とかく技術者向けの解説書の多い中、ビジネスマン向けにXMLテクノロジーとは何か、どんな可能性があるのか、一体ビジネスのやり方がどう変わるのかについてわかり易く解説しています。
本書は、新たな企業間取引のあり方を「eコラボレーション」というキーワードで見なおすと同時に、その中でのキーテクノロジーとなるXMLの位置付けを整理することを目的としたものである。
内容(「MARC」データベースより)
日本における企業間取引の特徴と電子商取引の現状を整理し、XMLというテクノロジーが持つ可能性と、ビジネス場面での応用事例、それにより実現するeコラボレーションの一形態としての「eケイレツ」のあり方を紹介する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山本/雅樹
キャップジェミニ・アーンスト&ヤングシニアマネージャー。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了(物理工学)。南カリフォルニア大学経営学修士(MBA)。日本アイ・ビー・エム株式会社、株式会社日本総合研究所を経て、2000年より現職。10年間、通信、ハイテク、電力、エネルギー、建設分野の民間企業や中央官庁等を対象に、新規事業戦略、技術開発戦略、科学技術政策、リスクマネジメント等に関するコンサルティングを行うかたわら、1999年にはラジオたんぱで「生活経済デジタルアイ」のパーソナリティも担当。現在は主に通信分野を担当
岩本/昌悟
キャップジェミニ・アーンスト&ヤングマネージャー。立教大学理学部物理学科卒。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修了国際経営学修士。富士ゼロックス株式会社を経て1998年度より現職。主に通信、製造、ハイテク業界を中心に事業戦略・事業計画、マーケティング・営業戦略、eコマース、バランススコアカード、シェアードサービス、コールセンター、投資分析、ビジネスプロセスリエンジニアリング、ERP導入など事業戦略立案からその実行支援および業務改善などの経営コンサルティングに従事。産能短期大学非常勤講師(1999~2000)。経営情報学会、日本ベンチャー学会会員
渡辺/純一
日本アイオナテクノロジーズパートナー・ストラテジー担当ディレクター。成蹊大学経済学部経済学科卒。センチュリリサーチセンタ(現在CRCソリューションズ)に入社。SEとして勤務。1993年アーンスト&ヤングコンサルティング(現在キャップジェミニ・アーンスト&ヤング)に移り、システムコンサルティング、外資系企業日本法人立ち上げサポート、eビジネス企画コンサルティング等に従事。2000年10月シリコンバレーのベンチャー企業であったB2Bソリューション・ベンダーのNetfish Technologies,Incへ転進、日本担当ディレクターに就任。同社日本オフィスの立ち上げ責任者として事業立ち上げに従事する。2001年5月IONA Technologies,PLCのNetfish社買収にともない、IONAへ移籍。現在パートナー・ストラテジー担当ディレクターとして、パートナー開発業務に従事。XMLによるB2Bソリューションを啓蒙中。特種情報処理技術者、情報処理システム監査技術者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)